第17話:お外での初依頼。謎の奴隷商人を探せ!ってウォー○ーじゃないよね?
訂正:アムス=レナ→アムロス=レイナ
いよいよお外で仕事だよ。
美人ギルドマスターにムッツリスケベがバレたカスミ。バレた仕打ちが執行されていた。
「最初は可愛い顔してたんだけどよ。次第にそれはもう食い入るように胸や脚を見てくるんだぜ。やっと俺にも女の自覚が出てきたようなんだよ。どーだショパン、ゼフ。」
もうやめて~!わざわざ一階フロアに降りて僕の赤裸々な醜態を大声で言わないで~。心が砕けちゃうよ!ヘルプミー!
「カスミ君も趣味が悪い。女性は顔や身体ではなく心で選ぶものだよ。」
あんたがそれを言うか!ナンパ野郎!フィーネさんを口説いてたの奥さんにバラすよ!会ったことないけど。
「ガハッハッハッ!カスミ。お前は変わってるなぁ。こんな鉄の女のどこがいい?」
いやいや綺麗なんだよ。プロポーションも抜群でさ。ボボン、キュ、ボンだよ?俺様口調だけど…異世界の美人度が分かんないよ~。
「ハン!別にいいさぁ。言ってろ!カスミ!俺は女としては魅力的だよな?あんなやらしい眼で見たんだからな。ハッハッハッ!」
なんだか僕は間違えたのか?地球ではモデルさんだよ!?
カスミはしばらく紹介して貰った宿屋で傷ついた心の回復に勤しんだ。
ちなみにコッソリ鑑定したが流石ギルドマスターだった。
名前:アムロス=レナ
年齢:28
レベル:202
職業:剣銃士
体調:良好
体型:スリム
所持金:8520000G
アイテム容量(820/1000)
〈ステータス〉
攻撃力:9090
防御力:8600
魔力:6500
魔攻力:6000
魔防力:5900
回避力:8100
幸運度:7900
〈称号〉
冒険者ギルドマスター(S級)
統括責任者
容姿端麗
百発百中
白銀の悪魔
戦闘の気迫
鉄の女
指導者の器
未来の開拓者
男勝り
乙女の失墜
流石にギルドマスター。ステータスも称号もビックリだよ。百発百中や白銀の悪魔ってやはりあなたはニュータイプなんですね。
指導者の器は分かるけど未来の開拓者?何だろう?容姿端麗が付いてるのに鉄の女と男勝りってあれ?これって±ゼロだよね!
これのせいじゃないの!?乙女の失墜ついた原因って。なるほどギルドの皆が言うのは中味が残念を知ってたからね。ガクッ。
その夜、とある酒場で――――――――――――
一人のフードを被った男が酒場に入り、静かに酒盛りしていた男に近寄る。
「よお。同志よ。例の仕事は順調かい?」
「あんたか。最近はどの都も仕入れが難しくなってな。相場はちいと高くなるかもな。」
男はコップに注がれた酒を飲み干す。
「相場が上がるのは世の常。仕事を止めなきゃいいさ。」
「へっ、長年やってきた事だ。今更汚した手は綺麗にならないよ。」
「そうかい。早速貴族から所望があった。若い奴を2、3人買いたい。できるだけ綺麗な状態でだ。金はそちらの相場に合わせる。質の有無で良ければ上乗せだとよ。…どうだい?」
「貴族様ってのはスキモノだな。わかった。場所と金額は俺達に任せな。モノは品定めして連れてくる。クククッ、だから仕事は止められねぇ。奴隷商人はよ。」
ニヤリと笑う奴隷商人であった。
次の朝――――――――――――――
のんびりと宿屋からギルドに向かうカスミ。
「う~。昨日は恥ずかしかった…アムロスさんには参ったよ。」
ギルドの方に着くとなにやら騒がしくなっている。
「また人拐いがあったんだとよ。」
「あぁ、奴隷商人にあの町に逃げるから兵隊もお手上げらしいな」
「あんな依頼はゴメンだね。」
噂をチラチラ聞きながら受付に着いた。
「おはようございます。フィーネさん。これ前の証明書です。
って随分騒がしいですね。」
「おはようカスミ君。はい。OKです。最近人拐いが多発していてね~王都や帝都は奴隷の売り買いは規制が厳しいの。だけど中には拐って売りつける商人が多くて。」
なるほどこの異世界には奴隷がいるのか。しかし誘拐とは許せんな。
受付の隣に木の掲示板があり、そこには冒険者に発行される依頼書が無造作にピンで留めている。
時間制限や無期限等があり難易度はギルドマスターが情報と照らし合わせてランク付している。
冒険者は掲示板から依頼書を選び受付で発注する。依頼主は依頼を達成、失敗かの証明書を冒険者に渡しそれを受付にて提出。そこで冒険者の金銭の有無が決まる。
サブギルドマスターは冒険者の選んだクエストを依頼主から金銭の有無を受け取る。これが冒険者ギルドの仕組みである。
冒険者は階級問わずにクエストを受けれるが失敗すると違反金を支払うはめになるため
自由は覚悟が必要である。
しかし成功報酬も冒険者の生業である。
ん~あまりいい依頼書ないな…さっき言ってた拉致する奴隷商人ならすぐにランク上がるかも。よし!
「フィーネさん。その拉致する商人の依頼って受けれます?」
その言葉が聴こえたのか周りが静かになる。って静かにならないでよ!注目されて恥ずかしいよ!確かにG級だけどさ、依頼は自由なんだし。
「…確かに受けれますけどD級の依頼内容ですよ?大丈夫ですか?」
すると周りからガヤが飛ぶ。
「やめとけよ。坊主には荷が重いぜ。」
「金をむしりとられるぞ。」
「低いランクにしておけ。」
むっ、言いたいこと言いやがって!先程チラチラ噂を流していた3人か。なら巻き込んでやる。
「なら先輩方、僕と賭けしませんか?」
カスミは3人の方に向かい話す。
「「「賭けだと!」」」
おっと!見事にハモったよ。しかし食い付いた。よし!
「この依頼、クエストをどちらが先に成功するか。僕が負けたら今着ている装備一式譲りますよ。でも勝ったらしこたま飯を奢ってくださいね。いかがです?」
「「「おもしれぇ!乗ってやるよ!」」」
「ちょっと!同じ依頼は」 「許可してやるよ!」
2階からギルマスのアムロスがこっちを見て答えた。
「し、しかし!アムロスさん。」
「先方の依頼主には俺から言っておく。ギルドの中でそんな話をするのは勝手だが、そんな噂を街に流されるのも迷惑だ!よって今からそいつらとカスミで片付けてこい!成功報酬は1ランクアップしてやる。」
おおおお!!と周りが叫ぶ。だから恥ずかしいから!
「わかりました。依頼内容は拉致、監禁、売買に携わって思われる人物像の似顔絵です。この依頼は捕縛がメインです。死亡、殺害は違反金が発生しますので注意してください。」
んっ?んんっ!?この人ってあれだよね!?某絵本の「○○の人探せ!」の赤白のボーダーラインの人だよね!?そっくりだよ!
「潜伏先はここから西にある。ソツクリの町です。かなり本人と似た人が多い為、注意してください。」
リ、リアルウォー○ー探しだと!?ソツクリの町って何だよ!
難易度Dとかウソだろ!こんな顔のいっぱいのそっくりさんの町なんかわかるかあああぁぁぁぁ!!!
こうしてカスミの初の依頼は商人探しと決まり無惨にもカスミのツッコミは心に響くだけ響いた。
次回:町の人達は同じ顔が溢れていました。タイムリミットってあるの?
予告:ハロー、神でぇーす。カスミちゃんもとうとう外に行くけど犯人がいっぱいって…ププッウケる。
次回もよろしくね。




