第16話:ギルドマスターは…。カスミもじもじします。
カスミはうぶだね。
嫌なお城から解放され冒険者ギルドに向かうカスミ。
「しかしカスミ君。真実石にこんなマークが出るなんて初めて見たよ。」
ギルドに着く前にすり替えた真実石をカスミに持たせた。真実石は「?」のマークを示した。真実はいつも1つだろ?色を出せこの石ころ。
「はあ、よくないんですか?」
「わからない。まっ、気にしない。」
ギルドに着くとニヤリとしたゼフさんがいた。
「おう!カスミ。無事だったか。ガハッハッハッ!」
「ゼフさん!迎えに行くって言ったじゃないですか!面倒くさい団長さんに絡まれたんですよ。」
「俺もアイツがキライだぁ。だからショパンさんに頼んだ。」
なっ!知ってて他に頼んだのか!クソ~、ゼフさんめっ!
「カスミ君。ギルドマスターが上で待ってるから。向かってくれ。」
ショパンに遮られしぶしぶ2階に向かった。
2階の部屋の扉に掛けられたプレートを見る。
んっ~アムロスね。ギルドマスターなんだからショパンさんより強いんだろうな~。って事は…僕ヤバイかも。戦いとか模擬戦とかとしたら目立っちゃうよ!うぅ、胃がチリチリする。
カスミは扉をノックする。
「あのぉ~ヨシノ カスミです。」
「着いたか。入ってこい。」
あれ、この声って…。
部屋に入ると回り一面に紙や資料が山の様に積み上がっている。
すぐに真正面に向けると執務机を跨いで立派なイスに座る女性がいた。
カスミは…呆然とした。
服装は軍服に似た物を着ていているのだけならカスミは呆然としなかったのであろう…。
美人でした。
眼には力強さがあり髪が薄い赤色のロング、軍服を押し出す胸、8頭身ともいえるモデルばりのプロポーションをした美人がそこにいた。ど、どこのトップモデルさんですか!?
「そんな所で突っ立ってるな。俺んトコに来やがれ。」
美人の人が俺口調!?でも綺麗だしオッケー!
カスミは執務机の前に立った。
「すまないな。この部屋は俺のイス以外座るのはないんだ。少し立っていてくれ。
紹介が遅れたが俺の名前は「アムロス=レイナ」冒険者ギルドマスター二代目を任される者だ。」
アムロス=レイナ!? もしかしてあの白いロボットのエースパイロットですか!?二代目?ギルドって代継ぎなんだ。
「あの、依頼書ありがとうございました。」
「ショパンに持たせた物か。礼は入らん。だがあまり城には近寄るなよ。城には国王の登城要請の時だけでいい。それに…」
言葉を止めてキッ!と睨むようにカスミを見た。えっ!?
すると頭の中にドラ○エのレベルアップ音が鳴った。
「タタタッタタターン。スキルを覚えました。〈鑑定遮断〉」
いや、だからBGM違うから!前に言ったよね?
「俺の鑑定が遮断されたな。初代と合わせて2人目だ。カスミだったか?鑑定遮断はいつ覚えたんだ?かなりの精神苦痛を行わないと会得しないモノだが…小さい頃か?」
「あの…今覚えました…。」
「…おい。俺をからかってるのか?それとも本気なのか?」
アムロス=レイナは強気にカスミを睨む。だ、だって覚えちゃったんだもん。どうすればいいの?怒っちゃやーよ。…取り合えずどんなスキルなの?
鑑定遮断:このスキル所有者は見せれるステータスを決める事が可能でその際、見せる部分を「解除」、見せない部分を「発動」と唱える。相手の強制鑑定はすべて遮断される。
ま、マジですか!?便利なスキルだな~。ここはゼフさんで成功した芝居で…やってやる!やってやるぞ!
「僕…師匠から拾われた身なので、拾われる前は森の中で木の上や草影に必死に隠れた記憶があります。今まで鑑定された事ないですから…条件を満たしたから覚えたんだと思います。」
フッ、決まったぜ。演技力がレベルアップした気がする。どうですか?監督!ぼ、僕の演技は!?ドキドキ!
「ん~」
ま、まだ足りないのか!?脳内全域の演技力よ~!オラに力を!
「孤児でしたから…生きるのに必死でした。」
フッ、燃え尽きたぜぇ…脳内は真っ白だ。監督…どうですか?
「なるほどあり得るな。よく頑張って生きたな。鑑定は珍しいからあまり大っぴらに言うなよ。」
切り抜けた!!快挙だよ!超気持ちぃー!監督ありがとうございました!
こうして美人のギルドマスター、アムロス=レイナと会話が進むカスミであったが…
「しかしカスミ。お前スケベなんだな。」
「えっ!何故それを!?」
「さっきから胸や脚に視線が来るからな。ギルドの連中からは鉄の女や乙女が欠けてるとか言われるが…お前を見てると女に戻った気がするぜ。ハッハッハッ。」
男のチラ見は女のガン見…忘れてたぜ。恥ずかしい!
カスミはもじもじしてたそうな。
次回:お外での初依頼。謎の奴隷商人を探せ!ってウォーリーじゃないよね?
予告:1、2、3…神でぇーす!カスミちゃんも男だね~。プププッ。次回もよろしくね。




