第14話:お城は怖いです。何故か連行されちゃった。
か、カスミが!捕まっちゃたよ。
「完成~したわよ!カスミちゃん。早速試着しちゃって。」
イワン達がプリプリしながらも両手に防具を持ってきた。ダメだ!胃酸が込み上げてきた。うぷぅ。
赤熊の胴着:D級防具。レッドグリズリーの毛皮を利用した胴着。炎による耐久力が強い。
石亀の上段軽鎧:C級防具。ストーンタートルの素材を利用した上段の軽鎧。耐久力が強く、水による耐久力も備わる。
羽根悪魔の大型マント:B級防具。全体が黒い為、夜外の戦闘では隠密に相手に近づける。さらに火、水、風魔法のダメージを軽減させる。
これはスゴい!たったの30分で三つも出来たの!?お、恐るべしオカマトリオ's!しかも寸法も計ってないのにピッタリだと!?
何かスキルなのか?しかし脳内が鑑定を阻止する…気持ちが落ち着いたら見よう。うん!そうしよう!
「スゴいですね!少しの時間で三つもできるなんて。あっ!造って貰ったお金って…」
「ノンノン!お金はさっきの余りの素材で足りるわよ。それにワタシの実力を見せつけたし~。カスミちゃんならサービスは歓迎よ!」
シット!極力サービス的な事は何か後が怖いから避ける様に言ったが裏目に出ちまったよ。トホホ。
「それとカスミちゃん。防具もいいけど肝心の武器は頼まないの?」
「僕は基本的素手のみで戦闘しますから。今は必要ないかな。」
「あら、残念だわ~!でもいい素材確保したらワタシの店に来てね。」
奥からゼフが現れた。
「おぅ、装備出来たなぁ。次の場所を案内するから出るぞ。」
ようやく長い洞窟(オカマ′S)を抜けるのか。安堵安堵。
冷静になりカスミは考えた。この店は一種のゲテモノ店なんだ。見た目が激しく気持ちが悪いが中身はいいのだからね。よし!次からはその気持ちで店に行こう。
とりあえず装備は整えたので依頼はクリアだ。
店を出たあとカスミとゼフは城の入り口まで進んでいく。
「城は冒険者ギルドに対して要請書がない限りなぁ、近づいちゃイカン。敵と見なして衛兵が出てくるからな。」
なるほどゲームみたくお城は勝手に入るのはダメか。んっ?
真正面から衛兵がカスミ達に近づいて来た。
「そこの青年。門兵の調べで「真実石」で不明な紋章を出した男か?」
「えっ?僕ですか?確かに不思議と言われましたが…。」
「すまないが城まで来ていただこうか。」
なに?な、なんもしてないスよ。助けて、ゼフえもん!
「それは王国上層部の指示かぁ?違うなら後で向かわせる。今は俺の手伝いに使ってるんだが。」
よし!頑張れ~。流石はゼフさん。
「すまないゼフ殿。王国騎士団長からの命なんだ。早急に調べたいと。」
「なっ!アイツの指示か!自分の都合に巻き込みやがってぇ。カスミよ、少し城で待ってろ。すぐに迎えに行く。おとなしく従っててくれ。」
ドカドカと走り去るゼフ。ってちょっと!ゼフさーん!カムバーック!
「すまないな。では城まで付いてきてくれ。」
「はい…」
前と後ろに挟まれて連行されるカスミ。
…いやいやシュール過ぎるだろ!?何にも悪い事してないのに端からヒソヒソと話してるんだよ!?僕、悪人だよ。ゼフさんに待ってろって言われたけど人目に見られた羞恥プレイだよ!
カスミは下を向きながら城に入って行ったのである。
一方、ゼフはと言うと…
「おい、ネーチャン。ショパンさんかギルマス来ているかぁ?」
冒険者ギルドの受付担当のフィーネに凄む。
「私ならいるよゼフ。それにギルドマスターもここに来ている。どうしましたか?」
「ショパンさん。カスミが王国のあの団長に眼をつけられたぁ。さっき連行されたから登城許可書をくれ。」
「あの方に?面倒ですね。わかりました。ギルドマスター!」
2階部屋に向かったショパンなのでした。
次回:あなたは間違っている!少しイライラしました。
予告:はい、神でぇーす。カスミちゃん連行されちゃったね~。神である僕に悪い事した?プププッ!
次回もよろしくね。




