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第13話:お店の男は…あれだった。武具装備しました。

カスミはついに装備するよ。

僕をお人形の様にもてあそんだ野郎市場(おばちゃんを除く)を後にして武器と防具の店に向かうカスミとゼフ。


「ガッハッハッ!そう嘆くな。スキンシップだぁ!ほれ、もう着くぞ。」


くそ~ゼフさんめっ。僕を助ける事なく笑ってたじゃないか!

はぁ、もういいやい!


店に着くとデカデカとした看板に「ブキヤ ベンジャミン」と書かれていた。何でこんなにでかくしたんだろ?


その理由を知った時、心が激しくこの店に距離を置く事になるとは…本当に危ない店だった…。


「よぉ、入るかぁ?」


「んまっ~ゼフ!お久しぶりね~!元気にしてたの?」


「あぁ、お前も相変わらずだな。イワン。」


ムキムキマッスルな身体にゴツい顔、モコモコアフロのきらきら衣裳の…


This is a OKAMA(これはオカマです。)がそこにいた。

そ、そんな…この異世界にも存在するのか!ナンテコッタイ!


「それとイワン。なんだぁあの看板は!ちゃんと「ブキヤ ベンドラー」に直して来い。」


「私はベンジャミンよ!ワタシのお店なんだから勝手でしょ!」


「お前、賭けで負けただろがぁ。それにこの店も俺が貸し与えたもんだぁ。」


「ふん!もういいわ!それで何のようなの。武器なら以前研いだでしょ?」


「今回は新人の冒険者の手伝いだぁ。カスミ、この男は武器と防具の店長のイワン・ベンドラーだぁ。」


「ベンジャミンよ!あら新人さんをワタシに紹介だなんて珍しいわね~。イワン・ベンジャミンよ!」


「初めまして…ヨシノ カスミです。」


「あぁ、期待の新人だからなぁ!いい武具屋を教えねぇとな。」


「んまっ~なんて事!ゼフにしてはすばらしいわよ!」


どこがすばらしい!?僕は悪い夢を見ているのか?いや、落ち着けカスミ!武具屋にしたらいい所なんだ!あくまで武具!

んっ?何か騒がしい……まっ!まさか!?

すると奥から二人…オカマが現れた。


「ママ!なんだか騒がしいわよ!」

「そうよ!ママ。ってあら可愛い子。」


「お黙り!そうそうカスミちゃん。紹介しておくわね。こっちがディル・ラベンダーでそっちがワーカー・チューリップよ。」


「ママ!私たちモノじゃないのよ!」

「そうよ!ママの紹介はいつも下品!」


「お黙り!カスミちゃんが怯えるでしょ!気が利かないわね。」


怯えてるよ!あんたも含めて!どうやらここは武具屋ではなくテレビで放送していた悪質なキャッチバー以上の恐怖だよ!

ゼフさんがいい武具屋だと信じたのに~。第2のトラウマになりそうだよ!うぅ、怖すぎるよ。


流石にゼフが怒った。


「グダグタうるせぇ!お前たちのバカな口喧嘩を聴きに来たんじゃねぇ!!……フゥー、すまんなカスミ。でもな武具に関しては間違いなく腕は立つ!確かショパンさんから聞いたが鑑定持ちらしいな?武具も鑑定できるか?」


「あっ!出来ますよ。」


「よし!イワン。お前のとびきりな武具を出してやれ。」


「もちろん!ワタシのトコからアレ…持って来て。」


「OK!ママ。」


二人は奥に消えて、武器と防具を持って現れた。


「カスミちゃん。武器や防具にもランクがあるのは知ってる?」


「へぇ、ギルドみたくランクがあるんだ。」


「ランクはギルドと同じくG~S級までランクで分かれてるの。ワタシの武具を鑑定して。」


アースオートクレール:S級武器。聖なる大地から悪霊を切り裂く力を得て造られた魔剣。大地竜の血を混ぜたことで切れ味がバツグン。柄の部分に大地の結晶石を埋め込んでる為、水属性の魔物に多くのダメージを与える事が可能。


双頭竜の竜鎧ツインドラゴンアーマー:S級防具。炎と氷のブレスを吐く双頭竜の素材で造り上げた鎧。燃えたぎる炎や凍える氷風も防ぐ効果があり、防御力も高く魔法による攻撃も減少させる。


「…えっと、両方S級の武具ですね。これをイワンさんが?」


「カスミ。鍛冶が生き甲斐のドワーフ族がどれだけ究極の武具を完成させてもS級武具は出来ない。しかしイワンはハーフドワーフでな。ドワーフ族の血と人族の血がイワンの鍛冶師を開花させたんだ。この世界にS級武具を造れるのはイワンしかおらんのだよ。」


な、な、何だって!!ドワーフを越える武具を造れるのはこのオカマだけだと!?今日一番のビックリだよ!!何なの!?ハーフドワーフって。


「それだけじゃないわよ。ママはブレスレットやペンダントの附与魔装具も得意なのよ。」

「あらゆる装備品に関してはママは世界一よ!」


「フフフッ。カスミちゃん。ワタシの実力わかったかしら?」


3人のオカマ達はどや顔なポージングを取った。何故に?


「まぁ、カスミ。お前なら強い魔物から素材を集められそうだからなぁ。実力はあるんだ。武具も最高の物がいい。」


「そうよ!カスミちゃんもモンスターから素材を持ってきてちょうだい。ワタシが最高の武具を造ってあ・げ・る。」


うぅわぁ!悪寒が…た、確かに腕は立つなら…よし!


「イワンさん。以前ここに来る前にモンスターを狩りましたので防具を造れるか見てくれますか?」


「防具ね!こっちの棚に広げて。」


モンスター集団を倒した素材を広げた。


「おぉ!大量じゃねぇか。D級の素材もあんのか。」

「ママ見て。D級のレッドグリズリーの毛皮もあるわ。」

「こっちにはストーンタートルの甲羅もあるわ!C級よ!」

「いえ、一番はこれね!B級のガーゴイルの羽根があるわ。カスミちゃん!本当にこれ一人で取ったの?」


流石に4人に驚かれたか。正直に言おう。


「近くの村でモンスターの襲撃がありまして。安眠の邪魔したので…狩れるだけ狩りました。」


すると少し経ってからゼフが笑った。


「ガッハッハッ!安眠の邪魔とはな!流石カスミだぁな。模擬戦で俺に一撃を入れれる訳だ。」


「スゴい何てモノじゃないわよ!逸材よ!逸材!カスミちゃん!これだけあれば防具なんて簡単よ!待ってて、すぐに造り終わるから。あんた達!仕事よ!防具のオーダーは決まってる?カスミちゃん。」


おっ!すぐ造ってくれるの!?マジか!言ってみる物だよ。


「できれば動き易いのを。」


「わかったわ。ゼフ。あんたも手伝って。先輩でしょ?」


「フゥー。わかった。カスミは待ってろ。」


4人の鍛冶師が奥に消えていった。


言われた通り待っていると…ものの30分で防具が完成した。


ええっ!!早くない!?普通2時間くらいかかる物じゃないの!?

世界一の鍛冶師は凄かった。色々な意味で。

カスミはついに装備品をてにいれたのであった。


って装備は?

次回:お城は怖いです。何故か連行されちゃった。

予告:どもどもどーも!神でぇーす。カスミちゃんの周りってスゴいキャラ濃いよね~(笑)

次回もよろしくね。

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