第12話:依頼を受けます。実はゼフさんはいい人でした。
街をブラブラ~異世界すごーい。
若干のガラスの心が回復したカスミ。
何事もなかった様に仲間と話しているゼフ。
この不用品の称号を手にいれたとすると…鑑定。
名前:ゼフ=ガンドロフ
年齢:166
種族:ドワーフ族
レベル:152
職業:鍛冶師
体調:良好
体型:やや太り
所持金:152270
アイテム容量(3900/5000)
〈ステータス〉
攻撃力:7700
防御力:6200
魔力:900
魔攻力:800
魔防力:2520
回避力:3780
幸運度:6190
〈称号〉
冒険者ギルド(S級冒険者)
アイテム目利き
鍛冶師の心
大酒豪
雷豪の戦人
パーティ名〈鉄筋野郎〉リーダー
やっぱり~!ショパンさんと同じS級でしたよ!しかもドワーフ族?僕の知ってる知識のドワーフって小さいイメージだけど…ゼフさん、2mはあるよ!?雷豪の戦人ってカッコいいな~僕のと代えてくれないかな?救世主と。鉄筋野郎って頑固者の集まり?
粗方鑑定が済んだ時、ゼフがカスミに近付いて来た。
「おい、カスミ。戦った時もそうだがお前、装備はちゃんと持っているのかぁ?」
ゼフから的確な言葉に気付く。
確かに自分のチートぶりが支配してて肝心の装備アイテムを忘れてたよ!グッジョブ!ゼフさん。
ん~異世界から来ましたから装備はありませんなんて恥ずかしいし冷たい眼で見られるのも耐えられないから…ここは一つ、芝居をするか。
「実は森の中で師匠に拾われまして。アイテムや装備に興味ない師匠でしたので僕に武術のみ教えてこの世を去りました。師匠には自由に生きろと言われてたので…。」
よし!自信作の芝居だ。ど、どうですか!ゼフさん!
「そ、そうか…悪い事聞いちまったな。」
その言葉!僕の心は満足です。
「よし!カスミ。依頼を受けて来い。初心者の依頼の中に「自分の装備を整える」って依頼がある。その依頼には金銭はないが冒険者の身構えってもんだ。街は初めてだろ?案内してやる。」
あれ?それって依頼なの?はっ!そうか!これはチュートリアルか!しかしゼフさんいい人だな。ひげオヤジって心の中で叫んだ事は謝ろう。心の中で。
「わかりました。案内お願いします。」
「ウム。受付の妖精族のネーチャンに依頼して来い。」
はい!わかりまし…妖精族!?あのフィーネさんが!?ゼフさんもそうだけど小さいイメージが…。異世界って分かんないよ~。
「しかし得物も無しで俺を撃退するとは。その武術ってヤツなのか?」
「基本は素手だけで相手を仕留める武術ですから。」
「流石に世界は広いもんだよ。」
全くその通りですよゼフさん。神様の仕業ですかね。あの神の!
納得しながらもカスミは初の依頼を受けてきた。流石に金銭も発生しない依頼なので期限は無期限だそうな。
「よし!この街には行っていい場所と悪い場所があるからなぁ!
覚えとけよぉ。武器や防具に関してはいい所を紹介してやろう。
人はあれだが物は逸品だからなぁ!」
「ありがとうございます。ゼフさん優しいですね。」
「バッ、バカ野郎!余計な事言うな!…ほら行くぞ。」
照れているのか頭をポリポリかきながら歩いて行く。
こうして街をブラブラするカスミであった。
「ここは街一番市場だぁ。食材や簡単な情報を欲しいなら便利だ。」
うわぁ、人がゴミの…ストップ!言っちゃいけねぇよぉ!悪い子になっちゃうよ。でも人がいっぱい…嫌だな。
「よし!次はこっちだ。」
市場の真ん中をズカズカと進むゼフ。流石に人が避けていく。
「よぉ、旦那。食材でも見に来たのかい?」
「いい肴あるよ!持ってくかい?」
「バカだね~。あんたたちは!ゼフさん情報かい?」
流石S級!知名度も半端ない。
「悪いなぁ、今新人の依頼の手伝いしてんだ。活きのいい新人だからなぁ。」
ジロジロと視線が集まる。やめて!恥ずかしいよ!見ないで!
顔が真っ赤になっていく。
「ハハハ、ゼフさん。確かに活きがいいやぁ。」
「市場で活きがいいなんて最高だよ。」
「バカだね~。あんたたちは!ごめんね。大丈夫かい?」
チクショー!バカにしやがって!おばちゃんのフォローがなければ指崩点放つ所だったぞ!ゼフさんも笑ってるし。
「ガッハッハッ!次に行くぞ。近くに武器と防具の店があるからな。」
恥ずかしながらゼフと進むカスミであった。
次回:お店の男は…あれだった。武具装備しました。
予告:まいど!神でぇーす。いやいやカスミちゃんいい人と出会ったね~。恥ずかしがり屋は健在だけどね~プププッ。
ようやく装備するんだね。次回もよろしくね。




