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第11話:新たなる称号…やめて!いらないから。無事ギルド登録しました。

ひげオヤジって強いのかな~。

ひげオヤジことゼフは今持っている簡素な斧がフッと消えると代わりに全体が薄い青色、持ち手の方にしなりがあるデカイ戦斧が現れた。


「見るのは初めてかぁ?雷王の戦斧ライジングアックスだぁ。使うのは久しぶりだからよぉ!ガッハッハッ!」


…マジか?このひげオヤジは。テストでそんなの振り回しちゃうなんてドン引きだよ。あの斧、バリバリと電気が見えるけど…ウソだよね。


「この一撃を避けたら合格だぁ!覚悟はいいか?」


猪の如くカスミに向かってくるゼフ。


するとカスミ(身体)もゼフに向かって走り出した。悩むカスミを置いて…

ってちょっとちょっと!何を無視して走り出してるの?もう身体怖いよ!ホラーだよ!


すると頭の中に情報が入ってくる。


んっ!そうか!その技があった!


流石にリーチの差があるゼフの斧が斜め下段から振り上げられた。


カスミの身体がスパン!と真っ二つになる!


「なっ!?なぜ避けな!いやっ!手応えがねぇ!」


切り裂いたカスミは霞となり消えていく。


ゼフは自分の腹の前で構えたカスミを見つける。


「疾風正拳突き!はっ!」


隙の空いた腹部に拳を直撃させた。

地面をジリジリと反発を踏ん張りながら正拳突きの衝撃を押さえ込んだ。


「グッ!フウン!…ガキ!合格だぁ!」


「…僕の拳を耐えた人は初めてですよ。先輩。それと僕はヨシノ カスミです。」


「わかった!カスミ!俺の事はゼフでいい。上で登録済ましちまえ。」


ビシッと指を上に指した。全く、豪気なおっさんだよ!


カスミやそれを見ていた冒険者もトタトタと階段を上がって行った。


「……行ったか。ショパンさん。回復薬あるかぁ?思った以上に脚に来ちまったよ。」


ショパンはゼフの脚を見るとガクガクと震えている。


「迷子を届けただけが期待以上を魅せてくれる。」

ショパンが嬉しそうにゼフに話す。


ゼフは貰った回復薬を飲みながらニヤリと笑った。


「ギルマスも願っていた…金のたまごだぁ!ガッハッハッ!」


上で受付登録をするカスミ。もちろんこの異世界に日本語はないがカタカナなら大丈夫。カタカナって万能なのかな?甚だ疑問だよ。


「はい。それでは登録完了する「血の一滴」を貰いますね。腕を前に出して下さい…ちょっと逃げないで!」


フィーネがカスミの腕を引っ張る。


「血の一滴って何!?怖いよ!痛いのやだ。」


するとフィーネさんは片手を僕の頬に当てて顔近づけた。


「ダーメ。逃・げ・な・い・で。」


えっ!ちょ、ちょっと!フィ、フィーネさ、痛っ。

引っ張っている手の指をピンで刺していた。


「フィーネちゃん。今度私にもしてね。」

「ショパンさん。奥さんに言いつけますよ。」


ショパンもいつの間にか隣にいた。うぅ、フィーネさんは魔性の女だよ…指先痛い。

追い討ちの様に頭の中にアナウンスが鳴る。


「新たな称号:冒険者ギルド初心者(ランクG級)を獲得しました。

新たな称号:ギルド期待のたまごを獲得しました。」


なっ、なっ、なんとぉー!!最初の称号はわかる。もう1個の称号はなんだ!?


カスミはその称号をタッチする。


ギルド期待のたまご:ギルドの登録前に上位ランカーを撃破した称号。怪物のたまごかもね~by神様。


ノォ~!目立ちたくないのに!ゼフさん薄々気付いてだけどさぁ!は、ははは。やめて!いらないから!救世主と一緒に消えてくれ~!神よ~。チャラ神以外よ!僕を救ってくれ~~~!


登録完了後、カスミはギルドの片隅に小さくうずくまっていたらしい。



次回:依頼を受けます。実はゼフさんはいい人でした。

予告:ども!神でぇーす。カスミちゃんギルドの期待のたまごだって~プッ、ウケる~。初依頼ガンバっ!色々と…プププッ。

次回もよろしくね。

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