12.突然の衝撃
「それはそうと、息子よ。そろそろ婚約って年齢じゃないか?」
こういうのを青天の霹靂というのだろうな。
「えー、俺やだよ。俺はできるなら向こうで結婚したいなー。仕事して、疲れて帰ったら温かいご飯と愛する妻が家で待ってるみたいな?」
「なーにを夢見る乙女みたいなことを言っているんだ?お前は王子だぞ。お・う・じ! 国を代表するんだ。国の顔だな。温かいご飯?毒見すれば冷えるのは道理だろう?」
俺は自分の運命を呪いたくなった。逃避行も無理だしな。相手いないし、いたとしてもソフィが突撃してくるだろう?はぁ、いやだなぁ。
「えーっ、国はソフィが女王として治めてくれれば……」
「馬鹿もーん!ソフィがその器じゃないことはお前がよく知っているだろう?」
あー、向こうでいっぱいやらかしたもんな……。
「そこで、今あがっているのが公爵家の次女・ジャスミン嬢との婚約だ。ジャスミン嬢はなぁ、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花というやつだな」
「その言葉はこっちにはあるのですか?ソフィがなんのこっちゃ??って顔してますけど?」
「ソフィは無視しよう。まぁ、パーフェクトな令嬢だな」
「俺は見た目もそうだけど、内面も重視しますよ?」
「今度、見合いの席を設けるから、まぁ若いもんは上手くやれよー」




