隠し事
そんな時携帯から着信音が鳴った。
電話の音だ。
僕は、携帯の画面を見ると叔父だった為出ることにした。
「もしもし、どうしたんですか?」
僕はソファに座ってテレビをつける。
いつも見ている番組に変える。
このあと母親に電話しなくちゃっと考えていると
『もしもし。いやー、もう入学式近いし、お祝い物とか何がいいかなぁーっと・・・。あと、その、例えばなんだけどな。何かトラブルとか起きてないかなぁー、とか・・・。』
叔父は歯切れの悪いような言い方をした。
僕は母親のことを考えることを一度やめると最近の出来事を思い出す。
「いいえ。特にはないです。」
僕の回答に電話越しでも分かるような叔父のほっとした感じが見て取れた。
少しイジワルでもしてみようかと僕は神妙な声を出した。
「叔父さん。もしかして、前住んでた人が亡くなったとかしました?」
『えっ!?いや、その・・・。それ、誰から聞いたんだ?』
叔父はビックリしたような怖がっているような声が聞こえた。
僕の知らない話だ。
というか、よく親族に貸したものだと思う。
「いいえ、誰にも聞いてませんよ。カマをかけただけです。何を隠してるんですか?」
『怒らないで聞いてくれるかい?』
叔父は、おどおどした声で僕の反応を待った。
「えぇ、もちろん。その代わり、包み隠さず全てを語ってくれますよね?」
僕は鋭い声で叔父に言うと、叔父は申し訳なさそうにクチを開いた。




