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現在
それから母親と話をするようになった。
今までの花の名前や子犬のこと。
お互いに名前を出し合っては今も悩んだりしている。
やがて子犬の写メも送るようになり、綾瀬も嬉しそうに母親との関係を喜んでくれた。
そして弟からもメールが来るようになった。
兄はもっと堅物で花や生き物に興味をもったり、文章はもっと堅いと思っていたと意外にもビックリした文章がきた。
僕は人知れず笑ってしまった。
綾瀬に弟のメールを見せると同じように笑った。
「藤井君が堅物って、こんなにも面白いのに?。普通初対面で子犬貰ってくれる人なんてそうそう居ないのに」
「確かに・・・。なんでだろう。でも今では良かったと思ってる。綾瀬にも会えたし」
歯の浮いたような台詞を恥ずかしげに言うと綾瀬はお腹を抱えて笑った。
「ありがとう。」
綾瀬はお腹を押さえながらお礼を言った。
「あ、そろそろ帰るね。」
綾瀬は玄関に向かうと手を振った。
「またね。」
「うん。また明日。」
今でも、そこまでしか送らせてもらえていない。
少し残念だが、これ以上踏み入ることをなんだか綾瀬に嫌われるのではないかと思い何も言わずにいる。
本当は家に行ってみたい、と言いたいが
今の状況で僕は十二分に満足しているのだから
これ以上は高望みしすぎてるかもしれない。
僕は綾瀬を見送るとリビングに向かった。




