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わすれな草  作者: 紅朱
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約束

次の日から僕のだいたいの一日の基盤となる日常が出来上がってきた。

朝少は子犬によって起こされ朝ごはんを簡単に済ませると買出しに行き

帰宅すると持ってきたノートパソコンでネットで欲しい本等を確認する。

お昼前くらいに綾瀬が来て他愛の無い会話や子犬とじゃれ合ってのんびりと過ごした。

そして夕暮れどきに綾瀬は決まって送らなくていいと言って帰宅していく。

だんだんと慣れてきた日常に僕は心地よさを感じ始めたころ綾瀬は泉に行こうっと僕を誘った。

「いいよ。」

入学式まで一ヶ月を切った位のころ初めて綾瀬から笑顔で誘われ

僕は少しマシになった笑顔で答えた。

「それにしても急にどうしたの?。泉に行きたいだなんて。」

「たまにはいいかなぁーって。」

少しだけ気になって僕は子犬とじゃれ合うのを中断して隣にいる綾瀬に首を傾げた。

綾瀬は子犬の頭を撫でて立ち上がる。

ふわりっと綾瀬の髪が揺れる。

「いいけどさ。」

僕は少しだけ不服だが、追求することを避けた。

綾瀬から甘い香りが鼻をくすぐる。

僕は子犬のじゃれあいを再開すると綾瀬は笑った。

そして、いつもより早めに綾瀬は帰って行った。

明日泉にピクニックにいくことを決めて。

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