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土魔法の令嬢  作者: 雪風花


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約束の剣、

ジェラルドは 途中アンナの作った食事をとり、僅か一日で王都についた、彼は何処にもよらず、目立たず大切なミスリルの岩石を持って、ギルド近くの武器職人の店の前にファリと降り立った。

武器屋の店の扉は固く閉ざされ、中からは、鈍い何かを叩く低い正確な音が響いていた。

ジェラルドは、扉を、たたき、アーノルドの息子、ジェラルドが参りました、と大きな声でさけんだ。

なかからは、反応がなかったが、となりの防具屋の職人がでてきて、ジェラルドの顔をみた。

その美しい顔に、確かにアーノルド様の面影があり、ガルシアの弟ガリアは裏口から、兄の店に通した。

ガルシアは額に汗にうっすら汗をかき、一点に集中して、ひたすら、鋼を打っていた。

ガリアが兄に声をかけると、ガルシアはガリアが連れてきた少年の顔を見た。

ジェラルドは、父からミスリルの配達を頼まれましたと、彼のシールドから、おおきなミスリルの岩石を出した、  ガルシアを何も言わず、ひたすら、岩石とジェラルドの顔を見ていた。

そして、ジェラルドに剣をみせてくれ、とポツリと言った。

これほどの岩石を3つ、やすやすと運ぶこの少年、さぞかし魔力が強いのだろう。

その剣が見たかった。   剣をまじまじと見ると、その剣はほんの少しミスリルがつかわれているだけだった。  たぶん彼の魔力をこの剣はすべて、受け取れないだろう。  それなのに、この少年は父アーノルドと魔獣退治をしているのか?    ガルシアはこの王子様のような、美しい顔のジェラルドを見て,感嘆の思いだった。   自分ならもっと良い剣を作ってあげられる。

でも、しばらく剣を打ってなかったので、 腕が思うように動かない。 ガルシアは、アーノルドと剣を作る約束を交わした次の日から、酒を断ち、朝から晩まで鋼を叩き一心に練習していたのだ。

でも、この少年を見てから、良い物を作ってあげようとの思いがわきあがり、彼に何度か剣を振らせ、彼の剣の太刀筋、など鋭く観察するのであった。  やはり風魔法なので、アーノルドの水魔法とは違う太刀筋をしている。  もう一度、ジェラルドの剣を握ってみた。  その感触、重さ、天才と呼ばれるガルシアは剣を握れば、すべてがわかるのだ。   ガルシアは大きなミスリルの岩石をみて、これ一つあれば、剣、3フリぐらい作れると、笑ったが、ジェラルドはお父様が全部ガルシアさんのところに置いて行けとおっしゃりました。 というと、これは大変なことになった。と笑ったが顔には多量の汗がふきだしていた。  鍋でも食っていけと言われたので、3人で鍋を囲んで食べた。

これが、お父様に言ってた何でも鍋か?  ジェラルドは笑った。

その笑顔をみて、ガルシアはこの少年はどこか遠い空から来た、王子様のようだと思った。

剣の話、魔獣の話、3人でいろいろ話した後、ジェラルドはさらに南の子爵領にカルロス邸を目指し飛び立った。  ローリーさん達に最高の魔石と父の伝言をつたえるために、、、、ミスリルの鉱石を届け、彼の気持ちは少しだけ身軽になった。


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