憧れの王都、そして運命の魔力判定2
馬車でどんどん伯爵領を走る内、すでに3日間この伯爵領を馬車で走ってる。
私は外の景色をみるたび、不機嫌になってしまった。
そこには豊かな緑が広がり、小麦畑や野菜畑が続いている、途中寄った街も活気に満ちて、街の人達も幸せそうだった。
伯爵領は長細いのか?
私たちの領地は広大な砂漠のような領地で馬の負担が少ないよう、最短距離で通り抜けたのに、この伯爵領は行けども行けども伯爵領、もちろん子爵領より大きなものだと思うけど、結局、この国の王は、恩賞と称して私たち家族に一番厄介な領地を押し付けただけなんだなぁと、改めて思った。
たとえ私が聖女になろうとも、国のため、国王のためには、一切働かない。
よくある、王子様との結婚も、ないない。ぜったいない。
一人で馬車の中でブツブツ言っていたら、聖女?王子様と結婚? 兄がおどろいて、聞き返してきた。
もうすぐ宿に一泊するので、心を落ち着かせろ? 長旅で情緒不安定になってしまったのか?
違うの、私はこの世界の不平等を嘆いているの、と言い返そうと思ったが、兄にそんなことを言っても仕方がない。 母様の心配そうな顔が、気になる。 ごめんね、少し疲れてしまったのかもしれない。
今日は宿でゆっくりして、疲れをとるよ。 明日は公爵領に到着するね。どんなところだか?
楽しみにしてるよ。 私はにっこりしながら、兄にいった。
今日の宿はあまりよくはないが、公爵領での宿は豪華だから、楽しみにするように、、、
兄は優しく私に言った。
次の日は王都で、午後は教会でお前の魔法判定がある。
私は魔力判定のことを思い、ゆっくり休む気満開で豪華さがまるでない、宿に入った?
でも、この宿って、、、、白爵領で一番安い料金の宿なんじゃないの? 兄様?
宿はお母様と2人部屋だった。ベットは一つしかなかったので、私お母さまの豊かな胸に抱かれて、眠った。ふと、お父様は今頃どうしているだろうと思った。
次の日馬車は公爵領に入った。 豊かな領地、まさに豪華という言葉が似合う公爵領。
兄は素晴らしい風魔法と立派な鑑定の資格があるのに、あんな荒地で来る日も来る日も魔獣退治にあけくれて、若者らしい楽しみも知らないのに、この領地をみて、何とも思わないのだろうか?
公爵領の立派な街を見て、本当に私たちは子爵の爵位はあるが、つくづく貧乏な田舎者なんだなぁと思った。 でも同時に私たち家族は、僅かではあるが、残った村人たちを大切にする、立派な領主なのだなぁと思った。




