憧れの王都、そして運命の魔力判定
今日は王都に出発する日だ。 空はお兄様の目のような水色で、私の晴れの日を祝福しているようだ。
母と兄と私は,3頭の立ての馬車に乗り王都に旅立った。
途中我が領土唯一の街によってみたが、悲しくなるほど、活気がない。
町一番大きなとなりの男爵家が経営してる魔道具家を覗いてみたが、お客さんが、まばらにいるだけ、、、
午前中だったからかもしれないけど、この店は赤字、間違えない。
何点か興味深い魔道具が展示してあったので興味を持ったが、あまり時間がなかったので、早々に店をでた。
ついでにエリーのお姉さんが務めてるドレス店ものぞいたが、こちらは、エリーのお姉さんらしき人が忙しく働いていた。 エリーの話だと、ここの店の人は腕が良く、時々王都からも注文がくるらしい。
エリーのお姉さんらしき人は私のポシェットをチラチラ見ていた。
私は近づいて声を掛けようと思ったが、呼ばれて店の奥に入ってしまった。
私は店のドレスをあれこれ見て回った。 こんなドレスでお城の舞踏会に出たら、王子様がこんにちは、って挨拶してくれるのかな?
ちなみに今日私がきている服はメリーが徹夜して、作ってくれた、上が白で下が私の目の色の若草色のスカート、もちろん裾には豪華な白いレースがついている。 白い服は教会に行くときに着るので、
自分の部屋の隅にあった籠に入れてもってきた。
メリーには私が外出中に自分の青色の服をつくること、 ドレスの残りはメリー用に、、、もうひとつポシェットを作ってもいいし、何でも自分の好きな物を作ること、あとこれは私用に出来るなら、もう一つ寝間着を壊して、少し濃いめの色で、動きやすい作業服を作ってほしいと頼んでおいた。
ちょっと馬車に座ってるだけで、お尻がいたくなったので、クッションも作りたいな。
クッションの中には藁をいれるの? それとも乾燥した草? やはり綿だよねぇ。
お兄様もお母様も街の低迷をみて、少し元気をなくしたようだったけど、お兄様は今回父親代理ということで、少し緊張してるのかな?
私は馬車に戻り、馬車に揺られ、お父様が用意してくれた、氷水を飲んで、あれこれ考えた。
途中伯爵領に入った頃から、少しづつではあるが、緑が目に飛び込んできた。
途中の街で、皆の昼食にパンを買ったが、丸くてフワフワの美味しい丸パンだったので、兄に半分に切ってもらい、ついでに、お父様が凍られた固い肉をナイフで薄切りにしてもらってから、お母様に火魔法で軽くローストしてもらい、パンに肉をはさんで、みんなで食べた。 これに塩とハーブが少し入ればなぁと思いながら美味しく食べた。
昼食を食べて、元気を取り戻した兄が、夕食は伯爵領の食事処で食べようと、言ったが、一日目からそんな、贅沢してよいのかな?兄上様。
夕食は馬のご飯と馬を休ませるため寄った、ドライブイン?のような場所で安くて美味しいご飯を食べた。 お食事処で肉と野菜をミルクで煮たシチュウのようなものが、フアフアなパンと一緒に出てきた。 異世界に来て、こんなおいしい食事をとったのは、初めてだったので、これで兄のとってきてくれた、リンゴのデザートがあれば、私は最高に幸せなのになぁと思った。
馬はこの馬車道亭の側の草原で休ませるので、私たちは馬車の中で寝て、朝を待った。
これが、とてもきつかったのよ。




