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王都までの道

翌朝、私は目覚めると、ガウンを羽織り、皆の待つ食卓に向かった。

メリーが朝、髪を梳かしたり、顔を洗う手伝いをしてくれるが、そんなことは、自分でできるからね。

もう病人ではないし、、、

メリーとはメイドではなく友人のように思ってる。  この屋敷に2人しかいない、貴重な使用人。

大事にしなくちゃね。  綺麗で優しいお洒落なメリー、私とは気が合う。

ただ、彼女の家は貧しいので、生地も満足に買えないし、お洒落したくても、なかなか難しい。

彼女の姉が近くの街のドレスメーカーに勤めているので、時々村に帰ってくる時、お土産に生地の端切れをもらってくるので、それを大切に宝物としてとってあるのだ。    

街といっても、隣の子爵領と隣り合わせの場所で、お互いの共通の街になっているが、今ではすっかり寂れている。 隣の子爵領も年々砂漠化しているので、領主は魔道具作りを主に生活の糧にしている。

この2つの子爵領は辺境伯の領土とも面しているので、昔は冒険者でにぎわっていたこの街も、魔道具を買いに来る貴族が時々訪れるだけの、寂しい街になってしまった。

そんな話をメリーはしてくれた。  メリーの集めている端切れは、パッチワークのことが、頭をよぎったが、今は寝間着を普段着に作り直すことだけに集中しようと思う。


皆がそろった食卓は相変わらずであったが、父が4日後、王都にある教会に私を、行かせることを告げた。

王都の教会はここから馬車で5日間ほどかかるが、休憩や2泊の宿泊を含めると、一週間はかかる。

それまでに体力を温存させておけと私に言った。  大丈夫私はまだ見かけは、少し不健康そうにみえるけど、健康そのものだから、、、

魔の森がこのところ不安な動きなので、父は領土に残ることにしたらしい。

父のかわりに兄が父親代理で魔石、父の報告書をもって、王都いくことになった。


今日は3人で村の周りを重点的に回るそうだ。

途中食料になる魔獣が狩れれば、冷凍して、村に届ける。

それが何より、村の活力になるのだ。

3人の出かけた後、私は少し蜂蜜を舐めて、メリーを部屋で待った。

まず、王都の教会を訪問するために白いドレス?を作るわよ。

白いドレスと言ったら、聖女、授かる魔法は光、漫画なら、これですっかり解決。

私の心は王都の教会に飛んで行った。  その頃は、、、、


メリーが食事を終えて、私の部屋に戻ってきたとき、私は4日後の王都に魔法を授かりに行くと話した。

それまでに白いドレスを作りたいとメリーに頼んだ。

小さくなったドレスを解き、白いレースでスカート部分を裾から何段か飾ろうと思う。

メリーは賛成してくれて、さっそくスカートの部分に取り掛かった。

私はもっぱら、一番小さな、7,8歳用のドレスの解体をしていた。

ドレスを解きながら、メリーに話しかけた。

このドレス、解体をお母様の了解を得たとき、お母様は何か言いたげだったのだけど、私が、7,8歳の時何か、あった。

メリーはドレスを見て少し考えていた。そして、お嬢様、このドレスはとてもレースの部分が豪華で、王都の特注のものです。 まだ私はこの屋敷には居ませんでしたが、確かお嬢様は8歳の時、辺境伯の領主様の希望で、辺境伯の嫡男のおぼっちゃまと、婚約した時期です。

その後、お嬢様のお体の件で、婚約放棄されました。

はぁ。私婚約してたの?   しかも、病気で寝てる間に婚約放棄されたの?

まあ、好きでもない人と婚約放棄されても、別に何でもないし、むしろラッキーではあったけど、この年でバツイチはきつい。

もう、嫁には行けないんかも?  ムムム。  私はドレスを解く手に力をこめた。

このドレスの生地も、きっと良い物をだと思うので、可愛い、ポシェットを作りましょう。

とりあえず、私とマリーの分ね。

それからの私は毎日健康に気をつけるべく、たくさん食事を食べて、たくさん寝て、王都への道にそなえるのであった。  

その間女神なる女性は私の夢の中にも、一度も登場しなかった。  まさか、うっかり女神らしき人、約束、忘れてるわけじゃないよね。




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