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土魔法の令嬢  作者: 雪風花


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午後の庭

村長さんが、帰ったあと、私はメリーと昼食の支度をした。 この間 子爵領で買ってきた野菜がまだ冷蔵庫にたくさん入っていた。  料理しながら、メリーにアニーさんのことを聞いてみた。

アニーさんはすごく真面目で、昔から皆の畑仕事を手伝って、力持ちで優しい人だったとメリーは言った。

そんな人が我が家の庭に来てくれて、良かった、と私は思った。


なんだか他の領で、さんざんな目にあったようなので、ここでゆっくり心を癒してほしい。

食事はこれからは、アニーさんの分も作ろうね。  村長さんにも食べて行ってほしかったけど、村長さんはそれどころではない、午後から一人応援をよこす、早く野菜の庭が見たいと言って慌ただしく村に戻っていった。  村長さんも私の庭、楽しみにしてるのね。  

明日は私が午後、村長さんの家に訪問するので、そのさい、村の人達にも会っておきたい。と帰りがけ村長さんにお願いした。       たぶん砂地なんだろうけど、村の隣の領地もみておきたい。

今はお兄さまのシールドで守られている村だけど、さらに大きくなるなら、なにか砂の侵入を防ぐ方法も考えないといけないね。

まあ、岩盤て、どこにでもあるものでもないし、、、木をたくさん植えて防風林をつくるとか、砂を脅かすとか、いい方法がまだ考えつかない。

アニーさんはまだマークと庭にいて私の庭の設計図を見ているらしい。

マークもなぜか懐いているし、仕事熱心な良い人に来てもらえて、よかったと、思った。


昼食の支度をしていると、待ちに待ったお兄さまが野菜の苗、花の苗を、抱え戻ってきた。

私はさっそく庭に出て、野菜の苗を見た。 ワぁ~い、美味しそう。イチゴの苗もある。

おじい様ありがとう。  花の苗もたくさん、たくさん、シールドには入っていた。

アニーさんとマークと一緒に見ていると、父と母が戻ってきた。

さっそくお昼にしよう、お兄さまは午後マチスさんが、自分の馬車で来るといっていたが、

マチスさん石の山を見てびっくりするだろうな、と思った。

マチスさんが、来たら私の設計図をみてもらって、意見を聞こう。

裏庭から石のブロックを運ぶのは、ほぼお兄さま、今のところ風魔法が使えるのはお兄さまだけだから、頼りにしてます。

皆で食後、いつものように、午後の打ち合わせをしよう。


そうして午後の庭は、私の兄、アニーさん、マーク、村の手伝いの人、少し遅くなって、石屋のマチスさんも加わり、賑やかに楽しく野菜作りの庭を作った。

まず、石屋さんから、野菜を収穫する碁盤の目のような通路には、なるべく表面がでこぼこした岩石のブロックを使うようにとの指摘だった。

畑の野菜を収穫する道に使うものだけど、表面がつるつるしているものだと、雨はあまり降らない砂漠だけど、つるつるしてる石はすべりやすいものね。 父と母が切り出した岩は、すっぽり綺麗にきっているので、大理石のように滑らかなものが、多い。  これには兄がたくさん積まれているブロックから、探すのが大変だったらしい。

兄は風魔法で所定の位置にブロックをはこび、皆でそれを土の中に埋め込む。

しっかりした、分厚いブロックなので大変だったけど、皆よく働いてくれた。

先は長そうだけど、楽しみながら作ろう。

私は、皆に水をはこんだり、お菓子をくばったり、大忙し、とりあえず、2つだけ出来た畑に、花を野菜の苗をすべて、土の中に植えておいた。  大きな中央の道の両サイドに岩のブロックが敷かれれば、小さな花をそこに移そう。  岩の周りに咲いてる花って、愛らしいものね。


マチスさんには、表の入り口近くと、裏庭に井戸を作ろうと思うので、私が大きな四角い穴を掘るので、

中にブロックを積む、指導をしてほしいと、お願いした。 もちろんブロックを積むのは、いまのところ、兄様の仕事。


これから、村の家も作るのでやはり、風魔法の石の職人さんがほしい、とマチスさんに言うと、心当たりがある、と言ってくれた。 其れなら、手付金に1千万円支払うと言うと、驚いたように、目を丸くした。   今後、マチスさんの馬車も、もっと大きなものが必要になるかもしれない。 

 村長さんのところの馬車もかなりくたびれているし、我が家の馬車ももうすこし大きくても良い。 

馬車も新しいものが、村にも数台必要になるかもしれない。  早速夜の食後の会議に掛けようと思う。  マチスさんは、裏庭の山のような岩盤も大変気に入ってくれて、我が館の目印になると、喜んでくれたし、石の山を砂漠で見られて、それだけで、幸せだと言ってくれた。本当に石が好きなんだね。

これから長いつきあいになりそうな、石屋のマチスさん。     よろしくお願いしまます。




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