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土魔法の令嬢  作者: 雪風花


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土の庭。野菜の庭、花の庭

わたしは朝から忙しい。

朝食後、皆で庭に出て、あれこれ、賑やかだったがその後、父と母は馬に乗り、魔獣討伐に颯爽と砂漠に出て行った。  兄は裏庭に出た山積みにした、白、黒の石、鉄鉱石などを風のシールドに入れ,分けながら運んでいた。   特にミスリルの鉱石は、本当に大事そうに、、、


私は、昨夜書いた庭の設計図を手に野菜の苗を見ながら、庭を歩いている。

入口から、屋敷に続く道を8メーター位の大きな道にしよう。その道を中心に碁盤の目のように、石で道をつくり、その中に野菜畑を作ろう。  大きな道の両サイドには、石のブロックを置き、石の側には、小さな花々を咲かせよう。   館を出たところには、石のブロックでテラスを作り、近くにお母様の好きな花を植えて花をみながら、テラスで皆がお茶を飲めるようにしよう、とそんなことをお兄さまと話していると、村の村長さんが、若い男の人を連れ、キョロキョロと庭をみまわしながら、庭の中に入ってきた。


村長さんは涙を流しながら、土と野菜の苗に触れ、私と兄の前にうやうやしく頭を下げた。

本当にこれらの土はお嬢様が出したんですね。  夢じゃないんですね。


屋敷の居間に2人を通し、私は村のいろいろなことを聞いた。

メリーがお茶と菓子を持って来てくれたのを見て、アニーは顔を赤くした。   メリーの顔見知りなのかな? 狭い村だから、そうだよね。


現在、村には16所帯、現在47人が住んでいる。

以前は30所帯位はあったが、半分ほどは、土に砂が混じるようになって主に農業をしている人たちが、村を出て行ってしまった、と村長さんは話した。

今は、10人ほどの、魔獣狩り兼畑の仕事をする男10人ほどを中心に村は成り立っていると言った。

その10人は領主さまから給金をもらい、魔獣の肉を街の肉屋に売って村を支えているが、最近魔獣も狂暴になり、毒性のあるものが出てきたので村の生活は年々厳しくなっているとの話だった。

残りの人は主に畑をやっていて、野菜を作っているが、最近は豆と菜の花の野菜だけになったと言った。

菜の花? そういえば春につぼみのついた菜の花を煮て、鰹節をかけて食べたことがある。

すこし、ほろ苦くて美味しかったな。


私のやはり出番だね。  私は、すぐ隣に村を作り。庭に大きな畑がついた住宅をあらたに作りたいと話した。  とりあえず、1棟新しい住宅を建ててから、皆に見てもらい、検討してほしい、と言った。

兄様に聞いた話では、空き家もあるし住むのが困難な家があるらしいからね。


本当は今住んでいるところを希望者には新しくする方が良いんだけど、住みながら木の家を石の家にリフォームすることは難しいよね。   木材は我が領では手に入らないし、砂漠の村には石造りの丈夫な家が良いと思う。   

村長の隣に座り話を聞いていたアニーは目を輝かせた。   新しい家、村に新しい家が無料で、、、今まで他の領で貧乏領とバカにされた、この子爵領に、、、なんでもアニーさんは、親に楽をさせたくて、他の領に出稼ぎに行ったのだけど、他の領の同僚がアニーさんのことを貧乏領出とバカにし続けて、人一倍、がんばったけど、とうとうアニーさんは、心を痛めて病気になってこの子爵領に戻ってきたみたい。  


皆でお茶を飲んでから、街に行く兄は席を立ち、私は村長さんとアニーさんに、これからの村や街の話をあれこれとするのであった。





 









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― 新着の感想 ―
ガツガツ、稼いでますね。 楽しく読ませていただいています。 お金の単位が、万円になってます。前は、ギガだったと思います
急にメリーにさんがついて戸惑っています
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