我が家の象徴
砂漠を馬で走る。 見渡す限りの砂漠で目印になるものは何もない。
上から息子の指示で、我が家の庭をいつも目指して、妻と二人で駆け抜ける。
小さな我が家は馬が走る砂煙で近くなるまで、目視できない、はずだった。
上空から息子が叫んだ。 父上、何か巨大な崖のようなものが、我が家の庭近くに砂の中から、突き出ています。
は、確かに大きな岩盤が我が家の庭からでたが、妻と2人で石のブロックにして、消滅ないし、だいぶ低くなり目視できないはずだが、、、 今馬から見えるものは、それよりも、はるかに巨大で大きなものだ。
妻も朝なかった、巨大な物を目にして、早く家に帰りましょと、馬を急がせた。
屋敷に着き、前の庭がきれいに土に戻って、昨日植えた野菜の苗に安堵したが、屋敷からマークが走り出てきて、旦那様、裏庭に 巨大な岩壁が、でました。 お嬢様が呼び出しましたと興奮しながら、走り寄ってきた。
急いで皆で行って見たら、裏庭は以前より広くなって、そこにはまだ、砂があったが、その先に巨大なやまのような、岩がそそり立っていた。
これには私も妻も驚き、息子に至っては、すごい、すごい、すごいと繰り返すだけだった。
妻は、あなた、砂だけの私たちの館に巨大な石の山が出現しましたわ。と私に言ったが、
私はその高さ、その大きさに何も言うことができなかった。
マークに妻がレイナは今キッチンにいるの? と聞いたら、部屋で呆然としている、と答えたので、皆で部屋に行った。
レイナはメリーが、さっき持って来てくれたお茶を飲んでいた。
レイナは私達をみると、今日は裏庭でお宝をたくさんだしました。 鉄鉱石と銀の鉱石は動かせないものがあったので、あとでお兄さまに回収してもらいたいです。 それから、、、と言って、口ごもった。
妻のマリアーヌはレイナに、あなたすごいわ。 私に素敵な物をみせてくれて、とレイナを抱きしめた。
子爵領の裏庭には巨大な石の要塞がある。これでは敵は裏から攻められませんわ。
これには父も兄もきょとんとしていたが、父は笑い出した。
そうだな。敵は我が家を後ろからは責められないな。と言い、兄は、すごいなレイナと言った。
さあ、昼食にしよう。と兄様が誘ったので、さっきまで、食欲をなくしてた私ではあるが、皆が褒めてくれて、がぜんお腹が減ってきた。 お母様はホメ上手、がぜん午後もやる気がおきました。
食堂に行くと、メリーが簡単な食事を用意して待っていた。
お茶の時間になって、兄が午後から村に行って村長さんに、レイナの庭づくりを、手伝う人を、探してもらうので、レイナは庭の配置、畑の配置を考えるように、、と言ってくれた。
まあ、メリーとマークの手伝いだけでは大変だからね。 兄よ、ナイスフォロー。
兄に、表の庭の出口と、裏庭の真ん中あたりに井戸を作りたいので、石屋のマチスさんに仕事の依頼をお願いしますと頼んでおいた。 ついでに、おじい様の屋敷によって、野菜の苗をまたもらってきてください。たぶん用意してくれていると思うので、、と言うと、オイオイ、兄をそう、こき使うな、と笑われた。
父からは、相談があるので、書斎に来てくれと言われ、お兄さま大忙し。。。頼りにしてますお兄様。
私は午後、石山を背に、今日お宝を出した、砂をねぎらい、安らぎの土に変えて差し上げましょう。 岩盤出した際、戦いの戦士希望はもう逃げてしまったのかな?
逃げ遅れた戦士もあの山を越えられるかどうかは、疑問だけどね。 と、ブツブツ午後の予定を皆に話した。 聞いている皆は不思議そうな顔をしてたので、理解が可能かどうかは、疑問だけどね。
こうしてレイナは元気をとりもどし、高い崖がせり出したような岩盤を背に、土魔石を撒き、手を大きく広げ、
土よ。広がれ、、、、女神様~~~と呪文をとなえるのであった。




