夕食の後の家族会議で、、、
父と母と兄をワクワクしながら待ちかねていたら、父と母が帰ってきた。
父と母、前の庭に野菜が植えてあるのを見て、感激しながら、私達がご飯の支度をしているところに入ってきた。 すごいぞ、父は私を手放しで褒めてくれた。 屋敷に入る前に庭に軽くシャワーをしてくれたらしい。 母がほほ笑みながら、私に話してくれた。 お父様の様子はどうだった?
母が私に聞いたので、とても元気だったと答えた。 近いうちにもっと野菜をくれるって、お母様の好きなお花もこの館にプレゼントするって、、、おじい様が言った、と母に言うと、母は嬉しそうに、してた。
そうだよね。 お母様だって、お父様に会いたいよね。 毎日魔獣退治に明け暮れる両親、お兄さま。
私も戦いに参加して、皆を助けたい。 砂の軍隊ハムナ、ム トラ、石のブリザード、土と砂の巨大ゴーレムでも作って、魔獣との戦いに明け暮れる、3人を助けたい。 本当に王家は報奨にこの地をくれたのではなくて、ここから出る魔石がほしくて、あえて、この地に残る住民を見捨てられない父と母、兄を縛り付けて魔石をとらせているとしか思えない。 魔獣だって、魔の森が以前のように広がれば、あまり出てこなくなると思うので、 やはり今は自分のできることをやるしかないか。
今日は、お兄さまは村の住民達に食料品を届けたあと、公爵領まで、土の魔石を探しに行ったので、食事は遅くなるので,先に食べようと父が言った。
一旦館に戻った後、母のアドバイスで、女装して出かけたらしい。
メリーが母の古いドレスを裾上げしたみたいだけど、それは、それは、可笑しかったらしい。
顔は可愛いけど、体がシンドバッドだから、想像するだけで、可笑しい。 あの令嬢にまた気絶させたくなかったのかな? 優しい兄、確率は極めて低いけど、公爵領まで行ったみたいだから、可能性はあるのかも。 兄も私の庭づくり楽しみにしてくれてるのかな? 父と母の喜ぶ顔が早く見たかったのかな? 兄上様、早く帰ってきてくだされ、夕食を食べながら、待ってます。
夕食を食べながら、今日狩った魔獣の話をしてくれた。 父は、大きな砂トカゲを2匹狩ったらしい。
もともとは、大きなトカゲだったものが、魔獣化して、狂暴になってしまったらしい。
村に行こうとしていたみたいだから、追跡して、仕留めたみたい。
大きな土魔石を2つ、よろしく頼むと差し出してきた。 今日は、食べられる魔獣も4頭狩れたのよ。と母は言った。 今は力が足りなくて、魔石の力を借りているけど、私の土魔法が完璧になるまで、もう少し待っててね。
両親といろいろな話をしていると、兄がドレスをヨレヨレにしながら、戻ってきた。
その姿は想像以上に面白かった。
マークがまず、玄関に迎えに行って驚き、なんだか、苦しそうに笑っている声が聞こえた。
私達は、兄様を大声で笑いながら、温かく迎えたんだけど、私は兄に尋ねた。
兄様、いったい公爵領で何があったの?
兄様はなんと、公爵領で5人の男性に声を掛けられたそうだ。
ほとんどが兄をデートに誘ってくれてたが、ひとり貴族の男が、お嬢様、胸が曲がっています。
僕でよければ、直してあげましょう、としつこく誘われたそうだ。
胸がまがっている? 父様がつぶやくと、母様はこらえ切れず、また笑いのスイッチが入ってしまった。
兄は着替えるので、いったん退場。 母の高笑いはしばらく続いた。
あ~ぁ、また兄に余計なことを聞いてしまった。
やはり、風魔法の人がもう一人必要だね。 風神様から直接力を与えれれた兄ほど強い魔法を持ってる人はいないと思うけど、誰か友人にいないのかな。風魔法の人?
考えてみれば、いなそうだよね。 友人も彼女も、、、
お色直しが住んだ兄が食事がおわるのを待って、私は今後の予定を皆に聞いてもらうことにした。
家族皆の意見が聞きたい。
メリーがお茶の用意をしてくれた。 母はメリーに今日はもう遅いから、マークと帰るように、と言った。 メリーが挨拶して立ち去ったあと、私はメインテーマを家族に話した。
お父様、お母様、お兄さま。 この領地をどうなさりたいですか?
父はしばらく考えてから、私は、2年半前に新しく契約を結びなおさなくて行けないことに気づけず、毎日、魔獣を狩ってお金を稼ぐだけの無能な領主だ。領地経営など、向いてないと思うと答えた。
母は、私もお父様ももともと領土を持たない、男爵家出なので、経営は勉強してこなかったし、騎士の仕事が合ってるのでやはり、領地経営には、無理がある。 現に息子から、100億の資産がある、と言われても、何をどうしてよいのか? まるでわからない。と答えた。
お兄さまは? と聞くと、僕もやはり、領地経営とか難しいことは嫌だなぁ、ときっぱり、答えた。
オイオイ、次期領主だよ。お兄様。
と、言うことで、全員の意見があったとこで、私は、きっぱり言った。
私も同じ、街を大きくして、発展させたり、 村を大きくして農地を拡大させて、人口をたくさん増やしたり、そんなことはぜんぜん望んでいない。 この領土に住む領民が皆お腹いっぱい、幸せでいられたらそれで良い。 何もあくせくして大きくなった領土を治め、王家に尽くすこともないと思う。
ここは、王家にも辺境伯にも見捨てられた、土地だから、私達の領地では、楽しく、美味しく暮らすことだけを皆の目標にしましょう。 最初は緑滴る領地を目標にしたけど、たくさん農作物を作っても、
余剰が出てしまって,かえって、野菜の値段を買いたたかれるだけ、、、
大体、この国って、この子爵家と隣の子爵家の領だけが、食べ物に困ってるみたいだし、隣の子爵家は、野菜は、おじい様の家の庭だよりみたいだし、、、、と考えているうちに、腹が立ってきた。
お兄さま、誰か風魔法の友人はいないの?
お父様、水魔法、風魔法の友人、知人がいれば、誰かさがしてほしいと言った。
お兄さまはやはりいなそうだけど、お父様は、城の騎士団にいた時、何人か心当たりがあるので、探してみる、と言ってくれた。 まあ、普通ならこんな砂だらけな貧乏な領土に来てくれる人はいないとおもうけど、戦いの中,培った、厚い友情がある人なら、来てくれるかもしれないものね。
私は、村の土の様子を見たり、村の住民の希望とか聞きながら新しい家づくりをしたいので、
前の庭が完成したら、即刻、村に行きたいと思う と お父様に言った。
お父様も静かに頷き、了承してくれた。




