表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
土魔法の令嬢  作者: 雪風花


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
39/148

父、母裏庭で大奮闘、土魔法の令嬢、裏庭で大活躍

私が裏庭で出ると、父と母はすでに岩盤を氷と火の剣でスパスパ切っていた。   大きなきれいな角型の頑丈な岩石がたくさんできている。   美しい両親の剣の舞に私はしばらく、見とれていた。 

父様も母様もほんとうに綺麗。   岩盤がかなり薄くなったところに、私は土を呼び出す魔法をかけた。父上母上。少し下がって……、私は口頭で呪文もかけようとしたが、父や母に大げさな口上を聞かれたくなく、無唱で土魔法をかけた。   女神様、風神様、今日もありがとうごさいます。

我に力を与えたまえ……、土よ、出でよ。   何度も、呪文を唱えると、薄い岩盤は割れ、土が岩盤から噴き出した。   私は上手く土を操り、表の庭に通じる通路に土を着地させた。

私兄様を頼らなくても、土を自分で移動できるんだ。   岩と石はダメだったけど、やはり、私は土魔法使いなのだ、と改めて思った。   これには父も母も驚いて、私の出した土を握りしめとても喜んでくれた。

平らになった岩石の上にたくさんの土を出し、屋上ガーデン風にしようかと思ったが、岩石も貴重な建築資材になると知り、この岩石は街や村づくりにすべて、使うことにした、とは言え私の土魔法で薄い岩石の一部が粉々になってしまったところもあるんだよね。   ここにあった岩盤は消え、土がニッコリ顔をだした。    私の愛しの土よ、もっともっと増えておくれ、私は思わずその場で祈った。

頬には、大粒の涙があふれ出した。   父も母も、私の肩を抱いて、喜んでくれた。    

(やったね、私)調子に乗って、どんどんいこう、と思ったが、不意に眠気が出てきた。   そのまま、フワッと母の胸に倒れた。

昨日の父たちのとった魔石500個の値段にムカついて、なかなか眠れなかったからかな?

王家の横暴を暴くため、まじで砂の軍隊つくるかな?  私は母の胸の中でハムナ、ム、トラの夢をみた。   その時、兄ジェラルドは伯爵領のギルドで、土の魔石をあるだけ買っていた。

土の魔石は他の魔石とは違いこの領土でも、バケツ売りしていたので、兄はあるだけ、大量に買い込んだ。   もうその頃には、伯爵領では、兄は帰りがけには野菜を大量に買う優秀な美しい冒険者ということで知れ渡っていて、多くの美しい令嬢が兄の姿に、うっとりため息をついていた。

伯爵領に遊びに来た公爵令嬢が兄に声をかけ、どちらの貴族の令息ですか? と聞いてきたので、兄は答えに困り、美しい顔でにっこりして、あちらの国の方向から、来ましたと答えたところ、令嬢はその笑顔に気絶してしまったようだ。   シンドバッド様は隣の国の王子? と噂になったとか、ならなかったとか……。兄様、あちらの国の方向から、ってよく詐欺が使う手ですよ。


気絶した令嬢の付き人を呼び、置き去りにして、ジェラルドは、我が領の街に急いだ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ