魔石の価値
父と母と兄はまだ居間に残っていたが、食後、私は急に疲れを感じ、部屋に戻った。
私が庭からとった50個の魔石が700万円、 父と母が魔獣から採った大きくて立派な魔石、500個が800万円。 狂暴な魔獣から採った魔石は魔力の含有量が普通の魔石よりはるかに多く、この魔法王国において魔石は大変貴重で、必要な物だ。 魔獣が多くでるのは、いまのところ、我が領土と隣の子爵領、辺境伯のところだけだ。 上にある伯爵領では、我が領土から逃れた、力の比較的弱い魔獣が大きな森にいるだけだ。 明らかに我が家族は、膨大なお金を、搾取されてる。
私の婚約解消までは、この領土は辺境伯の子飼いの子爵領として、税金も辺境伯が肩代わりして払っていたらしい。 野菜配給の援助もあり、魔獣討伐のさいも、多くの辺境伯の騎士たちを貸してくれていたようだ。
母や兄は、今のように、忙しくはなかったようだ。 父は魔獣退治の先頭にたち、辺境伯領を手伝ったりもしていたようで忙しかったが、母は病弱な私に付き添ってくれていて、兄もたまに討伐応援に行く程度だったと聞いている。 今は魔獣の数がふえているのに、辺境伯からの援助は何もなく、4か月に一度千個の魔石を届けなくてはいけない。 これは、明らかにオカシイ。 王家が、店が、、どこかが不正を働いているのか? まあ、私は砂を使い、もっと出そうと思えば、砂の中に眠るお宝をジャンジャンだせるからね。 でも、その前に我が館の庭を緑あふれる、土の庭に変えないとね。
前の庭は土を魔石を使って呼び出せるようだし、お仲間の土があれば、岩盤の下の土を呼び出さなくても、何とかなりそうだ。 私も大声を出さなくても良いよう、何とか無唱で魔法を唱えたい。
女神様と風神様には、感謝しないとね。
今日も砂漠の風は優しかった。 メリーとマークには、夕食後、早めに馬車で家に帰るように、言った。
いずれ、兄様が皆の村に配ると思うけど、今日は特別に二人にだけ、たくさんのパンとチーズのお土産を忘れずに持って帰ってね。
裏庭の外にいる砂さん達にもう少し後退してもらって、もう少し、魔石、砂金、ミスリル銀などをだそうかしら? それを我が待のさびれた魔道具屋さんに持って行こうかしら、以前、店を見回したら、面白い魔道具がたくさんあったから、この材料でなにか良い物を作れないかしら? 無料で材料を提供して、こちらの希望の品を作ってもらうのも、面白いよね。




