庭から出た、お宝の使い道
兄様の帰りが遅かったので私たちは裏の庭の岩盤の話をしながら、兄様の帰りをまった。
母と父と私は黄金のコップで水をのみながら、いろいろと分厚い石の板の使い道を話した。
私の土魔法はまだ完璧ではないけど、裏庭に野菜倉庫を作ってほしい。
私は庭に野菜をたくさん作り村のみんなに自分の作った野菜を食べてもらいたい。
村の土も良くなれば、村でも様々な野菜が採れるだろう、そしてそれからは、また、その先を考えて行きたい。
私の目標は子爵領を発達させることではなく、あくまでも、美味しい食事がしたいだけだ。
住んでる人がおなか一杯美味しい物を食べる、ことが目標になっている。
どうせ見捨てられた砂漠の土地だ。 今残っている人、あきらめて、この土地を離れて行った人を、私の魔法で呼び戻したい。
お兄様には今、共同で使っている、子爵領の街をなんとかしてほしい。
お兄様は鑑定士の資格があるので、今は魔獣退治で明け暮れているが、魔の森の薬草とか森を守ってほしい。 私はそのため、消滅してしまった森を何とか復元して、瘴気を薄め、元の魔の森に戻したい。
私が見た他の領土は皆豊かだ、だから必要以上に野菜を作り、他の領に売ったりせず、せめて、野菜を買わなくても済む、自給自足がしたいのだ。 最初の緑滴る領を作る目的だったが、砂も貴重だと気付いた。 だから、少しだけ砂に土地を譲ってもらって、共存の道を歩みたいと言った。
そんなことを兄を待ってる間に家族に話した。
父、母は私の話にひどく驚いたが、父は涙を流し、母は、素敵ね、とほほ笑んでくれた。
そんなことを話してる間に兄が元気よく帰ってきた。
兄は街によったみたいだ。 街で買いすぎた野菜を、少し下ろしてきたと言った。
ここは、となりの子爵領と共同の場所なので、おじいさまの庭の野菜だけじゃ、不足気味なようだ。
野菜を500万ギガほど、上にある伯爵領から、買い入れた。
その兄の言葉に私達一同は驚いた。 さらに驚いたことを兄は言った。
私の庭から出した、魔石が700万円で売れたのだ。
50個ほどの小さな魔石が多い私の魔石、魔力の含有量が少ない私の魔石、そんな魔石が700万になるなんて、、、。石の中に王都の上級貴族夫人が欲しがる、宝石と呼ばれる石が2つあったのでそれが高く売れた。私は兄様に王都で売ればもっと高く売れたのに、、、と言ったが、兄はこれ以上王都のギルドに目を付けられたら、、、と小さな声で言った。
父も母も魔石が高値で売れると聞いて、かなり、動揺していたが、兄の話にさらに驚くのであった。
金と銀の小石のような鉱石、3億ギガ、砂金砂銀5億。 合わせて8億、
その言葉に父は目を丸くし、母はコップを落とした。 良かったね、金のコップだから、割れなくて。
しばしの皆の沈黙後、私は口を開いた。 お父様、もう、王都ご用達のお店で魔石、500個を税金で納めるだけで、のこりの500個は売らなくて良いんじゃないですか?
我が家には金、銀の石が大、中たくさんあります。 我が領には千年分ぐらいの十分な資金がすでにあります。 ただ王都で大量の金、銀が流れると、問題が出ますね。
お兄様、他所の国ではこれらは売れないのでしょうか?
兄はA級以上のライセンスがあれば、冒険者は各国共通で売ることができると答えた。
父はやって口を開き、とりあえず、この8億の収入はどうしたらよいのだ?
だれも、この想定外の金額に答えを出すことはできなかった。
私はとりあえず、美味しいパンをたくさん買って、チーズ、バターも買いましょう。
お母様のドレスも最高級の物を、我が領土の街に行って買いましょう。
皆に生地を買って配りましょう。 ついでに仕立て券もつけて、街で仕立ててもらいましょう。
最高級のドレスで庭から出た装身具をつければ、お母様は、クレオパトラも真っ青な美女になれます。
お父様はクレオパトラって誰だ? と私に聞いてきたので、クレオパトラは砂漠の女王様ですと答えた。 我が家にはシンドバッドとクレオパトラがいます。
それから、お父様、まだ先のことになるかもしれないけど、お父様と同じ水魔法、お兄様と同じ風魔法、の信用できる方を我が領土で雇ってください。 我が家の庭が豊かな土に変われば、次に村を再興しましょう。
あと、あまり王都では人気のない、土魔法の魔石、たくさん私に下さい。
父は、私が隊にいた時の友人が何人かいるので、心当たりをあたってみると約束してくれた。
こうして私たちは十分な資産を手に入れ、兄が買ってきた美味しいパンとチーズ、豊かな肉入りの野菜のスープ、ゆったり美味しい夕飯を皆で食べたのだった




