岩石と岩盤だらけの裏庭、令嬢、念願の土を岩盤の裂け目から呼び出す。
兄が王都に出かけたあと、令嬢はいつもの裏庭に出た。
我こそはシバの女王、汝。我の命令を聞け、女神様と風神さまに感謝のお祈りをした後、レイナは目いっぱい腕をひろげ、いつもの呪文をとないた。 我に砂鉄を差し出せ~~~
何度か呪文を唱えると、砂鉄は目の前にこんもり、現れた。
マークは大きな袋3つに、スコップを使って、砂鉄をすくいいれた。
金目の物を我に差し出せ。金目の物を~~~
何度も何度も繰り返し、金のコップのようなものが5つほど、目の前に転がって、出てきた。
マークは素早く金のコップを回収した。
裏庭での魔法の練習はこれまで、と思ったが、私は土魔法の令嬢、なんとか土を出したい。
岩に土のことを思い出し、すこし岩を出してみようと思った。 岩は。お兄様に頼み屋敷の外に出してもらう。 裏庭の岩を出そうと思った。 岩が呪文を唱えると、砂の中からぼこぼこ出た。 やはり、岩には少し土がついていたが、少量だった。
私は、気合を入れて、愛しの砂よ。 大きな土のついた岩を出したら、汝らに裏庭の外に休養を与えよう。
最後の力を使い、私にたくさんの土のついた、岩をさしだせ。
私は、厳かに宣言した。 砂は私達のまわりを除き、巨大な砂煙をだし、天高く舞い上がった。
何度か号令をかけるうちに、ドドドドと言う爆音が響いたと同時に巨大な岩盤が現れた。
ギョギョギョ、砂たちは我が裏庭から、逃亡して、屋敷の裏庭から、いなくなった。
メリーは顔を青ざめさせながら、この光景を見ていたが、マークは、裏庭の半分以上を占める、岩盤の上で、ぴょんぴょん楽しそうに、遊んでいた。
どうしょう? 私、、、石切り場のようになった裏庭を見て、困惑している私に、マークが叫んだ。
お嬢様、岩の裂け目から、土が見えます。 マークが立っている場所に移動してみれば、岩盤の裂け目から、土が見えた。 私は土に向かい叫んだ。土よ,出でよ。
土は土埃のように舞い上がり、やがて岩盤の上に舞い降りた。
土は出たけど、、、、どうしよう、私。 私は頭を抱えた。




