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王都のシンドバッド

その朝、私たち家族はいつになく、うきうきしていた。

特にお兄様はハイテンションで今日一日魔獣討伐を免除され、王都に行けることが、嬉しかったみたい。

私は、お兄様にメリーの作った、グリーンのズボンと、すこし胸の部分が開いた、襟の部分が、V字型の、白いフリルのついたシャツを渡した。  お洒落なシンドバッド風、これで、王都に行ってください。

と私は兄にたのんだ。    

兄はお洒落な冒険者風になった。  兄は風に乗り颯爽と我が領土を旅立った。


王都の冒険者ギルトにつくと、さっそく受付にならんだ。

この間と同じ窓口に並ぶと、受付嬢はソワソワしながら、ギルドマスターを呼んだ。

ギルド嬢は兄のキラキラ光る金髪の髪にツヤツヤの白い肌に見とれながら、マスターのいる部屋に案内した。   マスターは今日も魔石をもってきたのですか? と目を輝かせたが、兄は今日は別の物をもってきました。と、金と銀との中小の塊の石をだした。   マスターは一瞬驚いた様子だったが、すぐにギルドの鑑定者を呼んだ。  鑑定士は、これは純度の高い金とミスリルですね。 とマスターに言った。   ちょっと、失礼と言いマスターと鑑定士は隣の部屋に退出した。

どうやら、値段のことで、相談してるようだ。

その間に受付嬢が、ケーキと茶を兄に運んできたが、チラチラ兄の胸元に目がいってた。

冒険者、シンドバッドの誕生だ。

 

2人が隣の部屋から戻ると、金と銀、合わせて、5億円ギガの掲示をしてきた。

その金額を聞いた兄はしばらく固まっていたが、机の上にあったその金額を受け取った。

兄は金と銀の入った袋も冒険者ギルトに売ろうと思ったが、商業ギルトの方に持って行くことにした。

砂鉄も石灰石も売り物になるか、ついでに聞いてみることにした。

商業ギルドに行く間、多くの令嬢が兄を見て、見とれていた。

兄は頬を赤く染めながら、商業ギルトに急いだ。

商業ギルドで大きな金と銀の袋をだすと、やはり、鑑定士が部屋にきて、金額が5億と掲示され、兄は眩暈がした。 金と銀の小石と砂だけで、10億の値段が付いたのだ。 私たちが魔獣を狩り、王都からもらう一回の金額の約100倍。  すぐにでも家にもどり、父、母、妹に報告したかったが、砂鉄も白い石もすこし取り出して、お金になるものか?  と聞いてみたが、砂鉄も白い石も、剣、建物、フェンスなど様々な物の原料になるので、取引可能とのことだった。

8億の金額を懐に入れ、兄は初めて、王都でも高級と言われるレストランにはいった。

ここで皆と食事したい。 特に美味しい物に目のない、妹に食べさせたい。

2万円ほどするランチを兄は、チラチラ兄を見る令嬢の視線を感じながら頬張った。


午後妹の砂から取り出した、魔石を伯爵領のギルドに売って7千万ほどになった。

小さな魔石、魔力のあまりない魔石、などが多く混じっていたが、その金額に、やはり王都の王宮指定の店は何かおかしい。 ジュラルドは、今度、店に問いただしたいと思った。


あまり時間がなかったので、伯爵領の森で、魔鹿の2頭と角兎5匹を狩り、伯爵領の市場でシールドの袋に変えるだけの野菜を買って、ジュラルドは早々に家に引き上げた。


 














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