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土魔法の令嬢  作者: 雪風花


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お兄様、王都行、前夜の相談会。

今日の夕食時は皆ニコニコしていた。   お父様もお母様もお肌ピカピカ、髪の毛ピカピカがさらに輝いていた。   これは風の神様から勝ち取った永遠の力だからね。   お父様とお兄様はミスリル鉱石の話で持ち切りだ。

お父様もお兄様も好きなだけ、剣でも、防具でも作ってください。   王都に行けば、名工と言われる人はいるでしょう。   私が砂から出したものは、すべて、お父様、お母様、お兄様の物だから……。

お母様はやはり、金の壺や装身具などに夢中だ。   女神の像は私の部屋にと、言ったけど、私の女神様は着物を着た日本風、ちょっと幽霊風だから違うんだよね。   応接間に飾るのが良さそうだけど、お母様が溶かして、金の塊にしても、良いよ。   とりあえず、明日お兄様が日帰りで王都に行く予定だから、砂金と砂銀の大きな袋各1袋、中、小金の塊3個、中、小ミスリルの鉱石3個、を王都のギルドに持っていくらしい。   金と銀の石はたくさんあるからね、マークなんか、あげた金、銀の石を転がして玄関で遊んでいたからね。


金の調度品なんかは、出所がわからないから、これらが市場に出ると、これは、王家から頂いた我が家の代々伝わる幻の家宝だ、なんて言われて、お兄様がお尋ね者になっても、嫌だからね。

明日も裏庭で砂に命令して出すつもりだから、何か素晴らしいものが出てくるかも。    兄は途中、伯爵領のギルトで私が採った魔石、50個を売ってくる、と言った。

私も幾ら位の値段が付くか楽しみで皆に美味しいお土産、買ってきてね、と言った。

食後私は白い石を兄に鑑定してもらった。白い石は、石灰岩? これってセメントの材料だよね。

砂鉄もあるし、セメントになりそう、コンクリートの材料? 火を操るお母様もいるし……、イヤイヤ、ここはもっと簡単に出来る方法があるのかも。   我が領土の村に誰か、物知りな人がいないかな?

お兄様が手が空いたら、お兄様の風魔法で、私も領土の村に行って見たい。   お兄様、どこ見てるの? 体を密着させるから、胸がじゃま? なの? 胸がないから大丈夫だって? あんだって……、どうせ私はぺちゃパイです、今は……。

 

乙女心がわからない。お兄様。お父様ににて、むっつりスケベなの? そう聞いたら、お兄様は火を噴いたように顔が真っ赤になって、うつむいた。

お母様は、私の言葉に驚いて、口をあんぐり明けたけど、そのうち大きな声で笑いだした。

笑いのスイッチが入ってしまった、お母様が勢いよく笑う中、お父様は……、目が泳いでいた。

ハイ、お父様も、お兄様もムッツリスケベ確定ですね。   なんかわけのわからない、今夜の家族会議、終了です。   明日は、何が何でも土を出したい。と、日記には書いておこう。



 




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