砂嵐よ、とまれ、ストップモーション、発動
午後、私は少し部屋で休み、次の作戦を考えていた。
おじい様の残してくれた大切な庭の土をまもりふやしていくにはどうしたらよいのか。
まあ、何事も、やってみるしかない。 私は屋敷の前にある庭に、マークと一緒に出た。
マークはいつも、おじいさまの残した土に井戸の水をかけて庭を見守ってくれている。
無口だけど、7,8歳なのだろうか、可愛い仕事熱心な男の子だ。
お父様が朝シャワーした水はすっかり砂が吸収し、庭は乾いていた。
マークと一緒に水をあげて庭を見たが、土が残っている部分は井戸近くと、わずか、4か所ぐらいだった。
マーク私の後ろに下がって、さあ行くわよ。砂が大量に巻き上がり、やがて、魔石が10個ほど、私の前に落ちてきたが、やはり土は上がってこなかった。マークはびっくりして、魔石を集めていたが、すこし大きなものも混じっていた。 いかん、いかん、砂を庭にまき散らしてしまった。
今ある土も砂に埋もれてしまう。呪文を少し変えないと、、、砂よ我に魔石をのこし、屋敷の外に立ち去れ、、、呪文はこんなん、なりました。さてどうでしょう。
次に呪文をとなえると、魔石が再び、20個ほど、舞い落ちてきました。 砂は屋敷の敷地の外にとんでいきました。今度は、魔石の大きなものがたくさんまじってました。 マークが慌てて魔石を拾っている間に、私が砂に命令してないのに、暴風が吹いて庭に砂嵐がまいもどってきた。 砂よ、命令してないのに、勝手にうごくな。 おじいさまの土を消すな。 私は砂嵐に負けずと大きな声で再び呪文を唱えました。
砂は舞い上がり、魔石を20個ほど残して屋敷の外に出て行きました。
マークは嬉々として砂の上に出現した魔石を集めていた。
ほっとしているのもつかの間、待たすさましい暴風が吹いて、砂が、屋敷の中に戻ってきてしまった。
忌々しい暴風、何度か呪文を唱え、屋敷の庭に入った砂を追い返してみたが、魔石はたまるけど、砂とは
イタチごっこ。 口をあくたびに、口の中に砂が、入り、のどが痛い。
とうとう、体の疲れが限界に達した。 エェ~イ、暴風よ、止まれ、砂漠の嵐、ストップ。
あ、嵐が止まったの? 私のストップモーションが、、、作動したの? 私は風魔法は使えないはずなのに、、、急に吹き荒れていた砂嵐が、止まったので、メリーが驚いて館から飛び出してきた。
マークは茫然と私を見ていた。イヤイヤ、一番驚いたのは私なんですけど。。。。
ここで私は魔力切れをおこし、ヘナヘナと砂の上にしゃがみこんだ。
ハイ、ベット行ですね。 今日はこれで、練習終了ですね。




