これでいいのかな? ねぇ、女神様。
館の玄関で掃き掃除をしていたマークが発光して、キンキラになった私を見つけ、私の部屋に飛んできた。
メリーは私を見てあわてて、私の部屋のベットに私を寝かせた。
メリー私は何ともないから、、、お嬢様どうなさったのですか? メリーは涙ぐみながら、私を見て、祈っていた。 マークも姉のマネをして、私に向かいなにかブツブツいのっていた。
私は女神ではないから、祈られても願いは叶えてあげられないよ。
もしかしたら、私が触るものが、皆、金に変わるのかもしれない。 私はベットや小さな物など、手当たり次第に触ってみたけど、残念ながら金にはならなかった。はぁ。がっくり。
とりあえず、夕食の用意をしながら、家族を待とう。とメリーにいったら、眩しすぎて気が散るので、一人部屋で休んでてくださいと断られた。 あの魔石は何だったんだろう。私黄金獣の出来損ないの魔石をにぎりつぶしてしまったの? 記念の魔石だから、すこし、とっておけばよかったかな。
家族が戻り、私の姿に驚いたが、昨日のように母が私の手をにぎってくれた。
母がしばらく手を握っていると、父が母を見て、マリアーヌ、なんだか肌や髪が輝いて今日は一段ときれいだな。と呟いた。 母はおどろいて、マリーに鏡を持ってこさせて、あれこれ、眺めながら、あら、あなたもレイナの手を握ってみなさいよ。とアーノルドに言った。 父も兄も私の手を素早く握った。
父のブロンド、兄のプラチナブロンド、ほんとうにキラキラ輝いて綺麗。
メリーもマークもそのあと私の手を触り、髪を肌をピカピカに輝かせた。
みんなきれいになってよかったわねぇ。 私の手は物を金に変えられなかったけど、人の髪や肌を美しく輝かせてあげる力はあるんだ。 キンキラ娘の前で父と母はなぜか手を取り合い。見つめ合っていた。兄はと言うと、マリーが持ってきた鏡の前で、うっとり自分を見てた。
おいおい、女神様、これで良いんでしょうか?
皆で夕食をとりながら、魔の森のお話をききたかったんだけど、今日は眩しすぎるから、一人で部屋食にして、部屋でゆっくりおやすみなさいと皆は部屋から引き上げていった。
兄は、部屋を出る前、私に今日は魔リンゴの土産がふたつあるよ。と、微笑みながら部屋を出て行った。
兄上。金色に輝く髪が、素敵です。
私は、部屋食をとり、おじい様の日記を読み進めながら、自分の日記が書こうとしたが,ふいに眠くなり、そのままベットにはいった。 私だって、もっと優雅に土魔法を極めたい。
女神様に果物をささげ、花をささげ、感謝の言葉をささげたい。 でも今の我が領土には、ささげるものがなにもないし、魔獣の脅威が待ったない。 魔の森が消滅したら、そこにいる魔獣は村や我が屋敷を襲うかもしれない。 砂に埋もれた幻の領土になってしまうかもしれない。
そんなことを考えながら、私は眠りについた。




