砂の上のプリンセス誕生
お嬢様、早く起きてください。 もうすぐお食事の用意が出来ますよ。
どうやら、私はぐっすり眠りすぎたらしい。 早く起きて、マリーを部屋で待っているつもりだったのに、、、
私は食事と聞いて、慌てて起きた。
マリーは、私に、お嬢様、土魔法おめでとうごさいます。 お元気で戻られて、マリーは嬉しくて、、、
マリーは涙を浮かべていた。
マリーとマークにお土産があるのよ。 食事の後、渡すね。
それと今日の朝食はかなり期待できそうだよね。 お兄様の魔鹿、見るからに美味しそうだったもの。
マリーもニコニコ笑って、食事のお手伝いをしてる間、美味しそうで、思わず、鼻歌が出そうでした、お嬢様と私に言った。 マリーもマークも今日の朝食をかなり楽しみにしている。
お嬢様が留守の間に、濃い青色の色でお嬢様のズボンを作っておきました。
今日はそちらになさいますか? マリーは白いシャツに青いズボンを差し出した。
ねぇ、マリー、マリーの青い服も後で見せてね。 着たところも見たいわ。
私は素早く服を着て、皆の待つ、食堂に急いだ。
食堂では皆がニコニコ顔で私を待っていた。
土魔法の天使、おめでとう。 お父様は私に声をかけてくださった。
食卓には母がこんがりローストしてくれた、鹿のステーキ、野菜のたくさん入った具沢山のスープ、お兄様がギルドの街で買った、柔らかなパンがたくさんあった。
ここでの、私の美味しい生活のはじまりに相応しい朝食だった。
どれも、ここの領のものではないのだけどね。
皆、楽しみながら、美味しい朝食を食べていた。
特に父は私の顔をみながら、時々ほほ笑みを浮かべ、熱心に朝食を食べていた。
それから、教会での話は、かつあいして、今回の旅行の楽しい話をしながら、柑橘系デザートの果物を食べ、お茶を飲んだ。
そのあと、父は今日の行動予定を兄に話し、母と一緒に執務室に引き上げていった。
父は執務室の机の中から、王国の証書をとりだした。 そこには、辺境伯と共同で獲れた魔石の半分を王国の治めること、とあった。 そこには、魔石の数も指定も何も書いていなかった。
共同??、前辺境伯爵様が生きていた時の契約がそのままになっていた。
辺境伯様の息子は体が弱かったので、老体の辺境伯様が領地を治めていたが、辺境伯様が亡くなって、娘の婚約放棄の話以来、現領主には会っていない。 何度か辺境伯領に行って、今までどうり、魔獣征伐隊の派遣、農作物の件で面会を求めたが、体が不調でお会いすることができない、とのことで、面会は叶わなかった。 前辺境伯様との契約がそのままになっていたのか?
娘の婚約放棄後、来る日も、来る日も娘の心配と魔獣の討伐にうもれ、肝心の領土契約に目がいかなかった。 領民のことは、思っているつもりだったが、領主としては、根本的に失格だ。
母もその話を聞いて、今回魔石の報奨金を一千万円ギガのしてもらおうと思ったけど、一千万どころじゃありませんわ。一億ギガでもたらない。 あなた、早急に王室御料達のお店に行き、契約書の更新をしたほうが、よろしいんじゃないのですか? 妻は怒ったような、燃える目で私に言った。
私もそうしたいが、、、王都に行くには、早馬でも、3日かかる。 往復6日間、その間、魔の森の監視して森から出てきた魔獣の討伐は聖剣を持つ私以外、誰が行う。 妻に任せたら、魔の森の一部を焼き払うことになりかねない。 風魔法の息子の剣も時々その片鱗を見せることもあるが、まだ完全な聖剣には変化してない。 今の状態で、この地を私は離れられない。 アーノルドは、呪文のように、呟いた。
そのころ私は私の部屋で青い服を着たマリーを見ていた。
マリー素敵ね。 少し裾と首の部分に、水色のレースをつけたら、お嬢様ぽくて、可愛いよ。
良いんですか? あんな高価なレースを使って、、、それからお嬢様、私が作ったポシェット、この前姉が来た時感心してくれて、ぜひ自分でも作りたいって言ってました。
私はマリーに王都でのドレスの話、アクセサリーや美味しい食べ物の話をしたついでに、ポシェットの話をした。 王都でも公爵領でも、私のポシェットを明らかに見ている令嬢が多くいた。
私が、兄からもらったお金をポシェットから出したら、お嬢さん、それ何処で買いましたってお店の人に聞かれちゃったよ。 どうやらこの国にはまだポシェットはないらしい。
お姉さんが作りたいなら、どんどん作っていいよ。 良い物ができたら、お姉さんの店に出したら良いじゃない。 可愛いポシェットはシンプルなドレスのアクセントにもなるし、どうせなら、どこかに可愛い魔リンゴの刺繍をいれてほしい。 ポシェットのロゴにしてほしいな。
お嬢様、ロゴってないですか? そうね。この店で作ったしるし、みたいなものかな?
メリーのお姉さまが務めているお店をのぞいたら、結構忙しそうだったから、ポシェットもついでに売って貰えると私も嬉しいよ。 私はメリーに言った。
お土産の花が彫刻してある、おしゃれな木箱、大、小をプレゼントしたら、メリーはとても喜んでくれた。
マークには何を送って良いかわからないので、とりあえず、中くらいのトンボの絵のついた木箱と中にクッキーと長持ちしそうな大量のビスケットを入れておいた。 メリーには後で、クッキーあげるね。
お母様がクッキー大量買いしてたからね。 メリー早く朝食食べておいでよ。マークが待ってるよ。
お父様とお母様とお兄様が屋敷を出るのを、私とマリーとマークは門でお見送りした。
お兄様は村人に配る食料を、大量にシールドの中にいれ、風で飛ばしながら、門をでた。
お父様は、庭にわずかに残る草と土に水シャワーをして、庭にある、井戸らしきものに、大量に水を注ぎ水でみたした。 はぁ、お父様の魔法、素敵だわ。
それから、父と母は馬に乗って、颯爽と門を出て行った。 さすが2人とも元騎士様、カッコいいです。
さて、これから、私の決闘所、裏庭で魔法の練習の始まりです。
砂漠のプリンセス誕生です。 マリーもマークも見守っていてね。




