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想定外の土魔法

私は馬車の中でしばらく茫然としていた。土魔法では家族の戦力にはならない。

瘴気を払うことも、大地を癒すこともできない。

砂まみれの領土で私の土魔法を通用するのだろうか?

兄が戻るまで母は私を抱きしめてくれた。 私は馬車の中で泣いてしまった。

兄は司教見習いの人に少し多めの鑑定料、50万ギガ(この国の通貨単位)を渡して、そうそうに引き上げてきた。

3回鑑定したのだから、鑑定料を3倍よこせと言われたら、大変だと思ったみたい。

司教にタンカをきってしまったので、司教からの祝福がなかったので、規定の30万で良かったのに、、、

兄も嘆きの妹の頭を優しく撫でてくれた。 土魔法、おめでとう、と言いながら、、、


私はもう泣かなかった。 だけど、教会に行く前のテンションはダウンしていた。

まだ夕飯まで、少し時間があるので、商業ギルトの店を覗いてみるか、と兄に誘われたけど、行く気にはなれなかった、兄は領民に届ける野菜を頼みにいくので、毎回、400万ギガほど、野菜を買い付け、風魔法で子爵領土まで、運んでいる。 それを、砂漠化して野菜のとれない領民達に3か月に一回、届けている。

以前は野菜の苗も買っていたが、最近ではまるで育たないので、苗を買い付けるのは断念したらしい。

春は黄砂が強くなるので、なおさら、野菜は育たない。 植えても、砂に埋もれてしまうらしい。

今日で王都最後の日になるので、夕食は美味しい物を食べようと言いながら、兄は野菜の買い付けに向かった。私とお母様は馬を芝生のある、馬車置き場で休ませながら、馬車で兄の帰ってくるのをまった。

お兄様は立派にお父様の代理ができるね。 私は母に言った。

お母様も頷きながら、立派な当主の跡取りになれると、言った。  

その頃まで、領土がのこっていれば、、、、私はもう一度、心に誓った。何としても、領土を豊かにして、美味しい生活をしてみせると、、、

兄は夕暮れ時に戻ってきて、私に10歳用の初めての土魔法という本を、お土産だよ、と私に渡してくれた。馬車をおりて、馬と馬車は,馬番さんにまかせ、私たちは夕暮れの王都を歩きながら、美味しそうなレストラン? を探した。黄昏の王都はやはり、美しかった。


美味しい夕飯を食べながら、母は私に話してくれた。

実はね。私の父も土魔法の名手なのよ。 家は、領地を持たない貧乏男爵だったけど、隣の子爵領に住んでいて土魔法で畑を作り、となりの子爵様に感謝されたのよ。

あなたが小さい時は、よくうちの領に遊びに来てくれて、ほら我が家の庭には少しだけ、土がまだ残ってるでしょ。 あれは来ると毎回、土魔法をかけてくれた私のお父様の仕事なの。

あの頃は我が家の庭でも少しは野菜がとれたのよ。

私のおじいさまも土魔法だったんだ。 私もそれが遺伝したのかな?

我が家の屋敷に残る僅かな土、あれを大きく広げていけば、良いのかな?

亡くなったおじい様のためにも、私頑張る、と言ったら、お母様は、父はまだなくなってないけど、足、腰が弱くなってもう我が家の領地に来れないの。 あなたが訪ねて行ってあげたら喜ぶわ。

あなたも今まで体が弱かったので私のお父様は心配してたのよ、母は鶏肉?の香味焼きを食べながら明るく話してくれた。 それからみんなで魔法談義、現金なもので、私は早く領地に戻り、自分の魔法が試したかった。 土魔法の名手、おじい様にも会いたかった。

今夜は馬車で眠って、明日の早朝、懐かしの我が家、お父様の待ってる我が家に出発。




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