波乱の魔法鑑定、教会は混乱し、そして私は途方にくれる
馬車に揺られながら、私たち3人は教会に向かった。 途中素晴らしい王城を通り過ぎた時、私はお母様に聞いた。 お母様はお城の舞踏会に参加なさるのですか? 「そうね。 4年ほど前には何度か行ったとこが事があるけど、最近、領土に魔獣が多くなってきたので、お城にはお父様が一人で参加なさっているわ」お母様、それでドレスが古いんだ、着飾れば素敵なのに、、、私はお兄様にも同じことを聞いた。 お兄様は今までお城の中に入ったことがないんだって、でも今年16歳になるので来年は、宮殿でお披露目があると答えた。 国中の16歳の貴族が、一斉に宮殿に集まる行事があるらしい。
素敵だねぇ、お兄様、宮殿では美味しいものが食べられるんでしょ、羨ましいわぁ。
お母様は兄に「今日、2つの石を売ったお金は、あなたがとっておきなさい、宮殿に行くときには礼服がいるでしょう、教会に魔法鑑定のお金を払ったら残りは貯金しときなさい」と言った。
それと今度お父様がお城に報告に行くときは、今の我が領の報告と魔石の値段をあげる様、交渉してもらいましょう。 「1000個の魔石の内、半分は税金で仕方ないけれど、あとの500個は1千万位もらってもたらないぐらいの価値があるわ」の母の言葉に、私は、そうよお母様、王都ご用達のお店はほんとうに、せこいわ、せこすぎると言った。 お父様から、王様に再契約お願いしましょうよ。
そんなことを話しているうちに、馬車は荘厳な教会に到着した。
教会にはすでに30人ほどの人が集まっていて、司教様が貴族列、平民列と別れて並ぶよう指示してた。
私はお母様とお兄様に見守られて、貴族列にならんだら、司教様が慌てて飛んできて、お嬢さん、あちらの列にお願いしますと、私に言った。 母と兄が私の側で司教を見ていたが、明らかに怒ってるようだった。 私はにこやかにカーテシーをして(アニメで見たもののまねだけど、少しよろけたけどこれでよいんだよね)子爵家の娘、レイナですと挨拶した。 鑑定が始まり、火魔法、水魔法の鑑定に場内は羨望のため息、喜びの声があがった。 いよいよ私の番がきた。 司教は球体を覗きこみ、私の顔を見てから、茶色、土と言った。 は、茶色? 土、いくら私の名が前世では土橋でも、土はないでしょ。土は、、、私は可愛く微笑んで、もう一度鑑定をお願いしました。 司教は面倒くさそうにしてたけど、もう一度鑑定して、土魔法と叫んだ。 会場にいた家族を除いた皆は、嘲笑していた。
土魔法、ダサいの、あちらこちらで、声がした。 私はもう一度鑑定をお願いしたが、司教様は何度しても同じだから、と首を振った。
やはり、可愛いだけじゃだめかしら? 私はどすの利いた声で、女神様がもう一度鑑定を所望しているのが聞こえますと司教にお願いした。 司教はうんざり顔で球体を見て、茶色が濃くなっている、土魔法です、とバカにしたように笑った。 会場の皆もみな馬鹿にして笑っていた。 母と兄は心配そうに私を見ていた。 私は司教に(馬鹿にしないでよ)と叫んだ。 ついでに会場で笑っていた皆にも、女神様から与えられた土魔法をなめたらあがんぜよ、と叫んだ。 決まった、会場は急に静まり返った。 母と兄は私の手を取り教会から連れ出してくれた。 兄様は私と母を馬車まで送り、鑑定料を払ってくると言って再び教会に戻った。 お兄様、塩のかわりに、司教のおじさんに投げ銭お願いします。 それだけ言うと、私は馬車に乗って、しばし、茫然としていた。
天にいるであろう、白い着物の女神、寝てたんか? もう。。。




