表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『保存スキルで始める異世界村づくり』 〜役立たずと言われた能力が、最強の村を作る〜  作者: 玖龍
第1章 召喚された『保存』の少女

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/30

第4話 商業区-アルカディア-

商業区へ向かう馬車の中で未来みくは窓の外を眺めていた。召喚されてから、まだ数時間。知らない世界、知らない言葉、知らない常識。これからセレス村で暮らすなら、まずはこの世界のことを知らなければならない。

「マリさん」

「はい、ミク様」

「まずはいろんな本を買いたいんだけど、どこかいいお店知らない?」

「本屋ですか…」

「うん。できれば、なるべく安く買えるところがいいんだけど…」

未来みくがそう言うと、マリは少し考える。

「それなら大きな本屋がいいと思います!お店の中というより別の方法になるけど…」

「別の方法?」

未来みくが首を傾げる。

「王都の本屋では、貴族向けに新しい本をどんどん仕入れています。なので、古くなった本や流行が終わった本は、処分するためにお店の裏に置かれます。本の回収は月末の火曜日、つまり明日の予定なので、今なら本が置かれてると思います」

未来みくは目を輝かせる。

「それって……」

少し間を置いて。

無料タダ?」

マリは小さく笑った。

「はい。もちろん、お店によっては少しお金がかかるところもありますが、無料で譲ってもらえる可能性があります。」

未来みくは驚いた。

「本を捨てるなんてもったいない……」


前の世界でも、本は大切な知識だった。誰かが書いたもの。誰かが残したもの。それは未来へ繋ぐものだと思っていた。

「他にも方法があって」

マリが続ける。

「下町の本屋でしたら、平民向けの本が多いです。貴族向けではないので、比較的安く買えます」

「なるほど……」

未来みくは頷く。

「じゃあ、まずは無料の本を探して。それから必要なものを買おうかな!」

「はい。」

---

商業区へ到着すると、街の景色が広がった。大きな建物。行き交う人々。店に並ぶ商品。未来にとって、すべてが新鮮だった。

「ミク様、着きました!」

「すごい……」

思わず声が漏れる。マリは優しく説明する。

「ここが王都の商業区アルカディアです。魔法道具や薬、食料など、様々なものが集まっています」

未来みくは周囲を見渡す。

「本当に異世界なんだ……」

改めて実感する。しかし、不思議と不安にならなかった。隣にはマリがいるから。

「まずは本屋に行ってみよう。」

「はい、ミク様」

二人は歩き出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ