第10話 衣類の準備
「次は二階だよね?」
「はい。衣類売り場にいきましょう。」
二人は階段を上がり、二階へ向かった。店内には普段着から旅人用の服、冬物のコートまで、様々な衣服が並んでいる。
「セレス村は冬になると雪が積もります。厚手の服も用意しておいた方がいいですよ。」
「なるほど。」
未来は頷きながら服を選び始めた。
普段着、動きやすいズボン、厚手のコート、替えの靴などをいろんなサイズでどんどん購入する。下着や靴下も忘れずに買い揃える。未来は何着か試着し、動きやすい服を中心に選んでいく。
「マリさんも好きなの選んで。」
「えっ!?」
「私もですか?」
「もちろん!」
「でも……。」
「遠慮は禁止!」
未来に背中を押され、マリも控えめにワンピースを1着選んだ。
「その服、すごく似合ってるよ。」
「ありがとうございます……。」
マリは少し照れながら微笑んだ。
未来は普段着や作業着、防寒着なども購入した。ついでに、いろいろな種類の布も購入した。
「このくらいで服は大丈夫かな。」
買い物を終え、再び【保存】で荷物を収納する。
未来が満足そうに頷くと、マリが思い出したように言った。
「そういえば、三階には宝石店があって王都でも有名なお店なんですよ。」
「宝石店?」
未来は首を傾げる。
「宝石には魔力を蓄えられる物もありますので、見るだけでも面白いと思います。」
「へぇ!」
未来は興味津々に目を輝かせた。
「せっかくだし、最後に寄ってみよう!」




