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おわりに --運と人間力--

 小説家になろうにおける『ガラスの壁』は主に二つある。

 一つは底辺と呼ばれるブックマーク登録件数が100未満の作者がこれにあたる。

 なろうにおける大多数の作家がこう呼ばれ、多くの人間はここから先に上がる事は無い。

 そして、そんな底辺の壁を突破した人間への第二の壁となるのが中流作家である。

 日刊ジャンル別ランキングに載り、場合によっては日刊ランキング上位に上がるかもしれない。

 が、ここから小説家になろうとすると、才能だけでなく運と人間力なるものが絶対に必要になってくる。




 自分の書いたものは自分でアレンジができるから、思いついたものは積極的に晒すスタイルである。

 上の文は暁に掲載している『銀河英雄伝説 アンドロイド達が見た魔術師』から持ってきた。

 まあ、この上の文を終わりに思いついたからこれを書きだしたというのもあるのだが。

 という訳で、最期は私が今努力してる『運』と『人間力』の話である。



 運というものをどうやって手に入れるかなんて出来る人がいたら成功している訳だが、それを引き寄せる努力は簡単にできる。

 時代の流れに乗るかどうかだ。

 大仰な話になるが、なろう環境の変化、特にタグづけでエントリーできるコンクールの存在は近年の作家志望環境を劇的に変えた。

 何よりも読者の支持という背景と固定票を出版社が狙って、上位作家陣が次々に出版していったのが大きいだろう。

 最初は一歩でいい。

 それらのコンテストにエントリーしてタグをつけてみよう。

 通ろうが落ちようが、必ず得るものが有る。

 それをネタにして書けば一石二鳥である。

 手書きの原稿がいやで投稿しなかった私がパソコンを知り、印刷したものを投稿しだした時から比べると隔絶の感がある。


 人間力という言葉から工作とかの後ろ暗いものを考える人がいるだろうが、底辺を脱出するのに工作は必要ない。

 面白い物語を毎日更新するだけで底辺は簡単に脱出できるのである。

 それが無理な人はなろうテンプレートを使おう。

 なろうテンプレートを使って分割投稿して毎日更新すれば底辺は必ず脱出できるのである。

 じゃあ、この人間力とは何という話だが、創作活動以外の行動と定義している。

 たとえば、タイトルやあらすじを分かりやすいように、受けやすいようにするとか、SNSを使って告知をするとか。

 このあたりをやっている人は多いがそれを戦略的にしている人は少ない。


 たとえば、私の場合読者の生の声が聞きたかったから、『IFCON』の席は最重要で重視していた。

 また、ツイッターでの告知は最低限にしながらも、作者のキャラクターを理解してもらおうとネタを適度に吐き出している。

 ツイッターによる作家間の相互フォローについては興味があるが、デメリットも考慮して保留中とか現在進行中で戦略を立てていたりする。

 このあたり試行錯誤な段階なので、あまり語れることはなかったりするが、じゃあ工作を考えなかったのかというと、考える必要がなかった。

 なろうに来た時から既に私には固定客が居たからで、彼らに面白い物語を提供すれば、自然と底辺を抜けられると確信していたからである。

 底辺を抜けるのに固定客を作るのは絶対条件なのだ。

 そして、彼ら固定客を飽きさせない物語を作れるようになれば、底辺は卒業である。



 つまり、底辺卒業の手段にはリアルの人間力が試される。



 なんという身も蓋もないオチだろうか…… 

 まあこんな感じで己の黒歴史を晒しての底辺脱出講座はこれでおしまいである。

 これを読んだ貴方が底辺を卒業できる事を祈っています。



 おわり

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