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遠くに花火が観えた

 いつもの土曜日の行動パターンで友人と出かけますが、何だか今日は車の流れがいつもと少しばかり違う気がしました。


 いつも行く日帰り温泉施設の駐車場も、何だか空いています。


 のんびりと入浴して着替えも終わり、そろそろ帰ろうかと温泉施設の二階の大きな窓から外を眺めると、遠くに花火が上がっていました。


 「あ~花火大会があったから、車の流れも違うし、ここの駐車場もいつもより空いていたのか・・・」


 「先週も先々週も、県内の市で大きな花火大会があったみたいだよ」


 「彼方此方で花火大会が開催できるってことは、それなりに多額の寄付が問題無く集まっているってことだから、良いことだね」


 「花火大会すら出来ない程の不景気って、想像するだけでも疲弊しそうだよ」


 「今の世の中は、クレーマーの方が行事に影響が出るみたいだけどね・・・」


 「雲が広がってたみたいだけど、花火大会が終了する時刻までは雨が降らなければ良いね」


 「サウナ室のテレビで天気予報を視たけど、この辺りは雨が降るエリアから外れていたから、多分だけど大丈夫かな」


 「でも夜に一雨欲しいよねね~」


 「そうだね~数十分でも雨が降ってくれれば涼しくなるし、庭の草木に水やりせずに済むし・・・」


 「水不足のダムがあるみたいだから、そちらに雨が降ってくれたらって思うよ」


 「天気予報だと台風13号は中国に行っちゃったけど、台風15号は日本に上陸するみたいだったから、雨不足のダム近辺で恵みの雨になればイイね」


 「豪雨災害はイヤだけど、雨も降らないとね~」


 「さっき八百屋の大将が『夏野菜か高くなっててゴメンね、赤字ギリギリで売るようにはにしてるけど、凄い値段でしょ』って言ってたもんね」


 「そうだね~、きゅうり1本98円だったよ」


 そんな呑気なとりとめのない会話をしつつ、住宅街の向こうに観える花火をしばらく眺めた後、帰宅することにしました。


 帰りの車窓からも、時折花火が観えますが、「運転に集中集中」って独り言を言いつつ、帰途につきました。

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