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わがまま女神の開拓誌 ~自分の島を観光地にしちゃおう!!~  作者: 青衣
第4章【水曜の湖畔《時雨》】
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寒気は遥か彼方へと

いつまでやってるんだ、この告知は

 スキー場完成から3日が経過したが最近はどのテレビ番組も七刻の開拓に向けてなどの特番で正直なところ見飽きた。

 確かにそうやって発信してくれるのは嬉しい限りだけど、どこにアピールするわけでもなく七刻の島だけで放送しかしてないなら意味がないんじゃないかってつくづく思えてため息の1つくらいしか出そうにありませんって話。

 何とかこの飽和状態を打開しなきゃブームが一瞬で鎮火しそうで怖いんだ。


 と言うかそれ以前に七刻ブームが到来するかが不明なんだけどな。

 そう思ってた矢先だ。


「め~ちゃんお待たせ、オムライスだよ。」


 天音特製なれば黄金に輝く卵に、燃えるようなケチャップ……言葉は要らない、というのは失礼かもだがデキる女は無言で手を合わせ一例をしてからいただく。

 当たり前のようにファミレスなんかの比じゃない、やっぱこれだよ。

 1口で濃厚な味が広がるのはまさに天国か。


 美味しいオムライス、そしてこの喫茶店……地獄勤務の私にとっては楽園以外の何物でも無いだろう?

 心を癒すこのアットホーム感、最高の組み合わせ。


「め~ちゃんも天才だよね。 身体の縮小化に成功したからミニチュアの喫茶店に入るって発想するんだもの。 私もまたここで本営業と言わないけど料理ができるなんて楽しいなぁ~。」


「時雨の1件に関しては私の頑張りは過去トップだと思うさ。」


 疲れた肩をグルグル回してはポキポキと鳴らす。

 そう、今日から1週間のインターバルを挟んでは次の風見の仕事が始まると言うわけだが、それまではここに移り住みしっかりと体力の回復に勤めるのが今の私のやるべきこと……休むときはしっかり休めって玄弥が聖奈みたいに口うるさくてさ。


 そしてオムライスを食つつ考えれば、七刻の開拓はここら辺でそろそろ折り返し地点だとなると速かったような短かったような不思議な感覚。

 ここまで来たらやれるところまでとことんやらなきゃね……結果がどうあれさ。
















 さすがに私にはソファーでゴロッとはするものの厚かましく堂々と我が家面出来るほどの魂胆は持ち合わせてはいない、食器洗いや掃除に洗濯くらいのお手伝いはして借りは返さなきゃ気が済まない。

 それに女として出来なきゃ恥ずかしいだろう?


「それにしても、風見には何が出来るのかなぁ~? 自然豊かな森なんだけど、私には見当もつかないかも~。」


「毎度お馴染み結愛画伯からイラストを預かっているぞ!!」


 本当ならここで惜しんでしまいたいがそれだとモヤモヤが残るだけだ、ならば潔く見せた方が後々困ることはない。

 今日はノートパソコンを入れるためのバッグにファイルを挟んで絵を持ってきているが、普段はリュックを背負うことがある私だからさすがにアレに入れたらマズいでしょ。

 まぁ、パソコン入れに入れるのもどうかと思うがさ。


「じゃんっ、今回のはこれ……なんか超巨大な公園を作るみたいだな。 森の一部を切り開くのは反対派も居たが、使われない森を放置するよりは活用した方がいいと賛成派が大多数で圧勝。 いやぁ~数の暴力とは怖いもんだ。」


「なるほど~、滑り台なのか平仮名の【へ】なのかよくわかんないのもあるけど公園だったんだこれ。」


 今この場に結愛が居たらどうなってたかわからない爆弾発言を平気で言うもんだ。

 それに彼女自身に悪気はない、もしみんなの前で気分を害するようなことがあれば寛容な心でどうか許してやってくれないかな?


 許さないって人も居るかもしれないけど、生で天音の気の抜けきった笑顔を見れば起こる気にもなれないだろうがね。

 よっぽど激怒じゃなければだが。

すべて許してくれるオムライスは万能か

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