【まおささ没話供養】2部一話 転生したら冒険者になるもんよ
また2部一話、これも没。設定ミスで進行不可になったため。
まえがき予定
気のせい『このお話から2部で合ってますよ!!』
「SSSランクなのだ」
「は?」
訳がわからないんだが……
裏山に山菜を取りに行ったら、なぜか異世界に転移していた。なんやかんやトラブルに合ったりしたが、なろうで異世界転生物とかを履修していた俺は冒険者ギルドへやってきていた。
他の冒険者に絡まれずに受付にやってきたのだが、赤髪のギルド職員に掛けられた一言がこれだった。
「剣聖の弟子のゆうた様なのだ」
早い、情報が早いよこの世界。どうやら俺が剣を一振りして金髪のじゃロリ自称剣聖(たった今本物の剣聖だと判明)をぶっ飛ばしたことを知っているようだ。ついさっきのことなのに。弟子にはなってないけど。
「いや、冒険者登録に──」
「わかったのだ。少々お待ちくださいなのだ」
それにしてもなんの脈拍もなく異世界転移するとはな、順応してる俺すげえとも思うけど。
というか金髪のじゃロリ剣聖がいきなり襲ってきたからあわてて持ってた剣を振ったら、風を起こす技が出たんよな。それで天高く吹き飛んでいって星になったんよな。剣聖だけに剣星ってな。
てかなんで風を起こす技を慣れた手つきで使えたんやろ? まあええか。とりあえず空気を操るみたいな感じの技やし、エア操作とでも名付けておくか。今後多用しそうやしな。
「ギルドカードができたのだ。SSSランクなのだ」
「どうも……は?」
赤髪の職員さんに虹色に輝くカードを渡された。訳がわからない、どっからどう見てもそこらの人が持ってるカードではない。
さっき外にランク説明のポスター貼ってたけど最低ランクGで最高ランクSやったぞ? なによSSSランクって?
「あの……ランクおかしくないですか?」
「剣聖に勝ったのだ? じゃあSSSランクなのだ」
なんだこの人、口癖に侵略されているではないか。じゃなくて剣聖に勝ったらSSSランクなのか……
じゃあ剣聖は? と恐る恐る聞いてみた。
『SSランク、元世界最強なのだ。で今はゆうた様が世界最強のだ』
うぎゃーーー!! 異世界来たらすぐ世界最強になった件、ってなんだそりゃーーー!!
「Gランクからでお願いします!」
なろうあるあるの田舎者設定を活用し、ギルドの説明を受けた。それと初心者なので頼みこんだらEランクにしてもらえた。虹色やけど……あと依頼も受けてきたぞ。これでEランク冒険者だ!
『待ってたのじゃ』
そしてギルドから出てくると金髪のじゃロリ剣聖が仁王立ちしていた。よしっ、めんどくさそうなので無視しよう。俺は剣聖の横を通り過ぎた。
『ってなに無視しとるんじゃ! わらわの弟子になるんじゃないのか!?』
「なりませんよ」
『じゃあなぜ弟子募集中のわらわのところへ来たんじゃ!?』
「いや、気づいたらそこにいたんで」
『は!?』
『のじゃーーー!!』
これでよしっ! つきまとってくる剣聖がうざかったのでぶっ飛ばしてお星さまにしておいた。というか絶対なんかの策略が働いてるやろ。剣聖が弟子募集中のところに転移するなんて。知らんけど。
さてと、スライムを狩りに行こう。スライムが落とす魔核を集める依頼を受けたからだ。南の草原やっけ、じゃあこっちやな。徒歩徒歩──
スライムはぶちっと潰れ、ダイヤモンドになった。
よっわ……じゃなくて俺が強いんか、剣聖ぶっ飛ばせるぐらいやし。いやいや、スライムの魔核が必要なんだが!?
ダイヤモンドじゃないんだが!?
あとなんか雑なステータスが書かれた水色の板が出てきた。レベルは∞、HPも∞、他の項目にはそこそこ、と書かれている。おっと誤字発見、AGIのところがAGOになっている。
アゴやん……しかもそこそこってなによ。
というかこの板邪魔、目線を逸らしてもチラチラ見えてしまうからだ。なろうにはステータスオープンという概念があるけどまさか……
「ステータスクローズ」
板は消えた。よかった、これで一安心だ。とにかくスライムを倒して魔核を得ないといけない。目に入ったスライムをエア操作でぶちっと潰してゆく。
するとダイヤモンドとステータスが出てきた。
「違えよーーー!!」
数時間後、暗くなったのでギルドに戻ってきた。くっ、なぜこの依頼は一日限りなんだっ!
「依頼未達成……本当に剣聖の弟子なのだ?」
「違いますが?」
「じゃあなんなのだ?」
「剣聖を倒した、ただの田舎者です」
田舎者なのはあながち間違いではない。実家に裏山あるしな。
というかよく考えたら剣を持ってたので、剣でスライムを倒してみた。そしたらなにも出なかったんよな。おかしくない? 出ないものを納品しろって、おかしくない?
「この依頼、なぜか達成されたことがないのだ。でも依頼未達成の罰金を払うのだ」
「罰金?」
「説明したはずなのだ」
確かに依頼未達成だと罰金が発生し、信用度が下がり、ランクも下がり、最終的に冒険者剥奪やっけ。もし罰金を払らえなかったら奴隷落ちみたいなやつやっけ?
「でも俺無一文なんで」
「それはまずいのだ」
そもそもお金を稼ぐために依頼を受けたんだが、変な依頼を引いてマイナスになってしまったようだ。忠告してくれよ。たぶん星になった剣聖に勝ったせいで忠告がなかったんやろけど。
「そうだ! 冒険者ギルドでは素材の買い取りもしてるのだ。なんか持ってないのだ?」
まあそうなると思った。ここでダイヤモンド出してビックリさせてやろう。
ステータスの板のアイテムボックスならぬ、アイテム倉庫をタップして開いた。女物のパンツがたくさん並んでいるがこれは俺のじゃない、あった。ダイヤモンドだ。
「ダイヤモンド払いで」
と言い、カウンターにたくさんのダイヤモンドを転がしてやった。これでどうだーーー!!
「ゴミを広げるのはやめて欲しいのだ」
「え……」
赤髪のギルド職員は迷惑そうに片付けろと言ってきた。こんなにキレイやのに? ダイヤモンドやのに?
「ゴミとは?」
『ダイヤモンドぐらいどこにでもあるのだ。まさか田舎にはないのだ?』
なんじゃそら、この異世界ーーー!!
あとがき予定だったもの
気のせい『どうやらスライムが魔核落とす設定にするのを忘れてたみたいですね~ゆうたさんドンマイです! バグはゆうたさんが発見したら直すらしいですよ?』
二話もあるよ……没になったけど。




