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永劫なる復讐の旅路に呪言(ことほぎ)を  作者: ヌ名人
道は踏み外させれる
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9/15

「始動」

「さて、場所は分かってるけど、あれからどれくらい経ったかは把握しておかないとね」


まあ長くても一週間かそこらだと思うけど


──カツン


「ん?」


足に何か当たった


「何これ?鎌?」


僕が畑の雑草刈りとかに使ってた鎌かな?


だれが置いたんだろ?


「...そんなこと気にしてもしょうがないし早く山降りようか」


十分くらいで降りれるでしょ


〈〜〜〜〉


「はい降りれた」


見立て通り十分くらいで山を降りた僕の目に映ったのは、


「で、ここどこ?」


記憶にある姿とは全く違う姿となった街の姿だった


人口100人くらいで一軒一軒も木造の小さな一階建の家ばかりだった頃とは見違えたようになっていた


「...これが本当の“街”かぁ」


家はレンガ造りになっていて、一軒の大きさも倍近く


さらには二階や屋上までついている家もあった


「随分と様変わりしたけどこれ、」


一度躊躇しながらも続けて言う


「何()経った?」


...次の目標ができた


今が一体建国歴何年なのかを確認しよう


〈〜〜〜〉


「ふう、よかったよかった」


確認した限りではおそらく10年弱ぐらいしか経ってないはず


いや“ぐらい”じゃないか


でも昔読んだ昔話みたいに気付いたら数百年経ってて自分知ってる人誰もいません!


なーんてことになってなかったのは救いかな


「しっかし“ここ”なんて呼ばれ方をしてたのに今じゃ『コンファン』なんて名前がついたんだなぁ」


この名前直訳すると『辺境』だし、さらに他にコンフトゥとかコンフトワとかあるみたいだね


コンフ(辺境)トゥ(≒ドゥ=2)とコンフ(辺境)トワ(≒トロワ=3)って適当すぎるとは思うけど


コンファンもコンフ(辺境)ァン(≒アン=1)ってことなのかな?


この規模の街を他にいくつか治めてるってことはあのロイフは領主になった後他の貴族に食われちゃったのかと思ってかなり焦ったけど心配は無用だった


「まさかアイツが伯爵になってたなんてなぁ」


アイツが領主になった途端、領地での暴動とかそう言うのがほぼ起きなくなって、その方法を色んな貴族に教えたのが評価されて当主不在になってた伯爵家をもらったって聞いたけど


「そんな単純なわけないよね」


その程度なら国王から直々に激励の言葉を賜るくらいの褒美しかもらえないはず


色々裏でやってたんだろうなぁ


例えば王様にとって不都合な相手を冤罪被せて消したりね?


「ま、お貴族様の小難しい事情なんて関係ないけど」


アイツが僕に対してあんなことをやった


それで僕が苦しんだ


そんな奴が上に行くなんて許しちゃいけない


ただそれだけ


「一回アイツには同じような目にあってもらわないと」


さぁ、忙しくなるね!


〈〜〜〜〉


「とはいえたった一人の平民が騒ぎ立ててどうにかなる相手じゃないんだよなぁ」


街で色々な人からロイフの評判を聞き回って出た結論がこれ


「そりゃあ貴族の当主だ。醜聞対策はしてるだろうとは思ったけど、まさかここまでとはね...」


当主になって数年で才覚を表した若き天才?


ロイフの評判なんでこんな良いんだよ!


まぁ一個醜聞に“できそう”なのはあったけど


男爵あたりの次男以降なら醜聞を作れば簡単に放逐されるだろうけど、伯爵家当主は厳しいよねぇ


「なら証拠を出せばいいって話だけどね」


山を降りる時に薄々感じてたけど多分体強くなってるよね?


なんか崖から落ちても無傷だったし走って鹿に余裕で追いつけるし


「さくっとお屋敷に入って証拠掻っ攫っていっちゃおう!」

「面白い」「続きを読みたい」と少しでも思っていただけたら、高評価やブックマークをお願いします。

できるだけ高頻度な投稿をしていくのでこれからもお願いします。


んなうまくいくならあなた理不尽に殺されてたりしないでしょうに...

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