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永劫なる復讐の旅路に呪言(ことほぎ)を  作者: ヌ名人
「かつては在りし幸福」
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2/15

「紛入」

《主人公視点》


「どうしたんだろう?」


いつものように畑仕事の合間に抜け出してりんごを齧っていると、大人たちが慌ただしく広場に装飾をつけたり平に均したりと整えているのが見えた


その時、僕にかかる人影があった


「「あ、」」


カイラだった


いつもは誰も来ないからサボ...いや、休憩のための場所として使う場所だったのだが、他にも使っている人がいたみたいだ


「...エレスも休憩?」


「そんな感じ」


流石に堂々とサボってる!なんて言えない


「忙しそうだね」


ちょうど気になっていたことを話題に挙げられたからついでに聞いてみよう


「カイラはなんでなのか知ってる?」


「...ここら辺一帯を治める領主様の子供が来るんだって」


「へえ」


やっぱりカイラは物知りだ


聞いたことは大体答えてくれる


「あっ、やばい!そろそろ戻らないとサボりがバレちゃう!」


体感結構話し込んじゃったからそろそろ母さんが戻ってくるかも知れない


「カイラ!ここにいたことは秘密にしてね!」


走りながらカイラに頼む


頼む間に合って!


「...サボってたんだね」


〈〜〜〜〉

《貴族の嫡男視点》


「おい」


村へ向かう馬車の中で調べ物をするべく従者へ呼びかける


「はっ、なんでございましょう?」


「村の子供で有能そうな者を紙にまとめて来い」


「御意」


従者が出て行ったのを確認してからため息を吐く


どうやって動く馬車から降りたのかはもう考えないことにした


「はぁ、もう人を使うということはやっている、そしてあの者は父上からの借り物、私の行動は父上に筒抜けだろう」


口に出して事実を確認する


「となれば」


人の使い方とはやはり...


「... 貴族特有の(陥れる方向の)使い方なのだろうな...」


有能な者がいれば脅して手駒にすることで認められそうなのだが...


「なぜあのような奴隷どもの村に私を送るのだ父上は...!」


いっそ村を潰して来いと言われた方が楽だったのだが




複雑な表情を浮かべる子を一人乗せ、馬車は一つ主人公の村へと進んでいく──


「面白い」「続きを読みたい」と少しでも思っていただけたら、高評価やブックマークをお願いします。

できるだけ高頻度な投稿をしていくのでこれからもお願いします。

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