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八百七十九:泰子さんの話(776) ★火と自由と働くこと(2)

八百七十九:泰子さんの話(776) ★火と自由と働くこと(2)


 記事の内容を短くまとめると、若者の間で「流行り始めている」らしいのだが、「若いうちに充分なお金を貯めて、さっさっと会社を退職し、その後は働かずに暮らす」という意味である。昔風にいえば隠居生活であり、あるいは遊民生活と言ってもよい。名前だけが現代風なっただけで、人間の望みそのものは昔から変わらないみたいだ。貯金の利子で生活すると言うのは、確かに夢物語かもしれない。


 しかし夢でもないようだ: 記事によると、取り敢えず「一億円」を貯めればよいようだ。金利4%(=定期預金など、リスクなしで充分可能な範囲だろうが)で回せば、利子として年間400万円を得られる。元金を減らす事無く、年収として400万円を得られるから利子だけで生活出来る。


 今の時代なら、給料の良い会社で、貯金に励んで、安全な財テクを使うなら、三十過ぎまで頑張れば、先の一億円は何とか貯められそうな範囲だ。夫婦共稼ぎでやれば、一層実現の可能性は高い。

新聞には実際の例も紹介されていた。そのまま転載すると、FIREした男性(35)の或る日の一日:


6:00  起床・妻と自分の朝食を用意

8:00  趣味の自転車で海沿いを30キロほど走る

10:00 畑の収穫や水やり

11:00 掃除などの家事・昼食の用意

12:00 昼食

13:00 記事執筆やイベント企画・FIREに関するオンライン相談

18:00 夕食の用意

19:00 夕食・妻との晩酌

20:00 自由時間・筋トレ

22:30 就寝


 先の生活を眺める限り、格別素晴らしい生活のようには見えないと思うが、どうだろうか。確かに勤め人のように、一日中束縛される事は無いにしてもだ。


つづく

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