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八百九:泰子さんの話(706) ★母校訪問と棚卸し(5)

八百九:泰子さんの話(706) ★母校訪問と棚卸し(5)


 私には坂本さんみたいな芸術的才能は腹の底まで探しても無いが、ただ大きく成ったら「社長になりたい」という夢を持っていた。これは中学時代からハッキリ自覚して持っていて、多分家が豊かでなかったから「お金持ち=社長」と短絡思考したものと思う。才能とは言えないが、そんな願望に沿って私は始終生きて来た。


 大学時代の主任教官に卒業後の就職先として超大手K造船所を紹介された時に、私は「社長になれないと思うから」の口実で蹴った。教官に「今の時代は明治ではないぞ」という顔をされたのを覚えている:末は社長か大臣か。

 坂本さんと違ったのは、男と女の性の違いは大きいと思うが、概して女の方が何かにつけ「受け身」な生き方をするように思う。それとも水を求めて乾くような「願望の強さ」の違いがあった、ろうか。


 彼女の芸大についての失意めいた言葉を聞いた時、絵画の才能は別に置いて、ただ「随分と受け身なんだなーーー」と感じた。ひょっとしたら本人に自信が無かったのかも知れない。「言われる」のを待っている:大学の先生が直接自分に言って呉れなかった、親が伝えて呉れなかったからーーー。これでは人生で何かを成し遂げる事は出来ない、というのがこっちの標準装備の考え方だ。私の場合なら:


つづく

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