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マジックそるじゃあ  作者: ふ~ん
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ござる野郎

こんばんは。ねっ!

 よく見ると蹴った足が折れたようだ。カルシウム不足なんだなと思う……骨粗しょう症なのかもしれない。ご年配の方でしたので。短気だし。


「ハハハッ私のガブドンをなめないで頂きたい!こう見えて、格闘試合では三回出場の三回優勝をかっぱらっしゃったお方なのだ!お前とは違う!」


 ま、そうだろう……虫と人間では途方に違う。 執事?風の男性が苦しんでいると、後方より次から次へと駆け寄って来る団体様が。

 駆け寄って声をかけてくるのを分析する限りどうやらアイリ様を守る者達のようだ。


(うーん。多い……三十?いやもっといるかも)


 その者達はイチ達の周りを囲む。配置された位置は、アイリという女の子と骨粗しょう症のおじさんとイチを周りの他者から見えないようにブロックしている。

 誰がどう見ても、足の骨を折ったじいさんもといおじさんが這いつくばっている。床には、見たこともない変な虫……虫に熱い視線を繰り出しまくる若い男子は悪党だと!思うはず。


 一触即発の状態だったのだが


「ヘル嘘をつかないで!あなたは、このお兄さんの大切にしているガブドンさんに暴力をしたのよ?それで、ガブドンに対する天罰が来たのよ!」


「このグニュンヘルド、アイリ様が命より大切に思って生きてまいりました。ですが、ここで我の命果てるとは……イダダダ。何をする!?下郎が!!」


「果てて無いじゃんか。良かったねアイリ様」


 そう言うと、折れた足をグリグリ動かす。それは、まさに『俺のガブドンはお前より痛い目にあったんだ。だから、死ねとは言わないが死ぬ次に辛い痛みを思いしれ!』な感じ。

 というか、ブツブツと独語を言ってられるイチがソコには有った。


「やめてください!部下の失態は私の身で払いますから。」


(いや、幼い女の子なんか興味ないし。……いや、案外金持ちかもしれない。いや!絶対金持ちだ)


 勿体ぶって『そうだなぁ。それなら考えてもいいなぁ』と悪党ぶりを見せたところで


「オーイ。何しているのかな?」


 二階から見下ろすはユウナとマナミ。声をかけてきたのはユウナ。

 瞬間!イチに正義の心が芽生える。ぶっちゃけ、嫁に見られては不味いヤツを隠そうする夫。猶予は二階から一階までの降りてくる時間は二十秒程!ユウナのバトルスーツなら二秒と掛からないだろう。瞬時に発動させる『オールヒール』回復魔法が炸裂し……しようかその時!!


 二階にユウナが!御姫様ともあろう奴が!?二階の手すりを乗り越えて真下のイチへダイレクトと来よった。

 多分、掛かった時間は無いし何だったら俺の不都合な部分が全て見えてしまうモノとなった。


……

「ハイハイ黙りましょうね。で?ウチの旦那に何かされたでしょうか?」


 イチは言い訳をしようとして、口を開いた次の瞬間!ユウナの手で口をガッシリと掴まれる。モゴモゴと言うイチに対して『はーい。お口を閉じましょうね』と挑発的


「アナタはユウナ・アーガスト!……それがですね、この男あろうことか私ことグニュンヘルドの足を折り、尚且つ折った足をもてあそぶという残酷卑劣という男。

 この世の者とは思えぬ外道ぶり!世が許してもワシは決して許されぬぞ!!」


 そうオジサンは、ユウナに強くメッセージを伝えいきり立つ。

 ……立つ??


「あの?立っていらっしゃいますね。」


「何をバカ……」


 うん。本当にバカな!オジサンでした。これを見たイチは口角が上に上がってしまう。要は、ユウナにモロにバレたということだ。そりゃあそうだろう?口を手で塞がれているから、口角の動きでイチの心情がアッサリとバレてしまってからというもの……苦し紛れに自らの口の隙間から舌を出して手をなめてやりましたわいのぉ!


「キャアッ!」


 思わずユウナの手が離れたわいのぅ。

 

「ぐふふ、ぐふふふ。そんな簡単に手を抜いても遅いわいのぅ。」


 手を引っ込めたユウナの手を掴み・引いて口元へとさせるとユウナの顔が『ダメー』と乙女な顔に……たまりません!そして止まりません。


 はたから見ると両者共に、危ない変態カップルである。ベロベロとなめる男子に『イヤン!ダメェ』とか言いつつも、バトルスーツ無しでもいつもの力使えば引き剥がせるのにしない女。

 そして


「ユウナお姉様。コチラが依頼主のアイリ・フォレスト様ですよ。

 ……お姉様!!」


 ユウナはビグン!となり『なっ何よ!?』と振り返り依頼主写真と一致しているのに気付いたようで


「あ!……アイリ・フォレスト様ですね。私は遊撃戦闘艦のクルーのユウナ・アーガストです。こちらは……」


「はい。聞いております。マナミ・カボレロ様ですね。」


 その時!ステーションに緊急のアラームが鳴り響く。その音は、火災・爆発の警戒音で関所内は騒然としており、イチのベロベロ事件と骨折事件は綺麗サッパリ忘れてもらえる。

 イチの心には少しばかり『ラッキー』と思ったのは言うまでもない。


 【同じ時どこかで】


「クソ!……なんだ?アノござる野郎!?俺の暗殺部隊が全滅だとぉ。

 しかも、私のっ……私の右目を奪うとわぁぁぁぁ!!!全ての関わる者達を殲滅してやるわぁ」


「でも、良かったッスね無事に生き残れて。」


 ピラリャナはイチの暗殺に失敗する。それどころか、イチの前までたどり着いてもいない。そんな行き当たりバッタリの事をするだろうか?

 ござる野郎から逃げれた理由として『ステーションに爆弾をしこんだ』……そう言って逃げ出す事に成功する。


「生きて帰る為に爆弾を仕込んだと思ってるのか!?ああ!違うね。ドン・ダーケを助けて恩を売るためだ。

 クソッ!!」


……

「爆発したのは監禁エリアです!このモニターの人と出くわした際は戦わず逃げてください。

 全宇宙警察に通達!モニターの者の死体等を集めること!そして、取り逃がさないこと!各自早急に当たること。」


 関所ステーションに知らせが響きわたる。何でも、捕まえる者達と一般人を守る者達とで周囲に知らせているようだ。

 周りの人達は、我先と早くこのステーションから出で行きたい様子なのが見てとれた。

明日もよろしくお願いします

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