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マジックそるじゃあ  作者: ふ~ん
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五人ともう一人

こんばんわ。

「ねぇ?イチの部屋は無いの?」


「御姉様。私達の部屋をイチの部屋にすればネ」


 ウンウンと頷くユウナ。


(言えない……マナが足らなくて成長仕切ってないなんて。

 だって仕方無いじゃんか!俺、昔から生命魔法が苦手なんだよぉ。)


 何処かを見つめ動かないイチの両脇を、彼女達はヒシッと掴んでニコニコしている。


……

 二か月が経過した。


「皆!聞いてくれ。みんなの努力で外の星で[花を植えて美化させる]事に依頼された。

 ブギウキ星という、聞いたことも無い星から依頼された。花を植える場所は、大手銀行前に綺麗な花を添える事らしい。


 ……なんだったら『今から来てくれて良い!』と言うことだ。

 更に凄いことがある!旅費やプランター代金などの経費は、もう理事長から取得済みである!」


「イエェェェ……え?あれ??」


 ハシャいでいるのはイチのみ。『どうしたのかな?』と聞いたことろ『ブギウキ星なんて聞いたことが無い』と臆している様子。


「お前ら、ビビってるのかぁ?花を植えに行くだけなのに。ま、俺だけでも行くけどな!浮いたお金どうしよっかなぁ。」


……

 結局行くことに決定する。


(まさかマナミが行きます!って言うんですもの。抜け駆けされてはタマリません!)


(ブギウキ星……もしかしたら、新星なのかも!カボレロ星王女として名を売って起きましょう)


(我、風ェ。風は主と共に吹くでござるよ)


(どの陣形にするか!?……プランターは背水の陣で道路側が良いと見た!!)


「ふぅ!とりあえず、俺のマナで成長させた花三十株用意したぞ。あとは、現地に行って土魔法を使ってプランター製作だな。」


 船は俺達だけを乗せている。他は誰もいない。ワープを何度かしたのちに着いた模様。

 しかし、アナウンスと無い船が勝手に止まり『プシュー』とドアが開く音が聞こえる程に静まりかえっている。


「誰も……いない。」


 降りたイチ達の目の前の柱に一枚のポスターが張られていた。


『ようこそ!海の星ブギウキへ  みんなでブギブキウキウキしていってね!』と書いていた。年数を見ると三十年前の見出しとなっている。


「さあ行こうか、大手銀行アラトスブギウキ支店へと言いたいが、先に海岸があるのなら、プランターを何個か作って持って行こう。」


 宇宙船の停泊させ降りた一行は、ステーションを降りて一旦出るともう目の前が銀行だった。看板にはアラトス銀行と書いている。


 皆の様子?というか、ソフィーは一番ルンルン気分で歩いているし、フウタは『風が騒いでいる』とかなんとか……意味が分からん。

 二人の女子は、両脇に引っ付いている。様子は終始別の意味でニコニコしてらっしゃる。


……

「よしソフィーが言う通り、プランターを背水の陣で置くぞ。ユウナとマナミは、俺が入れた土に花を優しく植えてくれ。」


 あのあと、イチ達は銀行内に入って自己紹介等をする。自己紹介等の説は向こう側からは『本当に美化して頂けるのでしょうか?』との問いが有った。勿論返事は了承している。


「俺達、宇宙警察ぅの新参者ぉ!この花でこの街を綺麗にする者ぉ!美人二人と変な二人でもぉ!俺達仲良し…俺達仲良し…俺達仲良し者ぉ!」


「コラッ!」


 なんかいきなり後ろから叩かれるイチ。叩いたのはユウナである。

 叩いた理由は、変な歌を歌い出しノッていたことにある。


「この前さ、ルームメイトのジャインとジョインが、[王女の呪い]を題にしてユウナやマナミをディスっていてな。

 ま、俺のはその真似みないなものだが。アイツ等には到底及ばないラッパー力だよ。」


「成る程。

 闇に蹴落とすだけでは物足りないのでしたか……。」


「なんだ?真面目な顔してどうしたんだ?」


 『うんん、なんでも無いの』と満面の笑みをするユウナはその後マナミのところへ行って、何やら悪巧みをしている八九三みたく固まっていた。

 突然、フウタが


「マスター!マスター!」


「どうした!?」


「プランターがひとつ足りませぬ。」


 完璧な背水の陣をしたかったのか、ラスト一つを作る為に再び海岸へと来ていた。


「フゥ。疲れた。リオン!ちょっと飲ませてくれ。」


 リオンと言うのは、知っての通りシルバリオンであるドラゴンの事である。

 今は、手乗りサイズの赤のボールになったムチッとしているポヨポヨとしているドラゴンである。


 リオンはイチが取り出したコップの上に座り『じょぼぼぼ』と水を出していた。出し終わるとイチはお礼を言ってコップを飲む……飲めなかった。

 『ちょっと待ちなさい』とユウナに止められる。


「なに?お前も欲しいのか。」


「それって、もしかして……」


「ドラゴンの尿だよ。

 お前は知らないと思うけど、ドラゴンの尿には滋養強壮と栄養満点・しかもマナが回復する代物で重宝しているんだ。


 ……って!なんで理由を言ったのにコップを取るんだ!?」


「なんで美女の尿なんか飲ませないといけないのよ!?……飲むんだったら、私のを飲みなさい!!」


「お前、自分で言ってて恥ずかしくないか?」


 『恥ずかしいに決まってるじゃない!』と顔を真っ赤に言うユウナだった。

 そんなヤイヤイ言っている自分(イチ)が、楽しくなって来たのでユウナを羽交(はが)い締めをしてシルバリオンの重宝している水を飲ませようとした時!


 『ピュー』とドラゴンが言うと、口から白い熱線が一矢飛び出してコップに命中してしまう。


「アハハハ。ユウナはリオンのマナエキスを飲んじゃあダメだってさ。

 ……けど、もったいないなぁ」


 そう言うと、ユウナの服に落ちてボトボトをイチは口を近付かせる。そして、チューチューと服をしがんでいると


「ま、ままあ、しかたないわよね。イチの補給元がこぼれたから……。」


 その後『デヘヘヘヘ』とイチを自分の胸元へ押し込んでいたところ


「ピーーー!!」


「な!?」


「ん?この匂い!シルバリオンか。」


「ピィーイー」


「シルバリオンが人化するのは初めて見たぞ。人化おめでとう!ヨシヨシ、イイコだぞ。」


「ピューピュー」


「とりあえず、当面の目標は言葉の発声練習と長期の人化だな。

 ……大丈夫さ、お前は俺が触れた時は心の中で通じ会えるんだ!簡単だろ??」


「ピュッ!」


「うん。その意気だ!」


 風のフウタがザッ!という感じで現れると、誠にすいませんがという雰囲気で


「……あのぉ??楽しいところすまんがのぉ。この赤い髪の毛をしたオナゴから出したレーザーコーセンがあの街に当たった様でござるよ。」


 ユウナとイチが見ると、ゴウゴウと街が燃えていた。

明日もよろしくです

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