↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺YOEEE!〜最強種族たちに愛でられまくる異世界転生ってアリですか〜  作者: うらねこ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
24/26

第24話 俺、みんなを応援する


 ともかく、メイランの口添えで仮説を補強した俺は、かくかくしかじかの手続きを経て、人魚の国の長に事情を説明した。


 人魚の長は、はじめこそ国防上の理由から協力を拒んだものの、ミーナの説得もあり、巨人族と妖狐族が万全の備えをすることを条件に、海底遺跡の装置を起動してもらえることになった。


 そして、何が起きたか。


 一言で言うと。


「でっか」


 海が大きく盛り上がり、山みたいな巨大な影が水面を割った。


 そこから現れたのは、巨人すら小さく見えるほどの、超絶巨大なイカの化け物。


 そう、クラーケンだった。


 そこから始まったのは、まさに壁画そのものの壮絶なバトルだった。


 人魚たちが歌で威嚇し、妖狐たちが船の上から術を飛ばし、巨人たちがビルみたいにでかいモリで突きまくる。


 そして俺は。



「みんなーーー!! がんばれーーーー!!」



 遠くから応援していた。


 最終的にクラーケンは、なんやかんやで仕留められた。正直、俺には途中から、何が起きているのか分からなかった。


***


 問題は、そのあとだった。


「これ、どうやってガルガンまで運ぶんです?」


 目の前には、山と見まごう大きさの、水揚げされたクラーケン。

 当然、海とガルガンを結ぶ転移ポートに収まるようなサイズではない。


「運べばいいんじゃない?」


「誰が?」


「巨人」


「いやいやいや」


 リュネたちが強いのは知っている。でも、さすがにこれは無理だろう。

 そう思った、その時だった。


「運ぶの?」


「…………」


 真上から、聞き覚えのある声がした。


 反射的にぞわりとして、顔を上げる。


 妖精である。


 何人も……いや、数十人はいる。


「うわ……なんでいるの?」


 思わずそう聞くと、妖精たちは一斉にくすくす笑いだした。


 本当に嫌だった。


 一人の妖精が答える。


「面白そうだから」


「どこから聞きつけたの!?」


「ずっと見てたよ」


「怖い怖い怖い」


 妖精たちは楽しそうに笑いながら、クラーケンの周囲を飛び始めた。


「これくらいならいけるかな」


「これくらい?」


「うん」


「せーの」


 次の瞬間、空に巨大な魔法陣が広がった。


「待って待って待って」


 クラーケンの巨体が、ふわりと浮く。


「いや、できるんかい!!!!」


 無力な俺のツッコミが、空に響いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。