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ホームズ捕物帳 ~ロンドンの名探偵、江戸に転生して岡っ引きになる  作者: コナン・綺堂異流


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第二十一話:蝶合戦の符牒 〜 The Sign of the Butterfly Battle 〜

一部AIにより作成


挿絵(By みてみん)


【冒頭:ロンドン時代】


一八九二年、七月の夕暮れのことである。


ベイカー街二百二十一番地Bの居間は、西日を受けて金色に染まっていた。ホームズは実験台に向かい、何やら褐色の粉末を試験管の中でかき回しながら、独り言のように言った。


「ワトソン、群衆心理というものを考えたことがあるかね」


私はソファに腰を落ち着けて、夕刊を広げていた。「それは社会学の問題だろう。私の専門ではない」


「しかしね」と、ホームズは試験管を光にかざした。「医師としても関係があるはずだ。人は集団の中にいるとき、個人としての判断力を失う。ある一点を信じ込まされると、それと矛盾する証拠を目の前に示されても、見えなくなる。信仰とは、その最も純粋な形だ」


「それは宗教を批判しているのか」


「批判ではない、観察だ」ホームズは試験管を置いて振り返った。「先日、トットナム・コート・ロードで見かけた福音伝道師の話だが——人だかりの中で彼が奇跡と称したものは、実に単純な腹話術だった。しかし誰も疑わなかった。見たいものしか、人は見ない」


「君は冷たいな」と私は言った。


「冷たいのではなく、正確なのだ」とホームズは答えた。「人の信じる力というのは美しい。だが、その美しさを利用する者がいる。それが問題なのだ」


その夜、私たちはテムズ南岸のランベスで発生した爆発事故に巻き込まれた。工場の壁が崩れ、瓦礫が降り注いだ。閃光があり、轟音があり、それから——闇があった。


気がつくと、私はどこか別の場所にいた。




******




【本編:江戸での事件】


——和登三太の語り——


江戸の夏は、ロンドンのそれとは根本的に異なる。


ロンドンの夏は湿っぽく灰色がかっているが、江戸の夏は白く明るく、そして重い。空気そのものが熱を帯びて肌に貼り付いてくる。七月ともなれば、朝から蝉が鳴き、夕方になっても暑さはいっこうに引く気配がない。私が路傍の石段に腰を落とし、額の汗を手拭いで拭いながら呆然としていると、隣にすでに腰を落ち着けた捕霧七が、涼しい顔で煙管を吹かしていた。


「三太、ここは本所ほんじょだ」と彼は言った。


本所というのは、江戸の東側、隅田川すみだがわを渡った向こうにある一帯である。川を境界として江戸の内外を分ける感覚は、テムズを挟んでシティとサザークが異なる雰囲気を持つロンドンにも似ているが、本所は武家屋敷と庶民の町屋が入り混じる、少し辺鄙な土地柄だった。大川端には蔵が並び、細い堀割が縦横に走っている。


捕霧七は今日も着物の腰に十手を差し、手に煙管を持っていた。ロンドン時代のパイプと煙管では、吸い込める煙草の量が天と地ほど違う——煙管は刻み煙草をほんの少量しか詰められず、ひと吸いふた吸いすれば灰になってしまう。それゆえ江戸の愛煙家は、しょっちゅう煙管の雁首がんくびを煙草盆に打ち付けて灰を落とし、また詰め直す。捕霧七はこの動作を、思案するときの癖にしていた——ロンドン時代にパイプをひねっていたのと、まったく同じリズムで。


「なにか事件があったのですか」と私は訊いた。


「これから出る」


「は?」


竪川たてかわの一件だ」捕霧七は煙管の灰を器用に落とした。「聞いていないか」


私は首を振った。江戸に転生してからというもの、情報はすべて人づてである。ロンドンにはタイムズ紙があり、スタンダード紙があり、街頭では号外売りが叫んでいた。ここには瓦版かわらばんというものがあるが、内容は主に火事と心中と怪談で、体系的なニュースとは言い難い。


「去年の六月のことだそうだ」と捕霧七は話し始めた。「本所の竪川——この近くを流れる堀割だが、そこに数万とも数十万ともしれない蝶が乱舞した。白い蝶、黒い蝶、色とりどりの蝶が、川面の上を埋め尽くすように飛んだ。それが二日三日続いた」


「蝶が……」


「珍しいことではあるが、自然現象と言えば自然現象だ。しかしこの近くに、善昌ぜんしょうという尼がいる。松坂町に小さな庵を持ち、弁天像を祀って信者を集めている女だが、彼女がこう言ったらしい」


捕霧七は声色を変えて続けた。


「『竪川の蝶は、凶事の前兆である。まもなくこの界隈に恐ろしいことが起こる』——とな」


「予言か」


「予言だ。そしてご丁寧に、その凶事を防ぐために十五日間の大護摩おおごまを焚くと言い出した」


護摩ごまというのは、密教系の仏事で、護摩壇という台に薪や香料を積み上げて燃やしながら経を唱える儀式である。ロンドンでいえばカトリックの荘厳なミサに近い印象があるが、それよりも炎と煙の視覚的効果が強く、信者に強い霊的印象を与える。


「大護摩を焚くのはよいとして」と私は言った。「それで凶事が防がれたのですか」


「それがそうもいかなかった。護摩の最中、善昌は突然弁天像を隠した。百日のあいだ姿を見せてはならないというお告げがあったと言い、信者には内陣に近づくことを禁じた。護摩が明けた翌朝——信者たちが庵に押しかけると、善昌の姿はなかった。代わりにあったのは」


捕霧七は静かに続けた。


「いつも通り輝く弁天像と、首のない尼の死体だ」


私は思わず息を呑んだ。


「首が……ない?」


「ない」と捕霧七はあっさり言った。「そして像は無事だが、善昌の首はどこにも見当たらない」




******




この件を持ち込んできたのは、本所の岡っ引き仲間の伝手を経て私たちのところに廻ってきた男で、竪川の近くで米屋を営む忠兵衛ちゅうべえという五十がらみの町人だった。


江戸の町人ちょうにんというのは、武士でも農民でも僧侶でもない、都市に住む庶民の総称である。商人、職人、棒手振り(ぼてふり)——行商人——など様々な生業を持つ人々で、江戸の経済を実質的に動かしているのはこの人々だった。ロンドンのミドルクラスに相当するかもしれないが、制度上は武士より下に置かれ、苗字を名乗ることも原則として許されていない。


忠兵衛は額に汗を光らせながら長屋の縁側に腰を下ろし、扇子で盛んに風を送りながら言った。


「わっちも弁天道べんてんどうの信者のひとりでございまして、善昌様にはずいぶんお世話になりました。ところがこんな恐ろしいことになってしまいまして……」


弁天道というのは、弁財天べんざいてんを祀る信仰のことである。弁財天はもともとインド由来の女神で、音楽と財福を司るとされ、江戸では特に商人や芸人に人気があった。ロンドンでいえば聖母マリアへの庶民信仰に近い、穏やかで身近な宗教的感覚だった。


「善昌という方は、どのようなお人でしたか」と私は訊いた。


「五十を少し過ぎたくらいでしょうか。もとは江戸の外から来られた方だとうかがっておりますが、いつのまにか本所に根付いて、あの庵を建てられまして。弁天様のご利益はほんとうにございまして、わっちも商売が傾いたときにお参りしたら、翌月には持ち直しまして……」


捕霧七は煙管を膝に置いて、静かに割り込んだ。


「三年前、賽銭泥棒が死んだ一件はご存知か」


忠兵衛は目を丸くした。「ご存知でございましたか。賽銭を盗んで供物の菓子まで食い散らかした男が、腹を下して悶死したという——仏罰だと皆で噂しました」


「その男の死に、おかしなところはなかったか」


「おかしな……? いえ、悪いことをした報いだと思いましたので」


捕霧七は何も言わなかった。ただ雁首を静かに煙草盆に打ちつけ、新しい刻み煙草を詰めながら、遠い目をしていた。


私はその眼差しを知っている。ロンドン時代から変わらぬ、彼が何かを見通しているときの眼差しだ。




******




翌日、私たちは松坂町の善昌の庵を訪ねた。


いおりというのは、本来は山中の簡素な小屋を指すが、江戸では庶民の間で宗教的な集会所として使われる小さな建物を指すことも多い。善昌の庵はその名の通り質素なもので、板塀に囲まれた小さな敷地に、本堂代わりの六畳ほどの部屋と、奥に居住用の間が続いていた。


本堂の正面には弁天像が安置されていた。


金箔を施した美しい像で、胡座あぐらをかき、琵琶を抱えた女神の姿は、なるほど見る者に霊験あらたかな印象を与えた。ロンドンの教会の祭壇像と比べると、はるかに小さく、はるかに金色が眩しい。


「首なしの遺体は、この内陣の手前で発見されたわけですね」と私は言った。


「左様でございます」と、庵に残っていた信者の一人が答えた。「朝、扉を開けますと、お内陣の前に善昌様が……お顔が……」


「首はどこへ」


「わかりません。庵の中にも、外にも。まるで」と信者は声を震わせた。「まるで弁天様がお連れになったようで……」


捕霧七は黙って内陣の奥へ歩み寄り、弁天像をまじまじと眺めた。像の台座、背後の壁、床の隅——ロンドン時代にホームズが犯行現場を調べるときと同じ、系統的かつ冷静な視線が、部屋の隅々を這っていった。


次に彼は庵の外に出て、板塀の際を歩いた。


「三太」と、塀の一角で彼は止まった。「この板に触れてみろ」


私は言われた通り、塀の板を押してみた。わずかに動いた。


「外れるようになっています」


「三日前に外れるようにされたものだ」捕霧七は板の縁の木屑を指でこすった。「新しい傷だ。ここから人が出入りできる」


「すると、首を持った者がここから逃げた?」


「あるいは持ち込んだか」と彼は静かに言った。


私には意味がわからなかった。




******




私たちが次に向かったのは、竪川の近くに居を構える僧侶、円雲えんうんのもとだった。


円雲は善昌の古い知り合いだと、忠兵衛から聞いていた。五十代の、ずんぐりとした体格の僧侶で、半眼に閉じた目が何か腹に一物あるようにも、ただ眠そうなようにも見えた。


捕霧七は単刀直入に訊いた。


「弁天像は本物か」


円雲の半眼が、わずかに開いた。「何をおっしゃいますか」


「善昌が百日間像を見せないと言った。護摩の最中に像を隠したのか、あるいはすり替えたのか——どちらだ」


沈黙があった。


夏の蝉が、外で喧しく鳴いていた。


「……なぜそれを」と、円雲はゆっくり言った。


「像の台座の裏に、新しい漆が塗ってある。古い像を補修するなら不自然ではないが、あの像は全体がよく古びているのに、台座の裏だけ漆が新しかった。すり替えの際に台座部分の細工がうまくいかず、後から塗り直したのだろう。それと」


捕霧七は煙管をひねった。


「賽銭泥棒の死だ。三年前、供物の菓子を食って死んだ男——あの菓子に毒が仕込んであったはずだ。試し盗りをする者が出た場合に備えて、善昌自身が仕掛けた罠だろう。あれは仏罰ではない、毒殺だ。弁天像が本物の霊験を持つと信者に信じ込ませるために、不届き者への天罰という評判が必要だった」


円雲は長い息を吐いた。


「……なるほど、お見通しでございましたか」




******




そこからの話は、こうだった。


弁天像はもともと、さる大名家の蔵に秘蔵されていた、名のある仏師の作である。数十年前に盗み出され、いくつかの手を経て善昌の元に流れ着いた。善昌は像の由来を知っていたが、それを隠して信者を集め、長年の信仰で像の霊験を積み上げてきた。


円雲は別の一派の人間で、善昌が積み上げた信者組織そのものを乗っ取ろうとしていた。信者の数と、信者から得られる賽銭収入——これは江戸でも相当な利権である——を狙っていたのだ。


護摩の最中に像を一時的に隠したのは、善昌自身の意図だった。「百日間、姿を見せるな」というお告げは口実で、本当は像を人目から遠ざけて、どこかに売り払う計画があった。像は本物の名品で、骨董として高値が付く。


しかし円雲がその計画を察知し、善昌を殺した。


像を売り払う前に殺されたため、像は依然として庵にある。首を斬って持ち去ったのは、行方不明の人物として扱わせるためではなく——


「首があれば、善昌と断定される。首がなければ、別人の可能性が生まれる」と捕霧七は言った。「実際、はじめのうち奉行所は遺体が善昌かどうか確認に手間取った。その間に円雲は、善昌が出奔したという話を信者に広め、自分が弁天道の後継者として座を収めようとした。だが像の行方がわからない。善昌が計画を誰かに話していたとすれば、共犯者がいる。その共犯者が像を持ち出したかもしれないと、円雲は焦っていた」


「像は今もあの庵に?」


「ある。しかし」と捕霧七は言った。「あれは本物ではない。護摩の最中に、善昌はすでにすり替えていた。本物はどこかに移してある。私はその隠し場所に、見当がついている」




******




捕霧七が見当をつけたのは、忠兵衛の米屋の蔵だった。


忠兵衛は善昌の信者でありながら、同時に善昌の共犯者でもあった。商売が傾いたときに善昌に救われたというのは本当だが、救われた代償として、善昌の秘密を共有させられていたのだ。本物の弁天像は、忠兵衛の蔵の米袋の奥に隠されていた。


「なぜ忠兵衛が共犯者だと」と私は訊いた。


「彼が私たちにこの件を持ち込んできたとき、善昌の死体の発見された場所を正確に述べた」と捕霧七は言った。「内陣の手前と言ったが、発見の場に居合わせた者以外、そこまで詳しくは知らないはずだ。忠兵衛は信者だが、その朝庵にいた最初の一人ではなかったと、他の信者が言っていた。ならば内陣の手前という細部を知っているのはなぜか」


「…………」


「それと、彼が持ってきた扇子の風は東向きだったが、彼の米屋は西側にある。暑い日に西から東へ向かって歩いてきたなら、汗は背中に流れるはずだ。しかし彼の額と顔面に汗が光っていた——東から西へ、つまり米屋から直接来たのではなく、あちこち動き回った後でここへ来たことを示している」


「……それだけで?」


「確認が必要だったので蔵を見た。それだけだ」


捕霧七の観察というのは、いつもこういうものだった。証拠は積み重なり、推理は動かない。




******




北町奉行所の同心に引き渡したのは、その翌日のことである。


円雲は善昌殺しで咎められ、忠兵衛は共犯として取り調べを受けることになった。本物の弁天像は米屋の蔵から発見され、もとの持ち主——とはいえ大名家の盗品ゆえ話は複雑になったが——へ戻される手続きが取られることになった。


町奉行所まちぶぎょうしょというのは、江戸の行政と司法を担う機関である。北と南に二つあり、月番で交代して職務に当たる。長官である町奉行はいわばロンドンの治安判事と警察署長を兼ねたような存在で、その下に与力よりき同心どうしんという役人が連なっている。私たち岡っ引きは同心の下請けのような立場だが、正式な役人ではなく、十手を預かることで民間協力者として動く。俸給はなく、依頼料や謝礼で暮らしている点では、ロンドン時代の探偵業と大差ない。


「しかし」と私は、事件が落着した夕、縁側で捕霧七に言った。「蝶の群れは何だったのですか。あれは本当に自然現象だったのでしょうか」


捕霧七は竪川の方角に目を向けた。川面が夕焼けを映して橙色に輝いていた。


「七月の竪川には、川辺の草に蝶の好む花が咲く。群れが生まれやすい条件が揃った年だったのだろう。しかし」と彼は言った。「善昌はその時を待っていた。あるいは、蝶の群れをどこかで意図的に誘導した——餌となる植物を川沿いに大量に植えたとか、何らかの工夫をしたかもしれない」


「予言ではなく、仕掛けだったと?」


「人が見たいものを見るように、恐れを感じやすい状況を作り出すことができる。蝶の大群は実際に不思議な光景だ。そこに『凶事の前兆』という解釈を与えれば、人の心はその方向へ流れていく。善昌はそれを利用した」


「それは」と私は言った。「ホームズ——あなたが以前言っていたことに似ています。人は見たいものしか見ない、という」


捕霧七はわずかに目を細めた。


「言ったか、そんなことを」


「ロンドンで」


「……そうかもしれない」


竪川の水面が、夕風に揺れた。川の向こうで蛍が一つ、光った。江戸の夏の終わりはいつも静かにやってくる、と、近所の豆腐売りが教えてくれた言葉を、私は思い出した。


「しかし」と捕霧七は、ふと遠くを見る目で言った。「蝶が本当に凶事の前兆であった可能性を、完全に否定もできないけれどな」


「それは科学的ではありませんよ」


「科学が全てを説明できると思うのは、信者の傲慢と同じだ」


私は笑った。


この男はやはり、どこにいても同じだと思った。




******




【結末:ロンドン時代】


気づくと、私はベイカー街の居間にいた。


暖炉ではなく夕日が窓から差し込み、ホームズは実験台の前で静止していた。試験管を手に持ったまま、どこか遠くを見ている。


「ホームズ」と私は言った。「また夢を見た」


「私もだ」とホームズは言った。試験管を静かに台に置いた。「蝶の夢だ、ワトソン。川面を埋め尽くす蝶の群れ」


「私も見た。江戸の川だった」


「竪川という」とホームズは言った。「そして尼僧と、首なしの死体と、すり替えられた仏像と」


私たちはしばらく黙って向かい合っていた。


「ホームズ」と私はようやく言った。「群衆心理の話を、夢の前に君はしていた。人は見たいものしか見ない、と」


「言った」


「あの尼——善昌というのは、それを武器にした」


「そうだ」ホームズは窓際に歩み寄った。ロンドンの夕日が、煤けた屋根屋根の上に橙色を置いていた。「人間の信仰心というのは、本来は美しいものだ。何かを信じたい、守られたいという、原初の感情から来る。しかしそれを利用する者は必ず現れる。江戸でも、ロンドンでも」


「そして利用された人々は」


「傷つく。しかし」と彼は言った。「信じる力は失わない方がいい。問題は信仰ではなく、証拠を見ようとしない怠惰だ。信じることと、考えることは、両立できる」


「それは、君の信念か」


ホームズは一瞬だけ微笑んだ。


「少なくとも、私の観察だ」


窓の外、ロンドンの夕空を渡る鳥の群れが、一瞬、蝶のように見えた。




******




本作は、アーサー・コナン・ドイル著『シャーロック・ホームズの冒険』および岡本綺堂著『半七捕物帳』への敬意と感謝を込めて執筆しています。




著:コナン・綺堂異流(Conan Kidoyle)

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