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ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
悪魔襲来編

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第122話 自警団に参加します

 落ち着いたジャーバさんが私達に話し出す。


「昨日、冒険者ギルドで自警団の募集やってるって聞いて、ミレニアが参加したいって言うから、ここまで案内したんだよ」


「そうなんですね。私達も今日から参加しようと思って、さっき来た所なんです」


「…そうなんだ。良かった。きっとラフィーネさんも参加してるって思ってたから」


 ミレニアさんも少し落ち着いて、話してくれた。



 するとギルドの入り口に憲兵の人が数人入ってきて、そのうちの一人が、店内にいる人達に向かって声を出した。


「それでは自警団に入団希望の方はこちらに来て下さい。説明と冒険者の方は冒険者登録の確認をさせていただきます」


 私達はミレニアさんと一緒にその憲兵の方に移動した。



 冒険者が自警団に入団するには冒険者登録を確認するとの事なので、ナヴィの予想通りナヴィは来ていても、すぐには参加出来なかったみたいだ。



 私達は登録を確認してもらった後、全員に赤い腕章が配られた。


「この腕章は自警団の証明になります。もし、この腕章を着けずに夜間に外出すれば処罰の対象になる場合がありますので、今夜から見回りに参加される方は必ずこの腕章を忘れずに着けてください」


 その後の説明では、自警団はそれぞれ見回る地区を決められ、その地区を見回る事になる。



 私達とミレニアさんは同じ地区を希望して、担当する地区が決められた。


 基本的には同じチームの人は同じ地区の担当になるそうだ。



 それぞれの地区には詰所が用意され、見回りを開始する時にそこに集合して、終わる時もそこで報告をしてから解散となる。



 そして腕章と一緒に警笛も全員に配られた。

 非常に大きな音がする警笛らしくて、悪魔を見つけたら必ず吹くように言われた。


 またその音が聞こえたら、近くの地区の人は必ずその応援に行ってほしいとの説明も受けた。



 特に見回る場所の順とかもなく、冒険者達は善意で集まっているので、別に朝までいなくても、途中で詰所に行って、帰る事を伝えれば帰ってもいいとの事だった。


 憲兵はひと通りの説明を終えると、夜に各自の詰所に行くように私達に伝えるとギルドから出ていった。



 私はミレニアさんに話す。


「じゃあ、また今夜、詰所に集合だね」


「…うん。あの…ラフィーネさん。今夜の集合時間までラフィーネさんの家に居てもいいかな?」


「えっ? 別にいいけど…」


「…ホント? ありがとう。じゃあ、ジャーバさん。ごめんなさい。私、ラフィーネさんの家に行ってくるから」


「おー、そうだな。分かったよ。キャプテンもその方が安心してくれるでしょ」



 私がジャーバさんに尋ねる。


「アルメダさん、やっぱり忙しいんですか?」


「んー、やっぱ初めての単独だったから、色々と四苦八苦しながら後処理やってるよ」


「そうなんですね。ジャーバさん。また落ち着いたら、顔出しますって、アルメダさんに伝えておいてくれますか?」


「ああ、全然いいよ。キャプテンも喜ぶと思うよ。それじゃ、ミレニア。俺はこのまま帰るな。すいませんけど、ミレニアをよろしくお願いしますね。ラフィーネさん。皆さんも気をつけて見回りよろしく!」


「いえ、こちらこそ」



 ジャーバさんは足早にギルドを出ていった。


 私はミレニアさんの方に向いて、話し掛ける。


「それじゃ、私達の家で夜まで待ちましょうか? ミレニアさん」


「…うん。よろしくお願いします」


 私達はそのままギルドを出て、夕食の食材を買いにお店に寄った後、私達の家に向かって歩き出した。


 ミレニアさんも来てくれたし、今夜のうちに悪魔を倒してしまいたいな…と、私は思った。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!


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