表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ポンコツ貴族令嬢が最強スキルをゲットしたので、自由を求めて家出する。~家出令嬢の冒険譚?~  作者: 十目 イチ
キャラバン編 ~聖樹の森~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

114/282

第114話 使い方は人それぞれ

 アルメダさんのブースを離れ、私達は広場に出ている他のブースを回る事にした。


 他の地域から来ている数多くの行商(キャラバン)がその広場で隙間なくブースを出していて、実に色々な物がそれぞれのブースには陳列されていた。


 お客さんもいろんな地域からも来ているみたいで、広場の中は本当に活気に溢れていた。



 私はそのずらっと並んだブースを眺めながら、アイシャに話し掛ける。


「いろんなお店があるんだねー。なんかプルメイの露店通りに似てるけど、売ってる物は全然違うね」


「そうですね。様々な地域から行商が来るそうですから、名産品が多いですね」


「そうだねー。あっ! あそこのお店、剣とか置いてる! ちょっと見に行こうよ」



 私は一つのブースが剣や槍、盾などを陳列しているのを見つけ、そのブースに向かった。



 そのブースの前に行くと、感じの良さそうなお兄さんが声を掛けてきた。


「いらっしゃい。お嬢さん達。剣を持っている所を見ると冒険者ですか?」


「はい。そうなんです。ちょっと見せてもらってもいいですか?」


「どうぞ、どうぞ。ここには並んでない商品もあるんで、もし探し物があるんでしたら、聞いてくださいね」



 私は並んでいる盾を見ながら、そのお兄さんに尋ねる。


「今、並んでいる物より少し小さめの盾ってありますか?」


「小盾ですか? ちょっと待っててくださいね」


 お兄さんはブースの奥に入り、すぐに五、六枚の盾を両手に抱えて戻って来た。


 全部、私の首から腰までがすっぽり隠れるぐらいの大きさの盾だけど、その形はそれぞれ違っていた。



 お兄さんがそれを一枚づつ並べて見せてくれた。


「大きさはこのぐらいでいけますか?」


「そうですね。大きさはちょうどいい感じです」


「小盾はあんまり需要がないんで、在庫はそんなにないんですけど、気に入った物があったら言ってくださいね」



 私は並べられた盾を一枚づつ確かめて、その中の一枚を手に取った。


「これ、形がいい感じかも」


 アイシャに振り返って聞いてみる。


「お嬢様の感覚ですから。お任せしますよ」


「そうだよね。なんか丸い盾よりこの形の方が乗りやすそうなんだよね」


 私が手に取っているのは五角形の盾で、特に装飾は施されていない、質素な小盾(スモールシールド)だ。


 私はお兄さんにバレないように念動を使って、その盾を手に持って色んな角度から見てみる。



 端から見ると、私が軽々と盾を持っているように見えるので、お兄さんが思わず聞いてきた。


「お嬢さん。見た目と違って結構、力あるんですね」


「あはは、これでも冒険者やってますから」


 私はこの盾を購入する事にして、お兄さんにお会計をお願いした。



 お兄さんがお会計をしながら、笑顔で私に話し掛ける。


「買ってもらってますから、何に使うかはお客さんの自由ですけど、盾にはあんまり乗らない方がいいですよ」


 私はお兄さんに苦笑いで返した。



 そして心の中でお兄さんに答えた。


 私、盾を盾として使った事、ありませんから…。


最後までお読みいただき、ありがとうございます!


続きが気になるとか、面白いと思った人は是非、ブックマークで応援をお願いします!!


広告の下にある☆評価をしていただけると、作者のやる気がめちゃくちゃ上がります!

凄く励みになります!


今後の物語作成の参考にさせていただきますので、是非お願いしますm(_ _)m


よろしくお願いします!(。-人-。)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ