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ドラゴンルート  作者: 56GEN


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93/102

ぜネルのおパンツの破壊力

ナル達を追いかける強襲艇に船体をぶつけて落とす。

装甲板よりも船体への負荷が強くなるので使いたくないが、

武装がないただの船なので、この戦術しか今は取れない。


「セイン達は無事?」


船を傾けて輸送船を視認する。

貨物室の屋根が抜けて積まれた積荷を破壊し船首を上にして落ちている。

「どうじゃ・・見えるか?」

ヴァクーとゼネルは単眼鏡で細かく貨物室を見ている。




「輸送船が進路を変えたわ」

「三人無事のようだ」

輸送船から離れているのに、ゼネルは単眼鏡を使わずブリッジにいる三人を見分けることができる。


「上に強襲艇4!

真上4!!

雲に隠れていた」

サーリャが通信機を叩いて知らせてくれた。サーリャも目がいい。

「撃ってきた!!」

翼を展開して減速して船を傾ける。

バチバチバチ!

ブリッジ前の装甲に弾が当たる音が続いた。

見晴台を狙ったか・・・

「あぶ〜〜」

サーリャの呼吸が早い。

「やばいよ!二隻、貨物船に取り憑いたよ!」

「一隻は輸送船の前に出た!」

「乗り移る気だな」


「別二隻は?」

「見えない」


「下か・・」

さらに減速をして、輸送機から離れ船首を下げる。

目の前を下から上に強襲艇が駆け抜けた。

天窓に上昇ていく二隻の船が見え雲を引く。

赤色の小型船が追うように上昇して行った。アルインの船だ。

「追うのか?」

「右の輸送船を」

船を加速させると、

ガタガタ・・・船が震える。

「ヴァクー、動力が咳き込んだ」

「わかっとるわい。こっちの数値はまだ行ける。大丈夫だ」

大丈夫な時は計器は見ないが、今は見ている。大丈夫じゃないな。

ヴァクーなりにサーリャやゼネルに気を使ったのだろうか。


「輸送船の進路が変わったわ!前の輸送船の方に向いた」


輸送船の前方に一隻と待機している船が一隻。


右側の推進力が・・

船体をぶつけても押し切れるか・・

しょうがない・・

「つかまれ!」

船を右側にロールさせ、貨物船右舷を通過。

「スレスレじゃ!!」

「船が横に見える!」

前を飛ぶ船を捕らえ、翼を展開させ、


バリバリッ!

翼の上に当て切るように滑らせるが、


「すご〜い。上にいた船に当たった!!」



「アンカーを!!」

「わかったわい!」

「セイン達に当てるなよ」

「だーわかっとうわい!」

「ゼネルお願い」

「怪我人に活かせるのか」

「行く気、あるだろ?」


「私も降りる!!」

サーリャが?

「レイランさんの船が上にいる」

乗り込もうとしているのがわかったのか?

「わしも、動力室に行ってくるわい」


輸送船の高度が殆ど変わらない。

アンカーの張りの調整が楽に行える。


「ぁ〜〜〜〜」

「壁歪んでら」


「ここな」

「飛んでいるときにハッチを開けると風が吹き込むのじゃ」

「そんなのわかっている」


「ここを回して・・」

通信機からヴァクーとサーリャ、ゼネルの声がする。

「もう・・これで縛って!!パンツ丸見えよ」

「え?まじ?見てなかった」

想像するしかない。

「え?ここの上歩くの?」


「パッチ!あと5下げて!」

高度柱では細かい数値が出ない。

アンカーの張り具合を見ながら調整する。

「船に当たる感じがいいんじゃ?」

「いい感じだ」

船を押し下げる感じで接触した。


「行くわけないでしょ。こんな風の中」

「お見送りよ」

「少しして戻らなかったら見捨てていいぞ」

「そんな気ないでしょ」


「一人で行かせて大丈夫か」

「じゃあアンタも行けばよかったよね。重くて飛ばされないでしょ!」


「わしは、動力室に用があるんでな」

「それより、ゼネルのパンツ何色だった?」

「自分で聞けば?」


「少しだけ!!」

「同じ女性でも、頭を撃ち抜かれたわよ」


「ヒェぇぇ〜」

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