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ドラゴンルート  作者: 56GEN


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報告と報酬

エルディンに着くと夕方で雨が降っていた。夕方に港に戻る船が多く、ギルド商船や貨物船が並ぶ。

港に船をつけるとすぐ、荷受け係がやってきて積み荷を確認する。

セイン、ヴァクーでギルドに報告しにいく。サーリャは積荷の積出を見ている。


昼間とは違って、船長たちで多く賑わっていた。

コリンは他の船長と対応していて、しばらくギルド内を見て回る。

職員が壁に仕事を貼っている。船長たちが群がりいい仕事を見極めている。


「この時間に仕事を貼り出すことが多いんだ」

コリンは受付の隣の扉を開けて、手招きする。

「もう少し早く帰ってくるかと思っていたけど」

「寄り道を少し」

個室に通され、コリンの聴取を受けることになった。

「話を聞く限りでは住民の状況が思った以上に悪いわね」

地図を広げて違うことも伝えておく。砂地が河を越えて内陸に続いていたことを。

「2年前の地図だからね~」


見た風景をそのまま地図に書き込んだ。

「2年でここまで?変わる?」


「本部に報告をあげないといけない情報だわ」

コリンはハンコを押し、金属の板に紙を当てる。遠くの場所にある金属の板に内容が写される仕組みだ。

「帝国水上輸送船がバルフェリア近海にいた」

「帝国水上輸送船?ってなに?」


「大きい船」

「どの辺りで?」

地図を広げて指をさす。

「他の船長からも巨大船の話が出ているのよね、別の場所だけど」

別の地図を出して、目撃場所を記録している。

「繋がるわね。この船は、ここが目的地だったってこと?」

「周囲にバルフェリアの大型船もいた」


「帝国の船だとして出航してから、ひと月ってところかしら、

これも本部に報告っと」


「暗くてどこの船かわからなかったけど、たぶん、バルフェリアの警備船から魔光弾の発射を確認した」

「多分って、見てない訳?」

「舵握ってたし、見れないでしょ」

「暗くて、よくわからんかったが、形はバルフェリアの船じゃ」

「一応、他の船長に警告出しておくけど」

「ここに二人のサイン書いて!」

「これも、報告!」

「もう無いか?」

馬車の件はいいか・・・


「大変です!」

職員が部屋に紙を持って入ってくる。コリンは目を通した。

「すぐに」

「魔光弾の件だ。バルフェリアの直近航路が使用禁止となった」

「本部に報告してすぐか・・」




船から下ろした生地の確認が終わったようだ。

個室から追い出されてカウンターへ案内された。


今回の報酬がカウンターに出される。

赤鱗10枚 黒鱗8枚 白鱗2枚

並べられる。



「白2・・・多い」

「情報が多かったのでね」

「黒に変えれる?」

「いいよ」

黒20枚並べる。



「ありがとう」

カウンターに赤1枚を置く。

コリンは身を乗り出して耳元で、

「領主になったって聞いたわよ!悪かったわ、こんな仕事を頼んで」

珍しく謝るなんて。

「向こうの国の人々のように苦しまない為にも、

俺の代わりを見つけようと思った」

「あら、珍しいわね。権力を握ると人って変わるものよ」


「そうなりたくないね」


飛竜石の消費した分と経費を抜いての分配だが、今回は破損していない、かつ、報酬額が大きいので、セインはニコニコしている。

黒1枚は船の修理運用費用でその他は人数で割る。

一人当たり、黒3枚と黄色3枚といったところか。

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