表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴンルート  作者: 56GEN


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/68

温室の光玉草

装甲部分と外壁の隙間の衝撃を吸収する部分がかなり損傷している。

下回りは装甲が飛んでなくなっている場所もある。

大きい港や船の墓場で同じような部品があれば取り付けることが出来るが、

ここでは、期待できなさそうだ。

イーターが住んでいる洞窟で部品回収なんて・・・こわい・・


ガコン


部品が落下してロープが伸びる。

ロープを引き上げて部品を床に置く。

動力パイプに食い込んでいた部品を回収した。

ヴァクーがいれば、すぐ終わるのだけど・・

あいつは、獣人と酒を造っている。



「パッチ!」

サーリャがかがんでこっちを見ていた。

水浴びをしてきたのだろう。いい匂いがする。



「温室に光玉草あるよね」

「よく知ってるね」

「私の育った場所でよくあったわ、

夜、花が咲くと花だけ白く光りながら飛んでいくの」

「ずっと、育てているけど、それを見たことないんだ、俺」

昔からこの船にあるお守り。いままで、どんなことがあっても枯れかかった。


立ち上がり胸を叩く。

「私に、任せなさい!」

相当、自信ありな感じがする。お願いした。



「その部品運ぶの手伝おうか?」

床に置いた部品を足で突く。


「ここで直すから、大丈夫」


壁の傷をなぞりながら

「この船、見た目以上に傷だらけだね」



「直して、面倒を見ないといけないんだ」


「大事にしてるのね」


「家だからね」


「ふ~ん

で、この船の名前は?」

耳がぴくぴく動いている。期待しているのだろう。引っ張りたい。


「・・・」


花のように耳がしおれてしまった。

「まっいいわ!」

手を振り階段を上がっていく。


「あっ!そうそう」

階段の踊り場から顔を出して、

「ナルが成人になったって」


「16!

ナルの成人のお祝いをするか」

「それいいね!

で、何をする?」

「みんなで集まって騒ごう」

「ん~私も考えておく」


オルドは、街の住人と地下都市の大空間と入り口の間に、デトウドの葉や枝を大量に詰めている。

燃やして、煙でイータを駆除するつもりのようだ。

倒れていた貨車を使えるようにして木を乗せ、押して運んでいる。


避難者は都市の瓦礫に屋根を付けて、自分の家を作り出したので町長から木材を何とかならないかと相談を受けた。


夜、2階の船室で寝ている人は、ほとんどいなくなった。1階奥の貨物室も誰もいない。寂しくなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ