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只今、マリトル王国に潜伏中です。パルスの街へ

いつも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。

励みになります。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「いや〜素晴らしい酒をありがとう。ユート殿」

「いえ、まだ残りの処理がありますから頑張ってください」

 軽い打ち上げを兼ねて、警備隊長のランベルクさんとブルファムさんを【ラウンジバー】で飲んでいた。

 俺は勿論ソフトドリンクですよ。

 ご家族の手土産も忘れない。

「俺の分は?」

 と独身のブルファムさんから請求された。ケーキが欲しいのか?


「おう、そうだユート。今回手伝った奴らが報奨金より船に乗らせてくれって煩(うるさ)いんだが、なんとか成らんか?」

 やたらと皆んな船に乗りたがる。そして周りに自慢する。そして更に乗船希望者が増える。やめてくれ。


「…こっちもですか。別に構いませんが、ここの王家より先に乗船させると今度は王家(そっち)が煩いんですよね〜。分かりました報酬として乗船券を払いますが直ぐには難しいので、ギルドの方で今回参加者は記録しておいてください。年明け過ぎで良ければご招待しますよ。勿論、その時は王都警備隊の方々もです。交代でしょうから順番を決めておいてくださいね。日程が決まりましたらご連絡します」


「おう!それなら、乗船までは、あいつらバリバリ依頼をこなしそうだ」

「我らまで、すまんな。だが、楽しみにしているぞ」

 喜ぶブルファムと、申し訳なさそうだが、何気に喜んでいる警備隊長のランベルク。

 ハンターさん達には船での買い物する為の資金調達だと理由に、バリバリ働かせると張り切っている。

 お仕事で間に合わなかった人は後日ご招待するから安心してお仕事頑張ってください。


 王家には、おおよその人数と日にちを早めに決めてもらおう。

 なあなあで人数や日程を延ばされたら困るからな。

「ところで忙しいって言ってたがまだ何かするんか?」

 今後の予定についてブルファムさんに問われる。


「予定としては、まずはパルスの街に向かいますね」

「『山賊村』か?年明けまであそこに居るのか?」

「いいえ。用事で数日ほど滞在するだけですよ。その後はランゲルン帝国に向かいます」

「「ランゲルン!!」」

 そう、第一側妃殿下から熱烈な勧誘された隣の大国『ランゲルン帝国』である。


 幾つかの都市国家をを間に挟み、平地でグリムモア王国と繋がる大国の一つで、グリムモア王国と取引きが行われているので、情報が入りやすい。


「荒れるな」

「確実に荒れますね」

「荒れるだなんて、他国に顔を出すだけですよ。いずれは出店する気はありますがね」

 とりあえずは、お誘いいただいたから顔を出しに向かう事にした。

「分かっちゃいないな。何かと張り合ってるってあの二人の妃は昔っから有名だぜ。恐ろしや恐ろしや」

 まあね、あのオークションを見れば理解する。


 俺の商会の勧誘騒動の時も凄かったと聞いている。

「見なくて良かったぞ。子供が見たら夜中に便所に行けなくなるぞ」

 などと目撃した人に言われているぐらいだからな。


「他にも用事がありますから、実際には帝国でのオープンは年明けになると思われます。今回はその下見を兼ねての移動ですね。どの道、年明けにはマリトル王家をご招待予定ですのでココに戻る予定ですが」

「分かった。ところで山賊村にも店を出すのか?」

「まだ検討中ですが、どうやらアースの一族が居るみたいなんで」

「「はぁ〜っ!あそこにかぁ!?」」

 驚きと呆れと納得した表情の顔で俺をみる。


 実はパルスでの仮店舗が速攻で一族にバレたと楽園から連絡が入った。


 お頭達の事があるからか、監獄関連の秘密は一族以外には漏れず守られているが、一族や家族からは相当せっつかれているようだ。

「頼む!一生のお願いだ!ウチの街に来てくれ」

 と、グラデールさん達に泣きつかれた。大男達がそこまで言わせる一族って…。


「やっぱりジジババ達の目は誤魔化せなかったかぁ。こうなれば街ぐるみで偽装だな」

 と、お頭が悪い笑顔で街ぐるみでの偽装の提案をする。

「そんな事して良いの?領主がそんな事してると国とかにバレたらまずいんじゃないの?」

 マズいを通り越してお取り潰しになり得る行為だ。

「問題ねぇよ。逆にノリノリで偽装に参加するクチだ」

 領主一族だったよな。本当に良いのかそれで!?


 グラデールさん達の話からも偽装には全面的に(ノリノリで)協力してくれる話がまとまっており、代わりにアース商会で取り扱っている品数を増やして欲しいと要望され、必ず契約してくるようにと言われ街を追い出されたと泣きつかれる。

 めんどくさいがそれならいっその事、今後の事を考えて一度は顔見せをとパルスに伺うと伝えたら。

「「「助かった!」」」

 と胸を撫で下ろしながら、ゴツい兄ちゃん達が今度は嬉し涙を流す。どうした?


 こうしてパルスの街、通称『山賊村』に向かう事が決定した。

 要望としては、どうしても船のままで移動をとお願いされたので、ご要望通り船で向かう事となった。

 あぁ、あと繋ぎ役としてグラミスさんの部下のライチが乗船する事になったのだが。

 ま〜、凄かった。

 何がって、そりゃ〜誰が一緒にアースの船でパルスに向かうかの争いが。

 別に『最後まで生き残った者が勝者』みたいなバトルロイヤルじゃないですよ。

 単なる、いつものガラポンで決めただけなんだが。


「ついでだから、イベント開催しねぇか」

 とグラミスさんからの提案があり『妖精の集い』加盟店と『グランドモール内』の店に抽選券を配布する。

 販売金額銅貨20枚に一枚配布で、『妖精の集い』加盟店にはそれぞれ2000枚ずつ、『グランドモール内』の店にはそれぞれ1000枚ずつ渡す。


 抽選会は、抽選券の配布開始から5日間とし、同時開催としてのイベントになった。

「それ以上伸ばしても意味がねぇ。下手したら2・3日で抽選券が全部捌けちまうからよ」

 とグラミスさんからのご意見だ。

 実際、3日も経たないうちに捌けた。

「ハズレ無しで景品がアース商会の品だ。皆んな目の色変えて購入してたぜ」

 売り上げ貢献できて良かったです。


 景品は早い者勝ちの選択式にした。


 特賞 当たり玉数10個:一回限定会員カードキー【パティスリーカフェ】【エステサロン】【ラウンジバー】のどれか一枚。

 一等賞 当たり玉数100個:ビュッフェ券ペアチケット(5日以内使用)、アース製化粧水セット、アースの酒セットのどれか一つ。

 二等賞 当たり玉数1000個:ランドリーカード35回分カード、『妖精の楽園』一日乗り物乗り放題ペアチケット、どちらか一枚。

 三等賞 当たり玉数5000個:アース特製菓子のマカロン1袋、ジュエリーキャンディ1瓶、ドーナツ3個セットのどれか一つ。

 四等賞 制限なし:『妖精の楽園』乗り物券1枚。

 ハズレなし。


 パルスまでの案内乗船券獲得の抽選会は、抽選券なしでグランドモール閉店後に1日一回ガラポンを引き、当たりの『パルスまでの案内乗船券』が出た時点で終了となる。結果、

「勝ち取ったっス!」

 と当てたライチくん(19歳)は大はしゃぎで駆け回る。


 んで出発当日まで、同僚達に悔しさまぎれに仕事を押し付けられていたが、本人は浮かれすぎて楽しそうに仕事をこなすから、更に仕事を渡された。

「別に?気にしてないっスよ!それより乗船するのが楽しみで仕方ないっス」

 鼻歌を歌いながらお仕事している。


 気にしてないなら良いが、少しは周りの目の方を気にしろよ。とお思うのだがな。

 スキップしながら仕事するライチくん。同僚達の視線をモノともしない君の心臓に祝福を!

引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 【更新スケジュール】

 2026年12月までは土曜日 17時30分

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。


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