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只今、マリトル王国に潜伏中です。グリモア王国からの独立作戦 01

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励みになります。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「お久しぶりです!皆さんお元気でしたか?」

 今日はお役人さん達を始め、3人組の商人さん達とお頭の弟さん達が集まってきている。



 やはり、囚人の補充は沢山連れて来てるが、食糧補充は少なめだったようだ。

 補充された食糧では足りないと発言した役人にまで、奴隷の首輪を装着しようとするなど、メチャクチャだったと聞かされている。

「それじゃあ、独立って事で進めますね」


 以前は、国からの独立に対して役人達は少し躊躇する部分が有ったが、今回の『奴隷の首輪装着未遂事件』で、一切国への未練が無くなったようだ。

 まずは囚人への説明からだが、こちらは既に役人さん達が済ませている。


 支援された食材の残りはほぼ無く、今回の国からの支援では春まで食料が保たない事、春になれば魔人族との戦いで最前線に肉兵として強制参加させられる事などを説明し、以前ここで反乱が起こした一団と手を組み、王国からこの地を独立すること表明した。

 その際、食料調達を担ってくれる商人がいるので、心配する必要ない事を伝えているが、やはり言葉だけじゃあ信頼できないだろうから、安心出来るように後日2階層に広大な食の木施設を建設する事も伝えている。


 ここに残る事や、国からの独立する事への不満がある者も、全員九の月より手続きを行い、刑期が終了した者から順に年明けにはからここから解放すると告る。その際、軽犯罪者はそれまでの期間に就労した分を金子として再生活支援金を支給し解放する事を約束する。

 もちろん、重犯罪者も罪の重さにより就労年数を確定、その後、真面目に納めた者は解放、もしくは住宅などの生活保証を約束すると告げると、収容所が歓声で湧いた。


 ただし、罪状の残りにより支給される金額や装備は異なる事も話し、裏切り者は着の身着のまま即、城壁外に追放する事も伝えておいた。



 奴隷商人には、暫く秘密にしていてくれれば、幾許(いくば)かの迷惑料と無事に下山をサポートすると伝えたが、

「どの道、王都の奴隷商は既に廃業状態だ。だったらここでコイツらが稼いでもらい、借金を返済してもらった金を元手に他国で一から立ち上げる方がいい」

 との返事だったそうだ。

 確かに、ここでの相場はかなり高額だから、自分の買い戻し金が早く貯まるだろう。


 商人も他国での開業には膨大な資金が掛かる。彼女達もこのまま自由にされたとしても、街に戻れば餓死する未来しか残ってない事は理解しているようだ。

 この状況を理解している者は多く、大多数がここに残る事に決めた。


 ただ3名ほどは下山希望していたので、特別に無利息で残った借金を全額返済後、近くの街まで送る事を約束した。

 奴隷商人としても「あの3人は早く手放したかった」と何気に喜んでいた。

 国から無理矢理押し付けられた奴隷のようでプライドが高く、現実を理解していない3人だった。相当不満が溜まっていたようで、よく奴隷商人が役人達に愚痴っていたそうな。

 無理に追い出す訳では無い、本人の意思を尊重しよう。




「では早速、城壁作りですね。ヒシャ、『たてるくんハイパー』で城壁作成を頼む」

「畏まりました」

 ヒシャと、たてるくんハイパー達を見送る。

 ここ最近、あっちこっちで建設ラッシュしていたから、『たてるくんシリーズ』を追加で2セット購入したので、3倍のスピードで作業できる。


 今日は、カクにも来てもらい、1階層を『かいたいくん』でどんどん壊し、『たてるくん』で新たに住宅地を建てていく。

 新規の囚人さん達は、あんぐり顔で眺めていた。

 ピノ達サポートタイプには2階層出口近くに『レイズドベッド』を使い、巨大な食の木農園を作り、塀で囲っている。

 目の前に安心出来るモノを一部見せる事で、不安を軽減させる為だ。



「では次に、商売の話といたしましょうか。まず、ダミーの建物は確保出来ましたか?」

 お頭達の故郷に新たな『楽園』への扉を繋げる事になっている。

「問題無いぜ。もしウチの一族にバレると、何か買わせろって五月蝿くなるのは確実だからそうなった時は勘弁な」

 街の名前はパルス。商人の街で通称『山賊村』だ。気になる街だ。

「ではそこに『楽園』と繋げる鍵を渡しますので、皆さんを登録しときますね」

「あと、取り扱いの商品に枠に粉ミルクなどの商品追加を頼むぜ。それと、アースの本店を見てみたい」

 その言葉に皆さん目がギラリと光る。


「酷いじゃないかよ〜。俺の方が付き合いが長いのに、グラミスの方が先に本店に呼ばれるなんて」

 グラデールが先にグラミスさんを本店に案内した事を拗ねている。

 身内同士で自慢しあってるようだ。


「いや〜、ここでのことは内緒でしょうが」

「そうだけどよう、グラミスんとこのやつらが自慢して来てよう」

 どうやら、若手達が嬉しそうに自慢してたようだ。

「分かりましたよ。ちびっ子が駆け回ってますが宜しければご招待しますよ。お頭の所とお役人さん所は交代でお願いします。多分、来たら帰らなくなりそうだから、一回の乗船は8の鐘から翌日の8の鐘までとしますね」

 間違いなくグラデール達はすぐにでもやって来るだろう。3人組の商人さん達もだけどな。


「噂の空飛ぶアース商会の本店か!帰らないとどうなるんだ?」

「時間になると強制的に乗船した場所に降ろされるだけですよ。あと案内できないかしれませんので先に伝えておきますが、ここのガラポンのコインでも買い物できますが、普通に共通貨幣でも出来ます。食事はビュッフェですので無料です」

「「「「スゲ〜な〜!」」」

「船の居場所は現在マリトル王都のルグナルですので、上空から『グランドモール』と『妖精の楽園』が見えます」

 一通りの説明を終え、本日の分と明日の分の乗船チケットを渡して乗り方など説明をしておく。



 ガラポン大会終了時には立派な城壁で囲われており、1階層も綺麗な街並みに生まれ変わっていた。

 部屋の金額や部屋割りはお頭達にお任せする。

 ベッドや椅子や机などは随時渡す事にするが、居残る独立賛成者から配布される事となった。

 まだ始まったばかりだ。細かい事はこちらの住人達に采配はお任せしよう。


 ガラポン大会後、どこからか聞きつけたのか、今度は生まれ変わった街並みを見学しに来たらしく、すごい人混みになっていた。


 どこにこんなに隠れていたんだと、新しい囚人さん達は更に驚いていた。そりゃ驚くわな。およそ3000名だ。

 新規でやって来た人数より多いんだからな。

 新旧合わせてざっと5000名だ。

 生まれ変わった街並みと、物件の内覧会が勝手に始まっていた。



 その頃、グラデール達は乗船し、はっちゃけていた。まあ、いつも通りの光景だったね。

 皆んな乗船後は、みんなはっちゃける。

 お役人さん達とお頭だけは大人ですね。ビュッフェで酒を飲む時以外はですが。


 ちびっ子隊はオススメなど商人さん達に紹介しており、グラデール達もオススメエリアなどをちびっ子隊に聞いていた。ちびっ子隊はすでに船内をモーラしており俺より詳しい。


 家族連れ出し用の移動用の馬車を4台とマジックバッグをセットで渡す。

「では、予定通りにお願いします」

 こうして、着々と計画が進められて行く。


 後、約束通りに


 ユイル・モーニアへの殺害行為を許しますか?

 ハーデル・フォルバ・デンディ  YES


 グリムモア王国への本格的な嫌がらせ計画を開始する。

引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 【更新スケジュール】

 2026年12月までは土曜日 17時30分

★★★★★★★★★★★★★★★★★★

無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 21時に更新★

『ただの猫に転生しました。〜お気楽猫はご近所のスーパーと異世界ダンジョンを駆け回る〜』(猫が主人公)も宜しければお楽しみくださいませ。


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